(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月27日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  197 1/2 - 97 3/4  198 1/2  195 3/4  196  -3 3/4  38883  -15977 
01 JUL  205 3/4 - 06 1/4  206 1/2  204  204 1/4  -3 1/2  203876  +8942 
01 SEP  213 3/4 - 14  214 3/4  212  212 1/4  -3 3/4  50728  +1419 
01 NOV    219 1/2  219 1/2  219 1/2  -3 3/4  99   
01 DEC  225  225 1/4  222 1/2  223  -3 1/2  121503  -199 
02 MAR  234 - 34 1/4  234 1/2  232 1/2  233  -3 1/4  193   
            445130  -5426 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  426 1/2 - 27  428  421 1/2  422 3/4  -6  17674  -8197 
01 JUL  429 - 29 1/2  430 3/4  425 3/4  427 3/4  -3 3/4  74342  +944 
01 AUG  428 - 28 1/2  429 1/2  425 3/4  427  -3 1/2  10757  +483 
01 SEP  423 - 24  425  420 1/4  422  -3 1/4  7596  +164 
02 NOV  426 3 /4- 27  429 1/2  424  426 1/4  -3 1/2  35198  -115 
02 JAN  438  439  434 1/2  436 1/4  -3 1/4  3176  +87 
            151800  -6626 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15240  -160  MAY  1468  -16  MAY  264 3/4  -5  123.72 - 124.13 
JUL  14940  -110  JUL  1501  -17  JUL  276 1/4  -5   
AUG  14720  -110  AUG  1517  -14  SEP  286 3/4  -5   
SEP  14440  -110  SEP  1531  -15  DEC  302  -5 1/4 

 

 

本日の相場の動き

 

旱魃予想に翳り。

昨日まで買いの原動力であった投機筋が売りに転じた。今週は作付けが順調であったとの見方から、来週月曜日の進捗報告を嫌気した。また、来週中西部の気温は平年比20度近く高くなると予想されていたが、それほどでもないという予報も出始め、買い注文は行き場を失った。受け渡し開始前に買い持ち整理も進んだ。(特に大豆の5月現在は顕著で、最安値は約定安値に並んだ。)日本のゴールデンウィークに加え、欧州も来週前半が祭日のところが多いなど、取引量が減少することも心理的に作用した。 

本日のファンドの動きは、コーン4,300コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10-12日間にわたり中西部はドライで平年以上の気温となる。マイナーな降雨が所々に見られるが、それもこの期間にベルト全体の約1/3にて0.5インチ以下という軽いもの。ほとんどの地域がこの期間にコーンの作付を終了し、大豆の作付に移れる。遅れるのは最近まとまった降雨があったベルトの北西部に限られる。平年以上の気温は作付されたコーンの発芽と初期生育に恵みとなる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/3-7) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (54)  A/N (0.55/2) 
ベルト東部  A (58)  N (0.55/2) 
デルタ地域  A/N (68)  N (0.79/1) 

降水量の増加は強い材料。気温の上昇は発芽、初期生育のはうってつけで弱い材料。 

 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  4月24日現在  事前予想 
とうもろこし  31,850 SHORT  30,600 SHORT 
大豆  30,081 SHORT  30,900 SHORT 
大豆粕  2,087 LONG  2,800  LONG 
大豆油  12,339 SHORT  12,800 SHORT 

ほぼ予想通りでニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今後一旦の上昇も、さらなる下落への序章。 

「ミネソタ州の作付け遅れ?」そんな遅れなど、昨年西部ベルト全体がドライに覆われ発芽もままならないと言われたことに比べれば、まず問題の範囲が小さいし、(作付作業には今やほんの短い期間で十分であるだけに)生産性への影響も限られている。「夏場の旱魃懸念?」根拠となったのは、春先の異常高気温とNOAAの予報の二つ。春の高い気温をそのまま夏の旱魃の可能性まで持っていくという市場の逞しい想像力は驚嘆に値する。NOAAに至っては、昨年、夏の旱魃予報を最後の最後まで唱え続けたという記憶に残る実績がある。 

では、なぜ今週強い買い意欲が見られたのか。それは投機買いポジションに一旦の整理の必要があったからだ。月末であることか、受け渡し日が迫ったからか、テクニカルに売られ過ぎ感があったからか。いずれにせよ、ここは彼らにとり利益確保のタイミングであったわけだ。投機筋にとってはファンダメンタルズの理由は何でも良かったとしか思えない。というのも、上述のように、市場で祭り上げられた上昇の理由はどの角度から見ても首をかしげたくなるものばかりであるからだ。 

中長期の相場展開を変えるだけの要因をコーンピットは持っていない。月末だけに来週は投機ポジションの整理継続によるさらなる上昇も十分考えられる。ただ、作付け完了が視野に入るその数週間後を想像すると、先物を買い進める気には到底なれない。「買い手市場。」現行農業法の落とし穴は、米国農業を蝕みながら、価格上下幅縮小、そして価格帯低迷という形で顕在化されていく。手取り計算がローンレートを割ってしまった農家は、夏場の旱魃に手を合わせて祈るのみか。7月限180台が中期のターゲット。( F ) 

 

(大豆) 

今日も上げていれば、先週より高値での終了でありやや相場回復という可能性もあったが、やはりダウントレンドの継続を証明してしまった。来週やや降雨予報が増えるかも、という天気予報が、昨日の夏場の旱魃懸念を払拭するというあまりにも現実離れしたことが相場を動かした。いかに材料に乏しいかがわかる。大豆は2週連続で失望させる輸出成約がどう回復するかで、下げの速度が左右されそうだ。 

昨日の上げとファンドのショートポジションを見れば、昨日の高値よりももう少し反発する気配を感じているが、作付が順調に行き始めればいずれ4ドル割れを1度はトライすることになるのではないか。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)