(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月12日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまちの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  198 1/4 - 98 3/4  199 3/4  196 1/4  197 1/4  -1 1/2  160799  -3429 
01 SEP  206 1/4 - 06 3/4  207 3/4  204  205  -1 1/2  77858  +2993 
01 NOV  212 1/2  214  212  212  -1 3/4  150  +1347 
01 DEC  217 - 17 1/2  218 1/2  214 1/2  215 3/4  -1 1/2  140828  +5 
02 MAR  228 1/4 - 28 1/2  229 1/2  226  227  -1 1/2  239  +770 
02 MAY  234 1/4  235 3/4  233  233 3/4  -1 1/4  22381  -18 
            426425  +1615 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  472 - 73 1/2  475 3/4  468  473 3/4  +2 1/4  60372  +1024 
01 AUG  468 - 68 1/2  470 1/2  463 1/2  469  +2 3/4  16449  +130 
01 SEP  460  462  454 1/2  459 1/4  +2 1/4  13174  +2 
01 NOV  455 1/2 - 56  459  451  457  +3 1/4  51199  +850 
02 JAN  462 - 62 1/2  465 1/2  462  464  +2  6889  +106 
02 MAR  468 1/2 - 69  473  467 1/2  471 3/4  +3 1/4  6482  +269 
            157032  +2502 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17260  +110  JUL  1552  -6  JUL  263 1/4  +1 1/2  121.61 - 121.94 
AUG  16810  +130  AUG  1565  -9  SEP  274 1/4  +1 1/4   
SEP  16380  +190  SEP  1580  -10  DEC  289 1/2  +2 1/2   
OCT  15970  +170  OCT  1596  -10  MAR  301 3/4  +1 3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

ニュートラルな発表にマーケットは薄商内。

コーンは、需給報告をニュートラルと見て昨日と変わらずの寄り付き。しかし中国の生産量と輸出量の減少はWTO加盟によって相場を底硬くさせると見られやや上昇。本日、環境保全局が正式にカリフォルニアが起こしているガソリン製品への酸素混入量規定の適用免除申請を却下したことも作用したが、これはすでに折り込み済みとされ大きな要因にはならなかった。その後、中西部の天気に問題が見られないことから下げ始め、結局マーケットのほとんどを昨日より安値で推移した。今日もやはり7月限200の壁にはね返された格好。 

大豆は、若干上げた夜間取引の流れを受けて高値スタート。が、すぐに利食い売りと需給報告をほぼ予想通りとした「Sell the Fact」で下げた。午前中は現物売りとミシシッピ-川の水位改善から相場は抑えられた。しかし、世界の需要が旧穀年度の16,050万トンに比べ新穀年度は17,026万トンと発表されたこと、中国の天気が依然問題視されることを理由として徐々に上げていった。 

今日の相場とは直接関係ないが、昨日ミシシッピ-川で水位上昇を理由にバージと接触したフローティング・リグ(バージ積み替え施設)が一つ沈んだ。今のところマーケットに与える影響はないと思われる。 

本日のファンドの動きは、コーン1000コントラクトの売り越し、大豆2000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

予報どおりの天気。

米国中西部 

昨日の雨は北部に限られ、雨量は0.25-1.5インチ(所により2.5インチ)で範囲はベルトの20%であった。あと二日北西部ではこの天気が続き、木曜から金曜にベルト全体(65%)へ広がる。週末はドライ。気温は今週いっぱい平年以上となる。北西部の一部で作付け遅れとなるが、全体的には温暖な気温によってクロップの成長を促すことになる。 

中国 

昨日の雨は30%の範囲で0.10-0.25インチ(所により0.5インチ)のみ。今日もドライで、今後の雨は水・木の北部、週末の南部で干ばつ地帯の35%に0.25-1.5インチの予想。しかし気温は依然高く、干ばつ地帯での状態改善は制限的で、生産性低下は免れない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/17-21) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N (72)  A (0.70/2) 
ベルト東部  N/A (74)  A (0.65/2) 
デルタ地域  A (81)  A (0.60/2) 

ほぼ変わらず。 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  2000-2001  2001-2002 
  MAY  JUN12  MAY  JUN12 
作付面積(百万エーカー)  74.5  74.5  76.7  76.7 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  75.6  75.6 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.1  38.1  39.5  39.5 
         
初期在庫  290  290  295  270 
生産量  2,770  2,770  2,985  2,985 
輸入  3  3  3  3 
・供給合計  3,063  3,063  3,283  3,258 
搾油用  1,595  1,615  1,625  1,645 
輸出用  990  995  980  995 
種子・飼料用  91  91  93  93 
その他  92  92  85  85 
・需要合計  2,768  2,793  2,783  2,818 
期末在庫  295  270  500  440 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.40  4.45  3.90-4.50  3.90-4.70 

搾油需要と輸出が増加。旧穀で2000万ブッシェルと500万ブッシェル、新穀で2000万ブッシェルと1500万ブッシェル。新穀での在庫減少はやはりやや強材料。 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  2000-2001  2001-2002 
  MAY  JUN12  MAY  JUN12 
作付面積(百万エーカー)  79.5  79.5  76.7  76.7 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  69.9  69.9 
単収(ブッシェル/エーカー)  137.1  137.1  137.0  137.0 
         
初期在庫  1,718  1,718  1,998  2,048 
生産量  9,968  9,968  9,575  9,575 
輸入  7  7  10  10 
・供給合計  11,693  11,693  11,583  11,633 
飼料用その他  5,825  5,825  5,700  5,700 
食用・種子用・工業用  1,970  1,970  2,040  2,040 
輸出用  1,900  1,850  1,925  2,000 
・需要合計  9,695  9,645  9,665  9,740 
期末在庫  1,998  2,048  1,918  1,893 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.80-1.90  1.80-1.90  1.65-2.05  1.70-2.10 

旧穀の輸出が5000万ブッシェル減少した。これは予想通りであるが、逆に新穀の輸出が7500万ブッシェル増加。これだけなら強材料だが中国の輸出減少と相殺の形。 

B世界の新穀コーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  115.0 (125.0)  3.00 (5.00)   
アルゼンチン  17.0 (17.0)  11.30 (11.30)   
南アフリカ  9.0 (9.0)  1.40 (0.65)   

中国の数字がいずれも減少。今日のハイライトとなった。 

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  26.0(26.0)  6.00 (5.50) 
ブラジル  37.5 (36.5)  13.30 (12.70) 

ブラジルの数字がいずれも増えたがある程度見込まれていたものであった。逆に中国の輸入が100万トン増えて1,150万トンとなったことがやや強材料。 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  6月5日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  0.3  unch  31.6  unch  1,389.4  1,421.3 
2000crop  816.8  -29.5  0.0  unch  569.2  1,386.0 

- 大豆 - 

  6月5日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  0.2  unch  11.4  unch  275.3  286.9 
2000crop  125.8  -6.1  0.0  unch  186.8  312.6 

材料視されず。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

中国のWTO加盟はもちろん強材料だが、その合意内容はまだはっきりしていない。28日のWTO会議までには明らかになる可能性が高いが、何トンに対して何%の輸入関税となるのかが焦点。よって今の相場にその全てが折り込まれたわけではない。 

カリフォルニアでの申請却下も、本来この決定により年間58,000万ガロンのエタノール需要増が予想されるため、その全てが昨日マーケットインしたとも思えない。 

しかし、昨日発表の作柄も予想ほどは悪化せず、来週の数字は今週の天気を好感して良化しそうだ。これに大量の農家持ち在庫が弱材料として相場を抑えている。 

とりあえず目先は6/29の最終作付面積発表を見据えながらの動きとなりそうだ。(M) 

 

(大豆) 

USDAは作付が遅れた年は6月の需給報告から作付面積を変えてくることがあるが、今年程度の遅れでは生産量予想は変えてこなかった。その意味からも本日の発表は予想の範囲内でありインパクトに欠けた。6月末の四半期在庫報告と最終の作付面積レポートまでは天気主導の相場展開となる。チャート上は3度の底を確認したあとの上げであり、契約新安値の更新は遠のいた。ただ短期RSIは軒並み70台を越えており明らかに買われ過ぎになっている。また先週末以降来週までの大部分の中西部の天気は生育にうってつけとなっている。来週のクロップコンディションも改善が期待されている。昨日今日と話しをしたクラッシャーもまだここから慌てて買いに入る状況ではないと判断している。この10日間で40セント上げており、少なくとも半値戻しまでは我慢したい。半値戻しが達せられた時、またその時の天気により買いに入るか更に待つか判断したい。今は待ち。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)