(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月1日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  199 1/4 - 99 3/4  202 3/4  197 3/4  199 1/4  +0  14490  -11946 
01 JUL  207 1/4 - 08  210 3/4  205 3/4  207 1/2  +0  212334  +282 
01 SEP  215 3/4 - 16  218 3/4  214 1/2  215 1/2  +0  52375  +546 
01 NOV  222  225 1/2  222  223 1/2  +3/4  99   
01 DEC  227 - 27 1/4  230  225  226 3/4  +1/4  119274  -1597 
02 MAR  236 3/4 - 37  240  235 1/4  237 1/4  +1  193   
            430345  -11738 

 

大豆     --- ほぼ変わらずの寄付き、5月限を除きやや安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  433 1/2 - 34  439  432 1/2  436  +1 3/4  7996  -3097 
01 JUL  437 - 38  441 1/2  435 3/4  437 1/4  -3/4  74937  -2311 
01 AUG  436 1/2 - 37  440 1/2  434 3/4  436 1/4  -3/4  11771  +375 
01 SEP  430 - 30 1/2  435  429 1/2  430 3/4  -1/4  7789  +225 
02 NOV  433 1/2  439 1/2  432 1/2  433 3/4  -3/4  35780  -113 
02 JAN  443 1/2  448 1/2  442  444  -1/2  3190  +7 
            144542  -4906 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15620  -20  MAY  1492  -10  MAY  271  -1 3/4  121.89 - 122.29 
JUL  15380  +60  JUL  1520  -9  JUL  282  -1 1/4   
AUG  15140  +90  AUG  1535  -7  SEP  292  -1 1/2   
SEP  14840  +70  SEP  1551  -5  DEC  307 1/2  -3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

新材料に欠け、小幅の値動き。

コーンは、取引量が少なく、小麦や大豆などの動きに合わせる主体性のない動きに終始。小麦・大豆の上昇と一部ファンドの買いにより3セント高の場面もあったが続かず、前日引け値付近で終了した。先週末段階の作付けペースは西部ベルトの遅れが目立つものの、全体では平年並みが確認され、土壌水分不足が懸念されたオハイオ・インディアナ南部で来週は雨の気配が見えたことで、相場は落ち着いた動きとなった。 

大豆は、一時大豆粕が引っ張る場面もあったが、終盤に売りが入りまだら模様の引けとなった。取引量は少なかった。大豆・大豆粕の期近現物逼迫感が期近限月高引けを演出した。本格作付けに入る前だけに天候プレミアムを付そうとする場面があり、小麦や大豆粕の上伸とともに大豆は一時前日比7セント強も高値となったが、小麦に売りが入り始めると大豆も失速、急速に値を戻した。 

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの買い越し、大豆100コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日のアイオワ州の雨は今週中西部ベルトで継続することになる。したがって、西部ベルトでの作付け作業遅れは大きく改善されないであろうが、一方東部ベルトは急ピッチで進むと見られ、全体としての平年並みの進捗ペースは保たれる。乾燥が心配されている東南部ベルトでは来週頭の降雨で緩和されると見られる。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/7-11) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (54)  N/A (0.55/2) 
ベルト東部  A (58)  N/A (0.55/2) 
デルタ地域  N (68)  A (0.79/1) 

 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  4月24日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  0.7  -0.1  31.4  0.1  1,389.2  1,421.3 
2000crop  890.6  -6.2  0.0  unch  456.0  1,346.6 

- 大豆 - 

  4月24日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  0.2  unch  11.3  unch  275.4  286.9 
2000crop  157.8  -1.9  0.0  unch  152.4  310.2 

 

 

2)5月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  2,703  4月27日 
大豆  32  2月22日 
大豆粕  0   
大豆油  1,780  4月30日 
小麦  2,975  4月30日 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

「作付期真っ只中に歴史的安値。」

残りのゴールデンウィークを相場のことを気にしないで過ごすには、冒頭のような現況の穀物相場は少々きな臭すぎる。@コーン・大豆の投機筋による大量売り越し、A季節はずれの安値、B第一次天候相場期、C西部ベルトの大幅作付け遅れ、Dインディアナ州の一部地域の130年ぶりの乾燥状態、等の事実を考慮すれば、休み中と言えども相場が気になって当然である。先週火曜日以降引け値はすでに上昇傾向に入ったように見え、常識的な判断では今後の急騰の兆しと言えなくもない。そう、穀物相場はファンダメンタルズから言えば、「極限まで乾燥した板の上で花火をしているようなもの」と言える。 

と書いたのはGWの恩恵にあずかれない筆者のやっかみからである。上記は現在の相場の平均的な考え方であり、ここ数日の動きで「相場は底を打った。」と判断する分析家は多い。確かに本稿も今後しばらくの堅調相場を予想する。しかし、その根拠となる天候不安による作付け遅れの可能性は、以前から説明しているように結果として杞憂に終わる可能性がきわめて高い。したがって「天候悪化からの作付け遅れ→生産性低下」を前提とする(あるいは過度に考慮する)相場予想は今のところできない。順調な作付けに構造的な買い手市場。買い急ぐ理由は見当たらない。ゴールデンウィーク中は相場を気にせずゆっくりと休むべき。 ( F ) 

 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)