(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  195 3/4 - 96 1/4  197  194 1/2  194 3/4  -1 3/4  149565  -7937 
01 SEP  203 3/4 - 04 1/4  205  202 1/2  202 3/4  -1 1/2  85118  +4555 
01 NOV    209 3/4  209 3/4  209 3/4  -2  179  +1 
01 DEC  214 1/2 - 15  215 3/4  213 1/2  213 1/2  -1 3/4  142725  +2014 
02 MAR  225 1/2  227  224 1/2  224 3/4  -1 3/4  22200  +40 
02 MAY  232 1/2  232 3/4  231 1/4  231 1/2  -1 1/2  5975  -199 
            424979  -1243 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  472 - 73  475 1/2  469 1/2  470 3/4  -3 1/4  58727  -1377 
01 AUG  466 - 67 1/2  469 1/2  464 1/4  465  -2 3/4  17393  +345 
01 SEP  456 - 57  459  454  455 1/4  -3  13767  -33 
01 NOV  453 - 53 1/2  456  451  452 1/2  -3 1/4  51497  +230 
02 JAN  460 1/2  463  459  459  -2 3/4  7000  +76 
02 MAR  467  470 1/2  466 1/4  466 3/4  -1 1/4  6800  +312 
            158049  -136 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17130  -150  JUL  1518  -26  JUL  259 1/4  -2 3/4  121.32 - 121.91 
AUG  16680  -130  AUG  1533  -25  SEP  270 3/4  -2 1/2   
SEP  16150  -130  SEP  1550  -24  DEC  285 3/4  -3 1/2   
OCT  15780  -80  OCT  1563  -26  MAR  298 1/2  -2 

 

 

本日の相場の動き

 

中西部、中国の天候回復に焦点。売られる

コーンは引き続き中西部の天候が恵みであること、中国の週末の降雨予報が増加したことが売り材料とされた。寄付き前に発表された週間輸出成約高は予想以上であり、一旦はこれを材料にファンドが買いをしかけたが、買いが続かないとみるや一転して売りに回った。収穫が始まっている小麦相場が弱かったことにも引っ張られた。 

政府機関であるCDC (Centers for Disease Control)からスターリンクがアレルギーを引き起こすことはないという研究報告と、食品用としてもある程度の許容量までは認めるべきとのコメントがなされた。ただこれですぐに日本などが認可するということにはつながらず、強い材料ともとられなかった。 

大豆もコーンにしかり、天候に頭を抑えられた。輸出成約高は好調、チャートも買いサインであったが、高値は一瞬で維持できなかった。ブラジルのレアルが対ドルで2.4と史上最安値に沈んでいることも、ブラジルからの輸出競争力が増えるとみられ、弱い材料とされた。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの売り越し、大豆1,000コントラクトの売り越しと見られている。 

明日のオープニングは朝方の天気予報とスパークスの作付面積予想に左右されると考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルト北西部を中心に35%の範囲に0.25-1.5インチ、所により3-6インチの降雨が見られた。この前線は今日明日と東に移動しながら更に60%の範囲に0.25-1.0インチの降雨をもたらす。週末はドライ。次の降雨は来週後半。ベルト全体の50-60%の範囲に再びまとまった降雨を降らせる予報となっている。今週の気温は平年以上だが週末は平年並に戻る。来週はまた平年以上の予報。 

一部地域では集中豪雨により発芽しない等の被害も聞かれているが、総じてこの気温の上昇とタイムリーな降雨はコーン・大豆の生育には恵みとなる。参考までに中西部の平均的6月の月間トータル降水量は4-5インチとなっている。 

中国 

予報は昨日と変らず。今後7日間にコーン・大豆ベルト全体の65-70%に0.3-1.5インチの降雨予報となっている。これはドライであった土壌の表層を改善するには役立つが、まだ充分とはいえない。気温は平年並。引き続き同程度の雨が続く事がクロップを正常に保つためには必要。この前線は9週間振りにまとまった降雨をもたらすことになる。 

インド 

モンスーンの広がりは順調。穀層地帯に恵みの雨が降っている。昨年のモンスーンが平均以下であっただけに今年は心配されていた。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/20-24) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N (72)  N (0.70/2) 
ベルト東部  N (74)  N/A (0.65/2) 
デルタ地域  N (81)  A (0.60/2) 

ニュートラル。 

NWS 30日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  Z (74)  A (3.74/8) 
ベルト東部  Z (76)  Z (3.82/9) 
デルタ地域  Z (82)  Z (3.72/10) 

殆ど意味のない予報であるが、西部ベルトで平均以上の降水量予報となっており、やや弱気。 

NWS 90日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (74,73,63)  A (10.27/25) 
ベルト東部  Z/B (76,75,66)  Z (9.79/24) 
デルタ地域  Z (82,81,741)  Z (10.15/25) 

クール&ウエットな予報であり、弱気。 

 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(6/7の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,266.3  0.0  41,607.1  44,625.2  7,364.2  152.3 
大豆  286.4  240.0  26,587.5  25,139.2  2,148.4  715.2 
小麦  178.7  0.0  3,230.2  3,910.0  2,939.5  0.0 
大豆粕  86.2  37.4  5,805.0  5,280.1  928.8  102.4 
大豆油  0.0  0.0  306.0  330.7  5.3  0.0 

コーン、大豆は強気。大豆粕、大豆油はニュートラル。小麦は弱気。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  555.3  427.4  34,242.9  37,500.3  46,990 
大豆  85.4  296.2  24,439.1  23,081.5  27,080 
小麦  290.7  517.6  290.7  460.2  27,220 
大豆粕  45.7  141.4  4,876.2  4,440.3  6,620 
大豆油  1.9  0.2  300.7  295.8  680 

 

3)アルゼンチン収穫進捗 

 

  6/8現在  昨年同時期 
コーン  74%  74% 
大豆  92%  81% 

 

本日のトーメンの意見

 

6/29USDA発表の全米在庫数量(6/1時点)に関して、ある分析では以下のように予測している。ご参考まで。

(コーン) 

(単位:百万ブッシェル)  2000  2001  前年比 
3/1時在庫  5,601.9  6,037.4  107.8% 
輸入  5.5  4.0  72.6% 
(供給合計)  (5,607.4)  (6,041.4)  107.7% 
3-5月飼料需要  1,058.5  1,100.0  103.9% 
3-5月食品・種子・工業用  512.0  532.1  103.9% 
3-5月国内消費  1,570.5  1,632.1  103.9% 
3-5月輸出  451.0  455.0  100.9% 
(需要合計)  (2,021.5)  (2,087.1)  103.2% 
6/1時在庫  3,585.9  3,954.2  110.3% 

飼料需要は増加予想。家畜総数が前四半期に比べてこの3-5月で1.1%増えており、3ヶ月で1500万ブッシェルの飼料需要が増えたことが要因。輸出数量は、スターリンクによって需要がスローダウンしたことが影響しダウン。昨年9月から2月までで2億ブッシェル計画を下回った。しかし、メキシコに関しては先頃の1%輸入関税によって6-8月で200万トンに達する可能性がある(2000年実績は年間175.5百万トン)。食品・種子・工業用も前年比2000万ブッシェル増加予想。主に燃料需要を8%増見込んでいるがMTBE規制によるエタノールの増加については将来的に数億ブッシェル増加の可能性があるが、実現には多くの法・規制を克服しなければならない。 

結論として、3,900-4,000百万ブッシェルの範囲ではニュートラル。このレベルでは受粉時期まで7月限が$2.00を越えることはなく、受粉を問題なくクリアすれば12月限$2.00割れにはずみがつく。 

(大豆) 

(単位:百万ブッシェル)  1998/99  1999/00  2000/01 
3/1在庫  1,457.0  1,396.0  1,405.0 
(供給合計)  (1,457.0)  (1,396.0)  (1,405.0) 
搾油用  396.0  374.0  400.0 
輸出  162.0  206.0  224.0 
飼料・種子用  50.0  42.0  52.0 
(3-5月需要計)  (608.0)  (622.0)  (676.0) 
6/1在庫  849.0  774.0  729.0 

搾油は大幅増。ブラジルの電力問題やEUでの狂牛病の影響でUS大豆・大豆粕の人気が高く、搾油の採算が良化しており、3-5月としては過去最高の405百万ブッシェル(97-98)に迫る勢い。輸出も引き続きアジア各国からの需要が高く、過去最高の94/95の209百万ブッシェルを大きく上回る予想で、年間予想もUSDAの995百万ブッシェル以上の1,010百万ブッシェルと見ている。 

00/01の在庫・需要比率予測は9%にすぎず、これは過去最低であった97/98の8%についで過去2番目である。これは価格変動率の高さを意味し、生産量が30億ブッシェルに達しようかという中でのこれほどの比率は過去に例がない。6/29のレポートで幾らかでも生産性が悪化するようなことがあれば、上げ相場を促進させることになるだろう。(M) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)