(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月9日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、前日と同値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  198  198 1/4  197 1/4  197 3/4  +0  4359  -902 
01 JUL  205 1/2 - 06  206  204 1/2  205  +0  212236  +297 
01 SEP  213 1/2  213 1/2  212 1/2  212 3/4  +0  54912  +615 
01 NOV    220 1/2  220 1/2  220 1/2  +0  100  +1 
01 DEC  224 3/4 - 25 1/4  224 3/4  223 1/4  224  +0  119211  -219 
02 MAR  235 1/4 - 35 1/2  235 1/2  234 1/2  234 3/4  +0  193   
            425030  +1060 

 

大豆     --- やや高値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  448 - 48 1/2  448 1/2  445 1/2  447 1/2  +0  2207  -482 
01 JUL  441 - 42  442  438  439 1/2  -1  67273  -2343 
01 AUG  437 1/2 - 38  438  434 1/4  435 1/2  -1  12712  -41 
01 SEP  429 1/2  430 1/2  426  427 1/2  -1  7900  -131 
02 NOV  431 1/2 - 31 3/4  433 1/2  428 1/2  429 3/4  -3/4  36107  -46 
02 JAN  440 1/2  442 3/4  439  439  -1  3283  +2 
            132766  -3038 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16020  +90  MAY  1459  -25  MAY  257  -3/4  121.68 - 122.20 
JUL  15630  +60  JUL  1483  -26  JUL  265 3/4  -1   
AUG  15270  +30  AUG  1500  -23  SEP  276 1/2  -1 3/4   
SEP  14870  +70  SEP  1514  -23  DEC  291 3/4  -1 

 

 

本日の相場の動き

 

USDA需給報告待ち。

2001/02年度需給が初めて出る明日のUSDA報告を前に、相場は立ち止まった。 

コーンは、狭い範囲で上下を繰り返し、挙句の果てにほぼ全限月が前日同値で引けた。西部ベルトは6-10日予報で雨がちが続くという、支持材料になり得る内容であったが、ドル高や少ない輸出成約量予想(45万〜60万トン)も作用し、もはや相場に方向性を与えられなかった。 

大豆は、少ない取引量ながらも投機筋がどちらかと言えば売り側に立ったため、終値は前日安値。USDA報告に対する警戒感が強く、相場はどちらにも行きにくい展開。ただ、明日発表される01/02年度米国需給では期末在庫量が旧穀以上のレベルになると見られているだけに、買い先行の場面は少なかった。ブラジルの輸出量が4月末現在で昨年比150%と確認されたことも、終値に影響したと考えられる。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10-12日間の前線の動きは早く、3、4個の前線の通過が予報され、その為2、3日おきに各地に軽い降雨をもたらす。各システムによる降雨は30-35%の範囲に0.2-1.2インチ程度。トータルでは75-80%の範囲に0.3インチを越える降雨量となる。気温は今週は平年並だが、来週以降ぐっと冷え込む。ただ霜をもたらすような気温の下げにはならない見込み。 

これらの降雨は中部から東部ベルトにはタイムリーなものとなる。またまとまった降雨にならない為、大豆の作付進捗も進む見込み。まとまった降雨にならないとはいえ、北西部ベルトではコーンの作付遅れが懸念される。一方一旦作付されたコーン、大豆には恵みの雨となる。現在作付遅れが懸念される地域はアイオワ北部と西部、ネブラスカ東部、ミネソタ南部。 

 

予報家ジョンデービス氏今夏の気温予想 

ジョンデービス氏によれば4月の中西部の平均気温は軒並み107年間の観測史上でも10番以内に入るような温暖なものとなったという。特にイリノイは観測史上最高の平均気温となった。ではこの傾向が夏まで続くかというとそうはならないという。一般に過去の歴史を紐解くと、春先の気温が低かった時に、夏の高温を招いているケースが多いという。従い今年の4月の温暖から、今年の夏は平年並か平年並以下の気温になると予報している。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/15-19) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (60)  A (0.63/2) 
ベルト東部  B (63)  A (0.63/2) 
デルタ地域  B (72)  N (0.76/1) 

まだ作付の最中であり、上記予報は作付遅れを連想させやや強材料。 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  5/8/01  5/1/01 
CORN  26  26 
BEANS  36  26 
OIL  32  34 
MEAL  40  34 
WHEAT  19  32 
OATS  21  20 

特にインパクトは見られない。 

 

2)ブラジル輸出成約高(百万トン) 

 

  4/30現在  昨年同時期 
大豆  7.59  5.05 
大豆粕  0.674  0.571 

昨年より早いペースが見て取れる。 

 

2)スミスバーニー需給報告予想 

 

  2000クロップ期末在庫(USDA4月)  2001クロップ生産量予想  2001クロップ期末在庫予想 
コーン  20億ブッシェル(19.51)  95億ブッシェル  15.7億ブッシェル 
大豆  2.9億ブッシェル(3.0)  29.9億ブッシェル  4.25億ブッシェル 

一般の予想平均では、2000クロップの期末在庫は大豆は若干下方修正、コーンはほぼ変らずと見られている。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

明日は需給報告。天候相場に入ってはいるが、とりたてて天候に異変が見られない中、明日の需給報告が短期的に影響を及ぼす可能性は大きい。明日の発表を見たうえでコメントしたい。ただ需給報告前というのにファンドのショートカバーは入らなかった。強気にはまだなれない。

余談ではあるが、昨夕もシカゴでは夕立が見られた。たった30分程度ではあったが、穀物には恵みになったはずだ。これは激しい雨ではなく、ちょうど庭に水を撒いたという程度。したがい表層が満たされたに過ぎず、作付機械が畑に入るには問題はない。考えてみれば日曜日にも、先週の半ばにも同じような通り雨があった。まさに穀物の生育にはうってつけとなっている。このようなパターンがシカゴだけに限ると考えるのは確率からいってもおかしい。他でも同じように恵まれた天候になっているのではないか。もうすぐ農務省から作柄についての週間レポートが出されるようになるが、作付されたコーン・大豆の作柄はかなりいい状態になっていると考えられる。 

下がり続ける相場はなく、どこかで反転をみるであろうが、まだもう少し下げ余地がある。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)