(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  194 1/2 - 94 3/4  199 1/2  193 1/4  199 1/4  +3 1/4  26436  -12447 
01 JUL  202 1/4 - 02 3/4  208  201 1/2  207 1/2  +3 1/4  211851  +7975 
01 SEP  210 1/2 - 11  216  210  215 1/2  +3 1/4  51829  +1101 
01 NOV    222 3/4  222 3/4  222 3/4  +3 1/4  99   
01 DEC  220 3/4 - 21 1/4  227  220  226 1/2  +3 1/2  120871  -632 
02 MAR  231 - 31 1/4  237  230 1/4  236 1/4  +3 1/4  193   
            441882  -3248 

 

大豆     --- やや高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  424 - 24 1/2  438 1/2  421 1/2  434 1/4  +11 1/2  11093  -6581 
01 JUL  427 1/2 - 28 1/2  442 1/2  425  438  +10 1/4  77248  +2906 
01 AUG  427 - 28  441 1/2  423 3/4  437  +10  11395  +638 
01 SEP  423 1/2  434  420  431  +9  7564  -32 
02 NOV  426 1/4 - 27  437 1/2  422 1/2  434 1/2  +8 1/4  35893  +695 
02 JAN  436 - 36 1/2  446  434  444 1/2  +8 1/4  3183  +7 
            149447  -2353 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15640  +400  MAY  1502  +34  MAY  272 3/4  +8  123.47 - 123.72 
JUL  15320  +380  JUL  1529  +28  JUL  283 1/4  +7   
AUG  15050  +330  AUG  1542  +25  SEP  293 1/2  +6 3/4   
SEP  14770  +330  SEP  1556  +25  DEC  308 1/4  +6 1/4 

 

 

本日の相場の動き

 

輸出好調とドライ。急上昇。

コーンは、安値開始後、新穀限月が約定安値更新に失敗したことを契機に投機買いが増加、輸出量増加などのファンダメンタルズ要因も手伝って上昇の一途。週末コーンベルトでは作付けに良好な天候であったことから、本日引け後発表の作付け進捗率に対して警戒感があり、寄り付きは安値となった。しかしながら、ベルト南西部でドライ気味天候から土壌水分に不安があるとの見方、10時に発表された輸出検証高が予想の上限であったこと、大量受け渡しの多くを商業筋がストップしたこと、大豆粕・大豆・小麦・オーツが力強く上伸を続けたことなどに後押しされ、相場は買い一辺倒となった。ただ、欧州・日本が休みのため、取引量は多くなく、売り注文の少なさが最大の上昇要因と言える一日であった。 

大豆は、序盤は方向感の定まらない展開であったが、時間の経過とともに買いの勢いを増した。大豆粕がその現物相場高から先に上昇を始め、大豆も輸出検証高の好調、インディアナ・オハイオ南部を中心とする土壌水分への不安などを背景に、投機筋の買いを集め始めた。先週金曜日のコミットメントで投機筋の売り越しが予想以上に大きいことが確認されたのも、買いの動機になった。本日の大豆三品への投機筋の買いは、大豆粕が火をつけた格好だが、本日受け渡し量がゼロであったことで、大豆粕現物需給逼迫を確認したことになったことが主因であった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの買い越し、大豆5,500コントラクトの買い越し、大豆粕6,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10-12日間にわたり中西部はドライで平年以上の気温となる。マイナーな降雨が2度予報されているが作付の問題にはならない。最初は今週中盤、ベルトの西部を中心に35%の範囲に0.25-1.3インチ。次は来週の中盤にベルト全体の30%の範囲に0.25-1.25インチの降雨量。中西部全体で作付に問題が見られるのはミネソタとサウスダコタの一部にて、総じて言えば順調にコーンの作付は終了して大豆の作付に移れる見込み。 

ブラジル・アルゼンチン 

今後10日間はドライ。降雨はあっても散発的なもので収穫の進捗が見られる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/6-10) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (54)  N (0.55/2) 
ベルト東部  A (58)  N/A (0.55/2) 
デルタ地域  N/A (68)  A (0.79/1) 

東部の雨が少し気がかりも、材料にはなりにくい。 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(4月20-26日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  34,554  28-35 
大豆  11,250  6-12 
小麦  22,417  18-22 

全て予想の上限。 

 

2)進捗率 

 

作付け  4/29現在  先週  昨年  平均 
コーン  28%  10%  45%  28% 
マイロ  18%  15%  22%  20% 

 

3)5月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  2,817  4月18日 
大豆  44  1月31日 
大豆粕  0   
大豆油  4,348  4月27日 
小麦  1,945  4月26日 

コーンは予想より多く弱い材料、大豆は予想より少なく強い材料。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期上昇後の安値局面を予想。 

先週末現在の作付け進捗は全体としては平年並みの28%と発表されたが、ミネソタがなんと0%(昨年63%/平年33%)、アイオワが16%(同57%/26%)、ネブラスカが22%(同36%/23%)と西部ベルトでの大幅遅れが目立った。コーン生産量がそれぞれ全米4位・1位・3位の州であるだけに、明日以降の相場には心理的な買い圧力となる。また、ファンドの売り越しの一旦の整理はテクニカルに見ても続く可能性があり、この月末・月初の上昇局面は否定しない。 

ただ、これはファンドのポジション整理の過程であり、一定の期間をもって終了する。本日の買い材料と言われたインディアナ・オハイオ南部の土壌水分不足観測も、昨年の西部ベルトのドライに比べれば遥かに地域限定的でしかも水分不足が決定的になっている訳ではない。輸出検証高は好調であったが、これが輸出需要の根本的回復を意味すると考える者もいまい。西部ベルトの作付け遅れは当分の話題になるが、大型作付け機械を有する大農家が多いミネソタ・アイオワでは、今後の急速な進捗が大いに期待できるし、天気予報もその予想を支持している。作付けが順調で、輸出がこのままだと、残るのは旧穀のかつてない買い手市場と新穀の豊作期待。相場は再度安値をめざす。( F ) 

 

 

(大豆) 

月末でもあり、受渡の後のショートカバーは予想されたことであり、トレンドの変化と考える必要はない。 

今後10日間の天気予報をみるに、コーンの作付は順調に終了し、大豆の作付に移行できそうだ。アメリカ国内の需要はまだ好調ではあるが、輸出需要が南米産大豆に押されつつあり、強い材料にはもうならない。小動きの中でファンドがポジションをある程度整理できてしまえば、大豆の作付進捗を背景にまだ下落するという絵が描けてしまう。5月に契約新安値を更新する、しかも4ドル割れをトライするというかつて見られなかった展開になる可能性が高い。 

口蹄疫はまだ終息しておらず発生が聞こえて来る。ただ同じ国だけでの発生となっておりちょっと油断して安心していることも否めない。公式に口蹄疫の終息が宣言されるには数ヶ月は必要にて、もし今の弱い地合いに口蹄疫がアメリカで発生とでもなれば、必要以上の下落が容易に想像できる。天候異変がなければ上がらない相場にて、その天候異変が本当に影響を与えるのはあってもまだ先。従い当用買いの継続となる。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)