(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月7日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  202 1/2  203  199 1/2  200 3/4  -2  5862  -1067 
01 JUL  209 - 09 3/4  210 3/4  206 1/2  208  -2  209787  -4380 
01 SEP  217 1/4 - 17 3/4  218 1/2  216 3/4  216  -2  53665  +690 
01 NOV    223 1/2  223 1/2  223 1/2  -2 1/2  99   
01 DEC  229 - 29 1/4  230  225 3/4  227  -2 1/4  118225  +720 
02 MAR  239 1/4  240  236 3/4  237 3/4  -1 3/4  193   
            420104  -3617 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  443 1/2 - 44 1/2  446  439 1/4  441 1/2  -3  3087  -744 
01 JUL  439 1/2 - 40  442 1/4  435  437 3/4  -4 1/2  68376  -1321 
01 AUG  436 1/2 - 37  438 1/2  431 3/4  434  -4 3/4  12858  -91 
01 SEP  430 - 30 1/2  431  425 1/2  427  -6  8006  -29 
02 NOV  432 - 32 1/2  434 1/2  428  429 1/2  -6 3/4  36311  +59 
02 JAN  443  443  438  439  -6 1/2  3276  -42 
            135180  -2136 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16080  -60  MAY  1460  -1  MAY  259 1/2  -4 1/2   
JUL  15680  -160  JUL  1487  +0  JUL  269 1/4  -4 1/2   
AUG  15300  -190  AUG  1502  +0  SEP  279 3/4  -4 3/4   
SEP  14860  -260  SEP  1516  +0  DEC  295 1/2  -3 3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

静かな取引、相場はスリップ。

天候と作付けの進捗が注目を集めたが、売買注文量へはつながらず、だらだらと下落した。 

穀物相場は、上昇局面がないまま終了した。かと言って、売り注文が目立ったかと言うとそうでもなく、力なく推移した。今週木曜日にUSDAの発表があることも、慎重な注文量に影響したと見られる。ドライの懸念があった一部の東部ベルト(インディアナ南部が中心)で集中的な雨の予報となったことが、本日の安値傾向の背骨となった。ミネソタなど逆に水分過多で作付けが遅れているところで先週末雨が続いたことも話題となったが、コーンの全体の作付けは平年以上の速度で進んでいると見られたことから、東部ベルトの雨予報の方が要因となりえた。大豆には、作付け面積増の要因になるとして、ウェット自体が弱材料と作用した。輸出検証高がコーン・大豆ともに振るわず、軟調相場に追い討ちをかけた。 

コーンは他にも、中国が輸出入札をするとの噂が先週より続いており、買いの手を鈍らせる原因となった。また、天候分析家のテイラー氏が今年の新穀コーン生産イールドを142と史上最高レベルを予想したことも心理的作用はあった。 

大豆は一時大豆油が約定安値、インドの食用油輸入制限措置などが影響した模様。昨週大豆上昇を引っ張った大豆粕は、欧州の肉骨粉使用禁止が少なくとも今年一杯続くことが報じられたにもかかわらず、本日は安値。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末、西部ベルトは55%の範囲に、東部ベルトは20%の範囲に0.25-1.25インチ、所により2-3インチの降雨量となった。今後7日間はまとまった降雨予報はでていないが、軽いシャワーがベルト全体の75-80%の範囲に見られる。降雨量は0.3-1.5インチ。気温は平年並。この降雨はドライ気味であった東部ベルトのk-ンには恵み。西部ベルトの一部、北西部アイオワ、東部ネブラスカ、南部ミネソタではコーンの作付遅れが懸念される。来週もややウエットパターンとなっており、大豆の作付もやや遅れそうな見込み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/13-17) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N/A (60)  A/N(0.63/2) 
ベルト東部  N (63)  N (0.63/2) 
デルタ地域  A (72)  B (0.76/1) 

西部ベルトでの多目の降雨予報が気になる。やや強い材料。 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(4月27-5月03日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  29,422  28-35 
大豆  5,375  6-11 
小麦  24,607  17-23 

大豆は失望。 

 

2)進捗率 

 

作付け  5/6現在  先週  昨年  平均 
コーン  58%  28%  74%  52% 
マイロ  27%  18%  26%  24% 
大豆  20%  N/A  29%  12% 

予想よりも早く、明日の弱い材料。 

 

発芽率  5/6現在  先週  昨年  平均 
コーン  20%  N/A  27%  N/A 

 

1) コミットメントオブトレーダーズ(オプション付き)報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  5月1日現在  事前予想 
とうもろこし  50,317 SHORT  64,500 SHORT 
大豆  24,027 SHORT  21,000 SHORT 
大豆粕  1,051 LONG  0 
大豆油  22,010 SHORT  23,000 SHORT 

コーンは予想よりショートが少なくやや弱い材料。大豆は予想よりショートが大きくやや強い材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

作付の進捗はマーケットの予想よりは早い進捗であったが、ここ2,3年の傾向から判断すれば予想通りの進捗といえる。すなわち、多少の降雨の影響があっても、今までよりも短い時間で作付が可能になっていることを示している。恐らくこのまま順調に作付は終了することになる。巷ではネブラスカ、アイオワ、ミネソタでの作付遅れが懸念されていた。しかし今日の発表をみるに、アイオワ、ネブラスカのコーン作付は平年並と変らない。ただミネソタでのコーン作付遅れは著しいものであり、今週どれだけ作付されるかが重要。5月中旬を過ぎてしまえば、大豆の作付を考える農家が出てくる。とはいえ広い中西部の中、ミネソタ1州だけに問題がでたとしても相場への影響はたかがしれている。

コーンは結局作付はうまくいった、土壌水分も潤沢、ということが確認されれば安値へと向う。 

大豆はファンドのネットショートも予想よりやや多かったとはいえ、最盛期に比べれば10,000コントラクト程度は減っている。この間約15セント相場は上げた。それに比べ本日のファンドは2,000コントラクト程度のネットショートであったと考えられるが、5セント以上の下落を見せた。単純計算とはいかないが、再度ファンドがショートを積重ねると、今までの上げた分以上に下落をみせる可能性が高い。(N) 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)