(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月11日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  199 1/4 - 99 3/4  201  196 1/2  198 3/4  +1 1/2  164228  -3855 
01 SEP  207 - 07 3/4  208 3/4  204 1/2  206 1/2  +1 1/2  74865  +2852 
01 NOV    213 3/4  213 3/4  213 3/4  +1 3/4  150  +11 
01 DEC  218 - 18 1/4  219 1/2  215 1/4  217 1/4  +1 3/4  139481  +453 
02 MAR  220  231  226 1/2  228 1/2  +1 3/4  234  -5 
02 MAY  230 - 30 1/2  236  233 1/2  235  +1 1/2  21611  +9 
            424630  -327 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  468 - 69  473  465 1/2  471 1/2  +5  59348  +410 
01 AUG  462 1/2 - 63  467 1/2  460  466 1/4  +5 1/2  16319  -174 
01 SEP  452 - 53  458  451  457  +6 1/2  13172  -309 
01 NOV  450 - 50 1/2  455  448  453 3/4  +5 1/4  50349  +112 
02 JAN  458 1/2 - 59  462  456  462  +5  6783  -68 
02 MAR  466  469  463 1/2  468 1/2  +5  6213  +77 
            154535  +1194 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17150  +40  JUL  1558  +49  JUL  261 3/4  -2 1/4  121.71 - 121.99 
AUG  16680  +60  AUG  1574  +49  SEP  273  -1 3/4   
SEP  16190  +160  SEP  1590  +50  DEC  287  -2 1/2   
OCT  15800  +150  OCT  1606  +51  MAR  300  -2 

 

 

本日の相場の動き

 

米国と中国、WTO加盟に合意。

コーンは、2セント以上高値から始まった。背景は中国の今年中のWTO加盟が米国との間で合意に至ったこと、中国でのさらる干ばつ懸念、燃料問題によるエタノール需要増加の可能性などによる。セッション開始直後、あっさりと抵抗線の7月限200を越えるがこのレベルを持ちこたえることはできず、すぐに200割れへ。その後さらに予想の下限となった週間輸出検証高を受けて一旦昨日の終値をも割り込んだ。しかしセッション後半は大豆に引っ張られる形でやや高値を維持した。今日の相場はいくつかのニュースが高値を演出したが、最近のドル高も輸出減少につながると連想され、明日の需給予想発表を前に結局は1セント1/2-3/4の上げに留まった。 

大豆もコーン同様2セントほど高値からスタート。直後に利益確定売りが入り一瞬値を下げたが、上記のニュースと中国米国両方での底硬い現物価格を理由にじり高の展開。セッション半ば、低い週間輸出検証高に反応して一時値を下げたが、明日の発表で強い数字が予想されることから5セント上げての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1500コントラクトの買い越し、大豆4500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部は高温多雨で問題なし。しかし中国は依然危険な状態。

米国中西部 

週末の天気は全体的にはドライで、雨はベルト北西部の一部地域限られた。範囲は30%で0.1-1.0インチで所により2.0インチ。今後3日間この形が持続する。木曜から金曜にかけて西部で雨が広がる。0.25-1.5インチ、所により3.0インチで範囲は65%。ミネソタ、サウスダコタでは最後の作付けが少し遅れることになる。しかし、気温は最高で70度台前半-90度台半ばと暖かく、クロップの成長には適した気候になりそう。 

中国 

週末の雨は南西部に限られた。雨量は0.25-1.0インチ。水曜から金曜にかけて雨は東部に移動するが、問題の地域にはドライが続く。コーンの1/3、大豆の1/4の生産性低下が見込まれる。6-10日間は雨が増える可能性あるが、雨がまばらなうちはクロップロスが増えることになる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/17-21) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N (70)  A (0.78/2) 
ベルト東部  A (72)  A (0.67/2) 
デルタ地域  A (79)  A (0.58/1) 

降水量予想が増加。しかし高気温でもあるため問題なし。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(6月1-7日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  23,191  22-30 
大豆  7,166  7-12 
小麦  16,092  15-20 

いずれも予想下限の数字。弱材料。 

 

2)進捗率 

 

作付け  6/10現在  先週  昨年  平均 
マイロ  78%  70%  84%  75% 
大豆  86%  80%  93%  84% 

ニュートラル。 

 

発芽率  6/10現在  先週  昨年  平均 
コーン  96%  90%  99%  N/A 
大豆  72%  59%  86%  N/A 

予想の範囲内。ミネソタでもコーンが95%(先週79%)、大豆が61%(先週36%)と回復。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  今週の指数  先週の指数  昨年 
コーン  1%  7%  30%  51%  11%  98.3  99.3  103.8 
大豆  2%  9%  34%  47%  8%  97.5  98.0  102.3 

先週までのクール&ウェットな気候から予想されていたよりは下げ幅が小さかった。やや弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

とりあえず米国-中国間でWTO加盟は合意に達した。28日のWTO会議で了承されれば11月には実現する。今年中の加盟は難しいと思われていただけにマーケットへの影響は大きかった。逆に、カリフォルニアでの燃料供給問題に関してかの地の知り合いに聞いたところ、すでに数週間前から話題になっていたことであり、今後すぐにどうこうなるというものではないとのこと。政府からの正式発表は明日に予定されている。 

本日は上記新規材料が相場を上げたが、輸出もかんばしくなく需給予想では在庫増が見込まれ、先週までのクール&ウェットにも関わらず作柄進捗はそれほど悪化しなかった。先週末からの温暖な気候を折り込んでいないとすれば今後の作柄良化は当然だろう。 

短期的な下値余地は十分ある。(M) 

 

(大豆) 

ファンドのポジションが変わった。本日終了時点で大豆はショートから転じて3000-5000コントラクトのロングとなった。中西部の気候好転にも関わらず、である。チャート的にも昨年12月から続いていた下げのトレンドラインを6月になって以降上回っている。 

このファンドのトレンド変化には十分な注意が必要だ。 

明日の需給予測では、輸出増(5-10mil/bus)と搾油需要増(10-15mil/bus)から期末在庫は265-275mil/busに減少すると見られている(前回予測295mil/bus)。これ自体がどうかということもあるが、搾油のペースはすでに4月時点の予測より4-5%速いペースであり、このペースで行けばさらに年間20mil/busの需要増となる。(M) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)