(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月11日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  191 1/4 - 91 1/2  191 1/2  189  189 3/4  -1 3/4  2065  -1611 
01 JUL  197 1/2 - 98  198 1/2  196 3/4  197  -1 1/4  208492  -1251 
01 SEP  205 3/4 - 05 1/2  206 3/4  204 1/2  204 3/4  -1 1/4  55512  +1060 
01 NOV  213  213 1/2  212  212 1/4  -1 3/4  101  +1 
01 DEC  217 1/4 - 17  217 3/4  215 3/4  216  -1 1/4  122714  +2407 
02 MAR  229 1/4 - 29  229 1/4  227 1/4  227 1/2  -1  15940  +283 
            424045  +1298 

 

大豆     --- やや高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  449 1/2 - 49  453 1/2  449  450  +2 1/2  797  -731 
01 JUL  436 1/2 - 36  439 1/2  434  435 3/4  +3/4  65869  -640 
01 AUG  431  432 1/2  428  428 3/4  -1/4  12661  -318 
01 SEP  421  423  418 1/2  420 1/4  +0  8824  +923 
02 NOV  424 - 23  425 3/4  420 1/2  423  +3/4  38818  +2355 
02 JAN  434 1/2 - 35  435  432  432 3/4  +3/4  3401  +30 
            133826  +1710 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16360  +470  MAY  1445  -7  MAY  262 1/2  +2 1/2  122.16 - 122.43 
JUL  15580  +130  JUL  1466  -10  JUL  271 1/4  +2 3/4   
AUG  15180  +100  AUG  1482  -9  SEP  281 1/4  +2   
SEP  1480  +140  SEP  1496  -10  DEC  296 3/4  +2 1/4 
                 

 

 

本日の相場の動き

 

コーンは天気予報から下落、大豆は現物タイトからサポートされる。

コーンは全ての限月で契約新安値を更新した。ドライが懸念されていたベルト南西部に雨予報がでたこと、今週も作付が順調に進んでいると見られたこと、昨日の弱い地合い等を理由に売りが先行した。ただ最近の売られ過ぎから多少警戒感が出ていたこと、小麦・大豆粕が上げていたことがサポートとなり、大きな下げとはならなかった。また中国が月曜日に輸出入札を行うことがアナウンスされるも、FOB価格が102ドルと高く競争力がないことからこれは相場には影響を与えなかった。 

大豆は現物価格の堅調が5月限月を中心に相場を支えた。原料の手当てができずに操業に支障がでている搾油メーカーがいるというニュースも流れた。ミシシッピー川の上流は増水のためまだ閉鎖されていることが、農家売りの少なさとともに、大豆のタイトな状況を作り出している。ブラジルで2件目の口蹄疫が発見されたことも、ライバル国が輸出停滞につながるという発想からとりあえず本日はサポート材料ととられた。しかしながら作付が順調に進んでいるというニュースから上げ幅は限られたものとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆イーブンであったと見られている。 

また来週の月曜日で5月限月は切り落ちとなる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間の前線の動きは早く、3個の前線の通過が予報され、その為2、3日おきに各地に軽い降雨をもたらす。各システムによる降雨は40-45%の範囲。トータルでは80%の範囲に0.4-2.0インチの降雨量となる。降雨の中心は中部ベルトから東部ベルト。気温は西部ベルトは平年並、東部ベルトはやや低い。これらの降雨により、ややドライであった南部ベルト、東部ベルトの土壌水分が随分改善される見込み。引き続き、ネブラスカ東部、アイオア北西部、ミネソタ南部では作付遅れのが懸念されている。 

中国 

冬小麦の生産地でここ3、4週間まとまった降雨が降っておらずドライが懸念されている。来週も降雨予報は出ていない。このままだと中国の冬小麦の生産量予想は下方修正される可能性が高い。ただ生産地域は中東部から南部エリアであり、コーン・大豆の生産地とはややずれている。したがいコーン・大豆の作付、初期生育への影響は今のところ見られていない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/17-21) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N (65)  A/N (0.71/2) 
ベルト東部  B (68)  N/A (0.65/2) 
デルタ地域  B/N (76)  A/N (0.67/1) 

西部ベルトの多めの降雨予報はやや強い材料。東部ベルトとデルタの多めの降雨予報は恵み。 

 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  5月8日現在  事前予想 
とうもろこし  32,689 SHORT  33,000 SHORT 
大豆  20,315 SHORT  18,000 SHORT 
大豆粕  8,124 LONG  6,200  LONG 
大豆油  15,352 SHORT  13,000 SHORT 

ほぼ予想通り。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンはすべての限月で契約新安値を更新した。短期RSIは30を切り売られ過ぎになっており、ちょっと短期的に調整はある。ただファンドのネットショートは史上最高の69,400コントラクトにはまだ25,000コントラクト以上の余裕があり、下げ余地はもう少しある。来週月曜日の作付進捗も西部ベルトを中心にかなりのペースで進んでいると思われる。作付が完了に近づくあと1、2週間は思惑からまだ下げる可能性が高い。反発があるとすればそれから。しかし7月限2ドルを大きく越えるような上昇は、余程の天候異変が見られなければ難しい。

大豆は需給報告のあと、新穀限月は契約新安値を更新したが、それでも短期RSIはまだ40台前半とそれほど売られすぎになっていない。期近の現物価格の高騰さえ収まればまだ下げ余地がある。ファンドは大きなショートポジションだが、史上最高からは10,000コントラクト以上少なくなっている。今週、まとまった降雨により作付が大きく遅れたという地域はそんなに大きくはない。来週月曜日の作付進捗は西部ベルトでも大幅に進んでいるのではないか。弱い材料が全て出揃うまでは、思惑からもう少し下げる。それは作付にめどがたった時、すなわち今月下旬から6月始めまでではなかろうか。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)