(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年5月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  200 3/4 - 01 1/4  201 3/4  199 3/4  201 1/4  -1/4  202692  -910 
01 SEP  209  209 1/2  207 3/4  209  -1/4  57478  +330 
01 NOV  216 3/4  216 3/4  215 1/2  216 1/4  -1/2  138  +13 
01 DEC  219 3/4 - 20  220 1/2  218 3/4  220 1/4  +0  126481  +1404 
02 MAR  223 1/2  231 1/2  230 1/2  231 1/2  +0  214   
02 MAY  231  238 1/2  237 1/2  238 1/4  +1/4  16749  +289 
            424115  +1283 

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  446 1/2 - 47 1/2  452  446 1/2  451  +3 1/2  67412  +2994 
01 AUG  440  446  440  444 3/4  +4 1/4  13076  +4 
01 SEP  429 1/2 - 30  435 1/2  429 1/2  435  +4 1/4  9405  +546 
01 NOV  432 - 33  439  432  438 1/4  +3 3/4  40049  +182 
02 JAN  447  448  445 1/2  448  +4 3/4  3500  +13 
02 MAR  452 - 52 1/2  456 1/2  452  456 1/2  +4  2878  +4 
            137272  3804 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16470  +230  JUL  1478  +19  JUL  275 3/4  +0  122.50 - 123.17 
AUG  15870  +110  AUG  1492  +18  SEP  286  +1/2   
SEP  15400  +130  SEP  1507  +19  DEC  301 1/4  +1/4   
OCT  15190  +120  OCT  1522  +23  MAR  313 1/2  +1/2 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆はファンド買いの継続、コーンはどちらつかず。

大豆は週間輸出成約高が良かったことから再度ファンド買いを呼んだ。またイリノイにある某大手搾油メーカーがストライキで操業できなくなったニュースもサポート要因となった。因みにこのプラントでは1日に大豆3,500トン、コーン2,500トンを消費する能力がある。スパークスが発表した大豆作付面積予想は弱い材料になると思われたが、差程影響はなかった。恵まれた天気予報が出ているため高値は削られたが、安値場面は一瞬にて、ほぼ終日高値圏での取引となった。 

コーンは閑散。週間輸出成約高、スパークスのコーン作付面積予想は強気材料であるものの、理想的な天気が頭を抑えて3日間続けての方向性のない取引となった。またNOAAからベルト南東部でのドライ懸念が発表されたが、この地域はコーンの主産地とはいえないこと、来週まで降雨予報がでていることから差程影響を与えなかった。また月曜日に行われた中国の輸出入札は、新規契約は約20万トン程度にて、残りの40万トンは既契約の値直しであることがニュースで流れ、市場関係者を安心させた。50万トン以上もの成約が、アナウンスされた高値でできたとは誰も考えていなかったもの。コーンは終日動きが鈍く、来週から始まるクロップコンディションレポートを見てからポジションを取りたいという向きが多かったようだ。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの買い越し、大豆粕2,000コントラクトの買い越しであったと見られている。 

 

スパークス作付面積予想 

本日スパークスがコーン・大豆の作付面積予想を出した。それによるとコーンは75.693(百万エーカー)とUSDAの3月(76.693)から100万エーカーの減少予想、大豆は77.497(百万エーカー)とUSDA3月(76.657)から84万エーカーの増加となっている。これはベルト北西部での大豆への作付転換を加味してのものだが、市場予想より転換面積が大きいとして、コーンには強き、大豆には弱きになると考えられた。ただ先週からのベルト北西部のホット&ドライから、スパークスの予想以上にコーン作付が進んでいるという意見も多く、今日の相場にはあまり影響を与えなかった。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

来週中盤までの予報は昨日と変らず。前線の活動は活発にて来週半ばまでに75%の範囲に0.4-1.8インチの降雨予報となっている。今週の気温は平年並以上。特に西部ベルトで高い。週末以降は平年並からやや低めの気温に戻る。 

この前線の活動は来週末にも中西部に降雨をもたらす予報となっている。従いベルト東部、南部で水分不足が懸念される地域は殆ど解消される見込み。現在はイリノイ中部、南部、インディアナ南部でやや水分が足りないが、来週には解消される見込み。また作付の遅れていたベルト北西部には、今週全く雨が降っておらず、一気に作付が進んでいる。 

NOAA週間レポート 

NOAAの週間レポートによれば、今週の散発的な降雨にも拘らず、ベルト南東部のドライ懸念は広がっているという。これは降雨量が平均を下回っているため。懸念されている地域はアーカンソー北西部からケンタッキー、イリノイ南部、インディアナ南部、オハイオ、ミズーリーにかけて。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(5/23-27) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A/N (65)  N/B (0.71/2) 
ベルト東部  B (68)  N/A (0.65/2) 
デルタ地域  A/N (76)  B (0.67/1) 

昨日と様変わり。西部ベルトでは月末まで大豆の作付が続いており、平均以下の降雨はやや弱い材料。東部ベルトはドライ地域が残っており、降雨予報はやはりやや弱い材料。ただこれだけ変る天気予報はあてにならない。 

NWS 30日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (70)  A (4.67/11) 
ベルト東部  Z (72)  Z (4.02/9) 
デルタ地域  Z (79)  Z (3.46/5) 

 

NWS 90日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (70,74,73)  A (11.82/28) 
ベルト東部  Z (72,76,75)  Z (10.81/26) 
デルタ地域  A (79,82,81)  Z (10.39/26) 

30日間予報、90日間予報ともなんとも言い難い。 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(5/10の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  889.5  27.5  37,467.9  41,022.5  5,620.1  65.7 
大豆  339.5  38.0  25,749.1  23,769.5  2,133.1  189.3 
小麦  169.8  238.4  26,640.7  26,342.3  2,098.8  598.8 
大豆粕  151.4  7.3  5,128.2  4,788.1  667.1  46.6 
大豆油  1.0  0.0  303.9  322.1  8.8  0.0 

コーンはレンジの上限、大豆・大豆粕は予想以上で強きと取られた。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  713.3  834.5  31,847.8  34,081.8  48,260 
大豆  316.4  238.7  23,616.0  22,041.1  26,940 
小麦  350.7  473.7  24,541.9  24,116.6  29,940 
大豆粕  89.0  142.4  4,461.1  4,183.2  6,260 
大豆油  0.2  1.3  295.1  280.3  640 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

先週の安値が底値となった可能性がある。

コーンピットは死んだように静かなトレードが2日間続いている。取引量はこの時期の平均の半分程度。大豆ピットが盛況なのと対照的になっている。ウエットなベルト北西部はドライで、ドライなベルト東部と南部には恵みの雨とこれ以上ない理想的な天候に、流石にファンドも少量の売りを出しているが、大勢は静観している。強い材料が出て来るまで我慢しているという雰囲気が強い。大豆が値を上げている事もあり、上値をすぐに諦める展開にはなりにくい。6月積みのプライシングは2ドル割れで進めていきたい。 

大豆は期近7月限が上げムードに入って期先限月を引張っている。取引量も増えており、これは相場が上昇していく時のパターン。チャートでも2度底を確認して、「W」型チャートパターンを描き始めている。また短期移動平均線が中期、長期移動平均線を下から上に抜いており、これも上げのサインとなっている。スパークスの作付面積増加予想や、良好な天候にも拘らずの上げに、ファンドの腰の強さが伺いしれる。期近の買いにはすぐに入っておいた方が無難。 

コーンファンドネットショートは今日現在で約40,000コントラクト、大豆のネットショートは約10,000コントラクト。大豆はイーブンまでは持っていかれると思う。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)