(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月10日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  196 1/4 - 96 1/2  196 1/2  191 1/4  191 1/2  -6 1/4  3676  -683 
01 JUL  202 1/4 - 02 3/4  203  198  198 1/4  -6 3/4  209743  -2493 
01 SEP  210 1/4 - 10 1/2  210 3/4  206  206  -6 3/4  54452  -460 
01 NOV  216 1/4  216 1/4  214  214  -6 1/2  100   
01 DEC  221 1/2 - 21 3/4  221 3/4  217  217 1/4  -6 3/4  120307  -1096 
02 MAR  225 1/2  233  228 1/4  228 1/2  -6 1/4  193   
            422747  -2283 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  445 1/2 - 46  450 1/2  445 1/2  447 1/2  +0  1528  -679 
01 JUL  435 1/2 - 36  442  434 1/2  435  -4 1/2  66509  -764 
01 AUG  431 - 31 1/2  436 1/2  428 3/4  429  -6 1/2  12979  +267 
01 SEP  424 1/2 - 25  427  419 1/2  420 1/4  -7 1/4  7901  +1 
02 NOV  424 1/2 - 25  429 1/2  421 1/2  422 1/4  -7 1/2  36463  +356 
02 JAN  436 - 37  438 1/2  432  432  -7  3371  +88 
            132116  -650 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15890  -130  MAY  1452  -7  MAY  260  +3  122.26 - 122.68 
JUL  15450  -180  JUL  1476  -7  JUL  268 1/2  +2 3/4   
AUG  15080  -190  AUG  1491  -9  SEP  279 1/4  +2 3/4   
SEP  14640  -230  SEP  1506  -8  DEC  294 1/2  +2 3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

USDA報告、コーン・大豆とも新穀に衝撃、下落。

新穀期末在庫が事前予想を大きく超え、新穀を中心に活発に売られた。 

コーンは、安値開始の後、休む間もなく売られた。約定安値更新。USDA需給報告では、米国産新穀の生産量は予想下限であったものの、国内飼料需要量の下落などを背景に、期末在庫が旧穀とほぼ変わらない19億ブッシェル台となったことは、事前予想平均を2億ブッシェル強上回り市場に衝撃を与えた。また、世界需給においても期末在庫が5千万トン増加、中国在庫量の過去10年間分の修正が原因とは言え、心理的に弱材料となった。一方、強材料も存在した。まずは、先週の輸出成約量が90万トン台であったことは、各国で休みが多い週にしては高い数字。NOAAは南部イリノイ・南部インディアナ・東部ミズーリなどで土壌水分不足の兆候が見られると指摘。ただし、これらは強材料として機能する機会を与えられなかった。また、小麦は序盤から激しく買われ、コーン下落の足を引っ張る影響を及ぼしたが、終盤買い注文に限界が見られ、結果としてコーンのさらなる下落につながった。 

大豆は、新穀に対する売りが特に目立ち、新穀は約定安値。USDAによる、過去最高量の新穀生産見込み、その結果期末在庫が旧穀から2億ブッシェル以上増加して5億ブッシェルになったことが、その動きの主因。小麦が少ない冬小麦生産量見込みから上昇していたため支持材料となったが、新穀大豆売りの勢いは消すことができなかった。農家売り不足傾向が著しく、期近現物価格が急騰(バージ相場が期近5〜6セント上昇)したことで、5月限を中心に旧穀はサポートされ、新穀とは一線を画した動きとなった。NOAAが大豆ベルト南部の土壌水分不足を指摘したが、直接相場には影響を与えられなかった。投機筋は、旧穀買い・新穀売りのスプレッドを多用した。 

本日のファンドの動きは、コーン9,000コントラクトの売り越し、大豆1,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10-12日間の前線の動きは早く、3、4個の前線の通過が予報され、その為2、3日おきに各地に軽い降雨をもたらす。各システムによる降雨は30-35%の範囲に0.2-1.2インチ程度。トータルでは80%の範囲に0.3インチを越える降雨量となる。気温は今週は平年並だが、来週以降ぐっと冷え込む。ただ霜をもたらすような気温の下げにはならない見込み。 

これらの降雨は中部から東部ベルトにはタイムリーなものとなる。またまとまった降雨にならない為、大豆の作付進捗も進む見込み。まとまった降雨にならないとはいえ、北西部ベルトではコーンの作付遅れが懸念される。一方一旦作付されたコーン、大豆には恵みの雨となる。現在作付遅れが懸念される地域はアイオワ北部と西部、ネブラスカ東部、ミネソタ南部。 

またNOAAの発表によれば、デルタ地域、イリノイ南部、インディアナ南部、ミズーリー東部で土壌水分が不足している。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/16-20) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N (65)  N (0.71/2) 
ベルト東部  B (68)  N (0.65/2) 
デルタ地域  B (76)  N/A (0.67/1) 

平年並の降水量予報はやや弱い材料。また乾燥気味になってきたデルタでの雨予報もやや弱い材料といえる。 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(5/3の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  922.7  35.7  36,600.3  40,249.1  5,443.9  38.2 
大豆  183.0  38.0  25,443.1  23,570.5  2,110.0  151.3 
小麦  246.9  30.4  26,505.8  26,305.2  2,279.6  360.4 
大豆粕  28.1  -1.2  4,976.8  4,7313.0  604.6  39.2 
大豆油  2.5  0.0  302.9  318.3  8.0  0.0 

コーンは強気、大豆は予想の範囲内。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  646.8  834.5  31,156.4  33,432.3  49,530 
大豆  188.3  238.7  23,333.1  21,794.2  26,940 
小麦  656.1  473.7  24,226.2  23,688.2  29,940 
大豆粕  118.7  142.4  4,372.2  4,037.5  6,120 
大豆油  14.8  1.3  294.9  279.3  640 

 

 

3)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT 

@ USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  2000−2001   2001-2002  
  APR  MAY10  MAY10 
作付面積(百万エーカー)  74.5  74.5  76.7 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  75.6 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.1  38.1  39.5 
       
初期在庫  290  290  295 
生産量  2,770  2,770  2,985 
輸入  3  3  3 
・供給合計  3,063  3,063  3,283 
搾油用  1,590  1,595  1,625 
輸出用  990  990  980 
種子・飼料用  91  91  93 
その他  92  92  85 
・需要合計  2,763  2,768  2,783 
期末在庫  300  295  500 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.45-4.55  4.40  3.90-4.50 

旧穀はほぼ予想通り。搾油量を500万ブッシェル増やした分だけ期末在庫が減少された。新穀は南米との競合から輸出高を減少させた事、世界油糧種子生産の史上最高予想から搾油量の増加も限られたものとなり、5億ブッシェルという予想外の期末在庫となった。 

 

A USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  2000-2001   2001-2002  
  APR  MAY10  MAY10 
作付面積(百万エーカー)  79.5  79.5  76.7 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  69.9 
単収(ブッシェル/エーカー)  137.1  137.1  137.0 
       
初期在庫  1,718  1,718  1,998 
生産量  9,968  9,968  9,575 
輸入  10  7  10 
・供給合計  11,696  11,693  11,583 
飼料用その他  5,825  5,825  5,700 
食用・種子用・工業用  1,970  1,970  2,040 
輸出用  1,950  1,900  1,925 
・需要合計  9,745  9,695  9,665 
期末在庫  1,951  1,998  1,918 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.80-1.90  1.80-1.90  1.65-2.05 

旧穀はほぼ予想通り。新穀は国内飼料需要の予想外の少ない数字から期末在庫がやはり予想より大幅に増加した。 

 

B世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

○コーン 01/02 クロップ 

  生産量  輸出 
中国  125.00  5.00 
アルゼンチン  17.00  11.30 
南アフリカ  9.00  0.65 

 

○大豆 00/01 クロップ 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  26.00 (21.00)  5.50 (5.50) 
ブラジル  36.50 (35.50)  12.70 (12.30) 

        ( )内は前月発表 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

強烈な買い手市場に、新穀期末在庫のダブつきが加わった。もはや天災無くして、相場を2ドル以上に置いておく動機はない。7月限の180台はもちろん、12月限の200以下も視野入り。( F ) 

 

(大豆) 

新穀限月に限るが、ここまで早く契約新安値を更新するとは思わなかった。ただ予想通り5月での安値更新となった。これで弱い材料が全て出たというのであればこの後の反転が考えられるが、まだ作付が2割の段階にて作柄次第で更なる安値があるうる。今後作柄報告でgood/excellentを合わせて70%を越えるような可能性が高いとみている。従いまた弱い材料となり、新穀で一度は4ドル割れを目指す展開を予想する。反転する時期は作柄報告も出され、気の早い豊作期待が織り込まれてから。もちろん天候異変があれば話は別だが、それは6月上旬くらいか。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)