(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年6月1日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 高値寄付き、大幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JUL | 195 - 95 1/2 | 199 1/2 | 195 | 198 3/4 | +6 | 185434 | -3737 |
| 01 SEP | 202 1/2 - 03 1/4 | 20 1/2 | 202 1/2 | 206 3/4 | +6 1/4 | 63839 | +1397 |
| 01 NOV | 213 1/4 | 213 1/4 | 213 1/4 | +5 1/4 | 135 | ||
| 01 DEC | 213 1/2 - 14 | 218 1/2 | 213 1/2 | 217 3/4 | +6 1/4 | 136962 | +3487 |
| 02 MAR | 225 1/4 - 25 3/4 | 230 | 225 1/4 | 229 1/4 | +6 1/4 | 234 | +88 |
| 02 MAY | 232 1/4 | 236 3/4 | 232 1/4 | 236 1/4 | +6 | 20512 | +164 |
| 430193 | +1771 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JUL | 455 1/2 - 46 1/2 | 460 1/2 | 453 | 455 | +4 | 59961 | +212 |
| 01 AUG | 449 - 49 1/2 | 455 1/2 | 447 1/2 | 449 1/2 | +5 1/4 | 15768 | +453 |
| 01 SEP | 438 - 39 | 442 | 435 | 438 1/2 | +7 1/2 | 12718 | +100 |
| 01 NOV | 439 - 39 1/2 | 443 1/2 | 436 | 439 3/4 | +7 1/2 | 45617 | +1292 |
| 02 JAN | 446 | 452 | 445 1/4 | 448 1/2 | +6 3/4 | 5837 | +117 |
| 02 MAR | 452 - 53 | 460 | 452 | 454 | +6 | 4833 | +204 |
| 146353 | +2587 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 16360 | -210 | JUL | 1534 | +33 | JUL | 270 3/4 | +3 3/4 | 118.64 - 119.12 |
| AUG | 15920 | -120 | AUG | 1548 | +33 | SEP | 280 3/4 | +3 3/4 | |
| SEP | 15390 | -80 | SEP | 1563 | +33 | DEC | 295 | +3 | |
| OCT | 15120 | -20 | OCT | 1578 | +35 | MAR | 306 3/4 | +3 1/4 |
| 本日の相場の動き |
中西部の低温予報に焦点。上げる。
少なくとも来週一杯まで続くと見られる中西部での気温の低下が、コーン・大豆の発芽と初期生育の遅れをもたらすとして、強気材料とされた。
大豆は50日間移動平均線を抜いてギャップ高値寄付きしたこともファンドの買いに拍車をかけた。朝方発表の週間輸出成約高は失望であったが、それを無視してのファンドカバーとなった。また中国でドライが続いている事も強気材料とされた。コーンは中国からの輸出余力が少なくなると見られたこと、大豆は更に買付を増やすのではという発想につながった。カナダの麦生産地でのドライ懸念から小麦相場も上げており、コーンにはこれもサポート要因となった。
農家売りが平均以上に見られたこと、昨日に続いての高騰で買われ過ぎ感があったため最高値での引けにはならなかったが、終日強い相場を演出していた。
本日のファンドの動きは、コーン7,000コントラクトの買い越し、大豆6,000コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
5月の中西部の天気を振り返ってみる。全般に雨が多く、場所にもよるが概して平年の2-300%の降雨量であった。また気温は前半は平年よりはるかに高い気温で、後半は平年よりはるかに低い気温となり、通しではほぼ平年並の気温となった。従い5月中旬以降に作付されたコーン・大豆は成長が遅く、今後どのような影響がでるか懸念される。
今後10-13日間はウエットでクールな天気予報。気温は上がっても平年並、下がった時には8-12度平年より低くなる。前線の活動が活発にて、毎日中西部のどこかでは雨が見られる。ただ問題となるような激しい降雨は予報されていない。今後10日間のトータルではベルト全体の85%に0.4-2.0インチの降雨予報となっている。
過去2週間と今後10日間に渡る気温の低下がどのような悪影響を穀物に及ぼすかが注目される。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日間予報(6/7-11) |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| ベルト西部 | B (70) | N/A (0.78/2) |
| ベルト東部 | B (72) | A (0.67/2) |
| デルタ地域 | B (79) | N/B (0.58/1) |
上記ジョンデービス氏の予報とも一致している。ノーマルでない天候はすべて強い材料とされる。
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告(5/24の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 775.6 | 46.6 | 39,430.1 | 42,704.1 | 6,164.2 | 152.3 |
| 大豆 | 142.6 | -12.6 | 26,006.3 | 24,400.9 | 1,948.7 | 293.2 |
| 小麦 | 50.7 | 510.0 | 26,851.3 | 26,344.8 | 1,546.7 | 1,360.1 |
| 大豆粕 | 237.1 | 2.7 | 5,544.3 | 4,986.7 | 855.2 | 53.2 |
| 大豆油 | -0.2 | 0.0 | 304.1 | 323.3 | 5.4 | 0.0 |
大豆・大豆油は失望、コーンはやや弱気、大豆粕・小麦は強気材料とされた。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 798.0 | 624.2 | 33,265.9 | 35,815.6 | 48,260 |
| 大豆 | 276.3 | 165.3 | 24,057.6 | 22,428.2 | 26,940 |
| 小麦 | 399.6 | 363.1 | 25,304.6 | 25,060.0 | 29,940 |
| 大豆粕 | 76.2 | 151.8 | 4,689.1 | 4,302.5 | 6,260 |
| 大豆油 | 0.6 | 3.0 | 298.7 | 288.6 | 640 |
| 3) コミットメントオブトレーダーズ報告 |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 5月29日現在 | 事前予想 | |
| とうもろこし | 32,111 SHORT | 36,000 SHORT |
| 大豆 | 10,968 SHORT | 10,300 SHORT |
| 大豆粕 | 22,427 LONG | 23,200 LONG |
| 大豆油 | 15,850 SHORT | 12,400 SHORT |
| 本日のトーメンの意見 |
農作物保険というのがある。これはコーンは5/30まで、大豆は6/10までの期限で、もし農家が作付できなかった場合、作付を放棄して代わりに保険をもらうというもの。保険の掛け方にも色々あるらしく一概にはいえないが、該当してしまったらかなりの農家は作付転換や作付遅れではなく、作付放棄を選ぶらしい。もちろん農家にとっては、豊作であれば収穫して売ったほうが実入りがいい。しかし作付が遅れればどの程度単収が落ちるか経験上よく知っており、作付放棄が一般的になっているようだ。今年の場合は特に気温が下がっており、それで作付を諦める農家が増えると見られている。幸い作付遅れはミネソタ、サウスダコタ、ノースダコタの一部であり、それほど大きな作付面積の減少はないと考えられているが、ひょっとしたら6/30の最終作付面積の発表で仰天するような数字が出るかもしれない。
さて2日続けての大相場でトレンドが変ったか?という声が聞かれるが、まだ天候相場の真っ只中でなんとも言えない。クールな気温が穀物の成長を遅らせるのは確か。クールでウエットな気候は、根の張り出しが短く、痩せて貧弱なコーン・大豆を作ってしまう。従い問題が出てくる可能性は上がる。ただ5月前半が異常に暑かったように、2週間先からの天気なんて誰にもまだわからない。ひとたび天気パターンが変ればまた下げる。
チャートから見るに、大豆は今日の高値が天井になっている。サポートラインは月曜日の安値。短期RSIも買われ過ぎとなっていること、ファンドのポジションも今日現在でほぼイーブンになっていることから、この20セントのレンジでの取引が続くのではないか。コーンはもう少し上値余地がある。ファンドもまだ24,000コントラクト程ショートポジションを保持していること、チャート上でも天井までまだ10セント程ある。月曜日のクロップコンディションが悪化していればここからでも買い上がっていくのが無難であるが、そうでなければしばらく様子見でいい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)