(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  191 - 92  196 1/4  191  195 1/2  +5 3/4  1455  -610 
01 JUL  198 1/4- 99  203 1/2  198 1/4  201 3/4  +4 3/4  206933  -1559 
01 SEP  206 3/4 - 07  21 1/2  206 3/4  209 1/2  +4 3/4  55483  -29 
01 NOV  217  218 1/2  217  217 1/4  +5  125  +24 
01 DEC  217 3/4 - 18  222 1/2  217 3/4  221  +5  123460  +746 
02 MAR  229 - 29 1/2  233 3/4  229  232  +4 1/2  196  +2 
            423796  -249 

 

大豆     --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  450  464  450  463  +13  322  -475 
01 JUL  437 1/2 - 39  448  437 1/2  443 1/4  +7 1/2  64827  -1042 
01 AUG  431  442  431  437  +8 1/4  13094  +433 
01 SEP  424 1/2 - 26 1/2  433  424 1/2  428 3/4  +8 1/2  9150  +326 
02 NOV  427 1/2 - 28 1/2  437 1/2  427 1/2  431 1/2  +8 1/2  38956  +138 
02 JAN  438 - 38 1/2  446  438  442  +9 1/4  9150  +35 
            133230  -596 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16280  -80  MAY  1448  +3  MAY  269 1/2  +7  122.90 - 123.33 
JUL  15940  +360  JUL  1473  +7  JUL  278 1/2  +7 1/4   
AUG  15530  +350  AUG  1484  +2  SEP  288 3/4  +7 1/2   
SEP  15130  +350  SEP  1498  +2  DEC  304  +7 1/4 

 

 

本日の相場の動き

 

天気が材料、ファンド買い。

プレーンズのホット&ドライ予報、東部ベルトのドライ懸念からファンドの買いを呼んだ。 

カンザス、ネブラスカ、ダコタといったプレーンズで本日より最高気温が90度台となること、インディアナ、オハイオといった東部ベルトへの週末の降雨量が予報されたよりも少なかったことからファンドの買い出動となった。 

コーン・大豆とも輸出検証高は不振であったが、あまり影響を与えなかった。中国のコーン輸出入札も予想通りの少ない数量に収まったと見られ、相場への影響は殆どなかった。先週までの売られ過ぎと、天候で上げた相場ではあるが、プレーンズのホット&ドライは水分過多で作付が遅れていたベルト北西部には恵みであり、また今週も70-75%の範囲に降雨予報が出されていることから東部ベルトのドライも緩和すると見られ、強気一本槍の相場とはならず、引け間際には値を若干戻すこととなった。 

本日、某大手外商がブラジル大豆を輸入するのでは?という噂が流れたが、当人によってすぐ否定された。ただ期近大豆はそんな噂が出るくらい逼迫している。参考までにこの外商がすぐに噂を否定した背景は、農家からの反発を防ぐ為。この外商は数年前にもブラジル小麦をアメリカに輸入して、農家から強烈なクレームを受けたことがある。 

本日のファンドの動きは、コーン4,500コントラクトの買い越し、大豆5,600コントラクトの買い越しであったと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は東部と南部ベルトの水分が不足気味であった地域は0.3-1.4インチの降雨に恵まれ、水分過多であったベルト北西部はドライで作付が進んだ。ただ事前予報よりも降水量はやや少なかった。今後10日間も前線の活動は活発にて、毎日中西部のどこかではなにがしらの降雨が見られる。トータルでは70-75%の範囲に0.4-1.8インチの降雨予想となっている。気温はマチマチ。例えばオハイオ東部で最高気温予想は60度台であるが、ネブラスカでは90度以上となっている。総じて言えば東部ベルトはややクールだが、西部ベルトは温暖となる見込み。プレーンズでは最高気温が90度以上となる地域もあるが、永続きはしない。 

ベルト北西部では一部にコーンの作付遅れが見られるが、トータルではここまでのコーン・大豆の作付と初期生育は平均以上で順調といえる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/20-24) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (65)  N/B (0.71/2) 
ベルト東部  A (68)  N (0.65/2) 
デルタ地域  A (76)  N (0.67/1) 

西部ベルトの少なめ降雨予報はやや弱い材料。作付の進捗が期待できる。この時期の気温の上昇は極端でないかぎり、初期生育には恵み。 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(5月4-10日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  22,912  28-35 
大豆  7,557  6-10 
小麦  14,094  18-25 

どれも予想の下限か予想以下にて弱い材料。 

 

2)進捗率 

 

作付け  5/13現在  先週  昨年  平均 
コーン  72%  58%  89%  71% 
マイロ  34%  27%  33%  29% 
大豆  37%  20%  54%  26% 

予想通り。ミネソタではコーンが29%(平均81%)、大豆が5%(平均39%)と一州のみ飛び抜けて遅れている。 

 

発芽率  5/13現在  先週  昨年  平均 
コーン  44%  20%  61%  N/A 

 

 

本日のトーメンの意見

 

先週の安値が底値となった可能性がある。

久し振りに天気で上げたが、天気自体はこれ程上げる要因になるようなものではなかった。プレーンズのホット&ドライは短期間しか続かない事が言われており、皆知っていた。週末の東部ベルトの降雨量も少なかったという人もいるが、予想通りという人もいた。しかも今週はまた恵みとなる降雨予報が出ていた。それなのにこの作られたホット&ドライで上げたことが、ファンドがもうこれ以上売りからは勝負しないという意思表示になったと感じている。 

ファンドは一旦ポジションを変えたら3日間は続けるということがよく言われる。明日、明後日とファンドの動向を注視したい。作柄指数が出て来て、豊作期待が織り込まれるまで安値傾向が続くと考えていたが、ファンドの思惑はその一歩先をいった可能性がある。ヘッジの意味から、明日は成り行きで小量でも買いを入れて置く事を勧める。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)