(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月13日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  196 3/4 - 97 1/4  198 3/4  196  196 1/2  -3/4  157502  -3297 
01 SEP  204 1/2 - 05  206 1/2  204  204 1/4  -3/4  80563  +2705 
01 NOV  212 - 12 1/2  213 1/2  211 1/2  211 3/4  -1/4  178  +28 
01 DEC  215 1/2 - 15 3/4  217 1/2  214 3/4  215 1/4  -1/2  140711  -17 
02 MAR  219  228 3/4  226 1/4  226 1/2  -1/2  22399  +18 
02 MAY  227  235  233  233  -3/4  5842  -33 
            426222  -23 

 

大豆     --- ほぼ変らずの寄付き、期近高・期先安の引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  473 - 73 3/4  475 1/2  471  474  +1/4  60104  -268 
01 AUG  468 1/2 - 69  471 1/4  466  467 3/4  -1 1/4  17048  +599 
01 SEP  459 - 60  461  456  458 1/4  -1  13800  +626 
01 NOV  456 1/2 -57  459 1/2  453  455 3/4  -1 1/4  51267  +68 
02 JAN  464 1/2 - 65 1/2  466 1/2  460  461 3/4  -2 1/4  6924  +35 
02 MAR  474  474  467 1/2  468  -3 3/4  6488  +6 
            158185  +1148 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17280  +20  JUL  1544  -8  JUL  262  -1 1/4  121.71 - 122.09 
AUG  16810  +00  AUG  1558  -7  SEP  273 1/4  -1   
SEP  16280  -100  SEP  1574  -6  DEC  289 1/4  -1/4   
OCT  15860  -110  OCT  1589  -7  MAR  300 1/2  -1 1/4 

 

 

本日の相場の動き

 

閑散。上げ切れず、下げ切れず。

コーンは特に閑散。狭いレンジでの薄商いとなった。中国の旱魃が引き続きサポート要因になるも、昨日より降雨予報が広がった事からややインパクトに欠けた。また今週は輸出商談が活発なこと、農家売りが少ないことから現物価格が上げており、これもシカゴ相場のサポート要因となった。中国のWTO加盟、カリフォルニアでのエタノール需要の増加もまだ顔を効かせていた。しかし中西部の向こう10日間の天候が、穀物の生育に適したものであると予報されたことが最終的には強い材料を抑え、やや安値での引けとなった。 

大豆はチャートが強い買いサインを出していたことから引き続きファンドの買いが入った。特に期近は中国の買いに関連すると考えられる商業筋のプライシングタイプの買いが入った事から、期先以上に支えられた。しかしながらコーン同様中西部の天候回復が一番の焦点となり、今までの買われ過ぎ感もあり、若干下げての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルト北西部を中心に35%の範囲に0.25-1.25インチ、所により2.5インチの降雨が見られた。今週金曜日までにも前線が再度通過する。この前線により西部ベルトは80%の範囲に0.4-2.0インチ、所により4インチ、東部ベルトは50%の範囲に0.3-1.3インチの降雨予報となっている。気温は今週中は平年以上、週末に平年並となるがまた来週前半は上昇する。この次の降雨は来週後半。これもベルト全体の75%にまとまった降雨をもたらす予報となっている。 

これらはまだ大豆の作付を試みているベルト北西部の農家にはネガティブな予報となるが、その他大部分の農家にとっては気温の上昇、タイムリーな降雨はまさに恵みといえる。 

中国 

昨日の降雨は散発的。ただ今後7日間の降雨予報確率が昨日よりも増してきた。コーン・大豆ベルト全体の65-70%に0.3-1.5インチの降雨予報となっている。これはドライであった土壌の表層を改善するには役立つが、まだ充分とはいえない。気温は平年並。引き続き同程度の雨が続く事がクロップを正常に保つためには必要。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/19-23) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N/A (72)  A (0.70/2) 
ベルト東部  N/A (74)  A (0.65/2) 
デルタ地域  A (81)  A (0.60/2) 

NWSも気温の上昇と平年以上の降水量予報となっている。大部分の天気予報家の予報も一致しており、穀物の生育には最適といえる。 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  6/12/01  6/5/01 
CORN  21  17 
BEANS  60  43 
OIL  30  27 
MEAL  63  49 
WHEAT  21  20 
OATS  17  21 

オーツ以外は先週より強気に転じてきているのが見て取れる。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

天気が理想的であるにもかかわらず下げ切れない所に一抹の不安はあるが、ここは待ちの姿勢を貫きたい。

コーンで言えば、中国の旱魃も現時点までの状況は相場に織り込まれており、エタノールへの追加需要も織り込まれた。クロップコンディションが発表されてから4週間続けて悪化しているが、これも来週は改善されること間違いない。更に珍しく(?)各天気予報が一致して向こう10日間の気温の程よい上昇と平均以上の降水量予報となっている。天気は水物だが、これが実現すればクロップの状態は著しく良化する。膝丈くらいだったとうもろこしが、環境さえよければ2週間で人の背丈程度まで伸びるのは難しいことではない。 

大豆もしかり。本日ネブラスカ、アイオア、ミネソタ、ウイスコンシン、サウスダコタ、ノースダコタと作付遅れが懸念される地域の農家・大豆サプライヤーに片っ端から状況を聞いてみたが、まだ大豆作付をトライしている農家も多く、思った程作付を諦めていないという印象も受けた。またコーンは種子によって生育日数が決っており、作付遅れは受粉期の遅れ、収穫の遅れと単収の減少につながる可能性が高いが、大豆は作付が遅れても、成長とともに開花・鞘付きが同時進行し、収穫時期を最適な時に調整できるという優れた性質を持っている。従い今年程度の作付遅れは全く気にしなくてもいい。それよりも今後の天候。その意味からも今の6月中下旬の天気予報は理想的といえる。 

農家売りの可能性を考えても、ローン満期がこれからどんどん始まる事、冬小麦の収穫の進捗に伴い、手持ちの大豆・コーンの売りを考えるきっかけになる事など地合いは弱い。7月4日を境に相場が変る事があると良く言われるが、今の天気予報通りになれば、7月4日以降の下げ相場を予想する農家がその前に売りを決意することも考えられる。ここはしばらく待ちたい。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)