(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月18日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、まちまち引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  191 - 91 1/2  191 1/2  187 3/4  190 1/2  +0  139826  -4934 
01 SEP  198 1/2 - 99  199 1/4  195 1/2  198 1/4  +0  92845  +4005 
01 NOV  205 1/4  205 1/2  202 3/4  205  -1/2  178  -1 
01 DEC  209 1/4 - 10  210  205 3/4  209  -1/4  149509  +4654 
02 MAR  220 3/4 - 21  221  217 1/4  220 1/2  -1/4  22931  +633 
02 MAY  226 3/4  227 1/2  224  227 1/2  +0  6147  +73 
            431368  +4659 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  462 - 63  464 3/4  458 1/2  464  +5 1/2  54873  -2882 
01 AUG  456 1/2 - 57  458  452 1/2  457 1/2  +5 1/2  17729  +128 
01 SEP  446 - 48  448  443 1/2  447  +4 3/4  14837  +814 
01 NOV  444 - 45  445  440 1/4  444 1/2  +4 3/4  52089  +466 
02 JAN  451  452  447 3/4  452  +3 3/4  7493  +127 
02 MAR  456 1/4  458  455 1/2  458  +4 1/2  6935  +1 
            157144  -1332 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16820  +40  JUL  1494  +16  JUL  1494  +16  122.43 - 123.26 
AUG  16390  +30  AUG  1506  +15  SEP  1506  +15   
SEP  15880  +00  SEP  1523  +11  DEC  1523  +11   
OCT  15570  +20  OCT  1538  +15  MAR  1538  +15 

 

 

本日の相場の動き

 

コーンは、開始直後こそ若干上げたがそれが今日の高値。その後、今日のセッション終了後発表のクロップコンディションが引き続き改善予想であることを理由に下げ始める。しかし週間輸出検証高が予想を上回ったことが下値を制限した。9月限、12月限、3月限は約定新安値をつけ、期近7月限も187.75の約定安値と同値までつけたがそれ以下まで行かないと見るや逆にファンドに買い戻された。結局変わらずの引け。

大豆は、先週の戻し。ユーレックスの高値を受けて始まったが、今週のコーンベルトが温暖多雨で中国の天気も好感されてすぐに下げ戻した。後半は今日NOPAから発表された搾油量が予想の上限であり、週間輸出検証高が予想の範囲だったものの輸出のペースが依然昨年を5.7%上回っていることを材料にして上げた。そしてクロージングにかけてテクニカルに急騰した小麦に追随し今日の最高値圏で引けた。しかし、クロップコンディション発表前であること、天気の先行きへの不安感から相場レンジは制限され金曜の幅を超えなかった。 

明日以降のマーケット材料として2点。アルゼンチンペソが約8%の通貨切り下げというニュースがあった。ブラジルレアルの史上最安値更新とともに米輸出減少、相場安につながる動きだが口蹄疫懸念があるため先行きは不透明。もう一つはEU産肉骨粉(ミートボーンミール)のEU内での飼料への添加禁止期限が6/30に来る。これが延長されるのか否か明日ルクセンブルクで会議が予定されている。 

本日のファンドの動きは、コーン300コントラクトの買い越し、大豆1000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週も雨は多め。週末、雨は北部と東部に限られ雨量も0.25-0.75(所により1.5)インチで範囲は35%であった。今後3日間雨は続き南西部へと移動する。55%の範囲で0.25-1.0(所により2.0)インチの予想。今週後半はドライ。気温は今週通じて平年並みとなる。 

中国 

週末の雨は0.25-1.25(所により3.0)インチで干ばつ懸念がある中央部では40%の範囲であった。今週も干ばつ地域では30%程の雨が見込まれるが、大豆の35%、コーンの25%でドライによる生産性低下となる見通し。しかし、週末により多くの雨が降ったとする予報家もおり、見方が分かれていた。その後今週の雨が朝よりやや多くなり40%の範囲と予報されると弱気要因となった。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/24-28) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (72)  N (0.70/2) 
ベルト東部  A (74)  A (0.65/2) 
デルタ地域  B (81)  N (0.60/2) 

東西コーンベルトで高気温に。生育に良いとして弱材料。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(6月8-14日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  31,765  22-30 
大豆  6,488  7-11 
小麦  17,288  15-20 

コーンは予想を若干上回り強材料。大豆はレンジ内でニュートラル。 

 

2)進捗率 

 

作付け  6/17現在  先週  昨年  平均 
大豆  92%  86%  96%  90% 

 

発芽率  6/17現在  先週  昨年  平均 
大豆  92%  86%  96%  90% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  今週の指数  先週の指数  昨年 
コーン  2%  7%  28%  50%  13%  99.5  98.3  105.8 
大豆  2%  8%  32%  49%  9%  98.8  97.5  103.5 

ほぼ予想通り。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ(オプション付き)報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  6月12日現在  フューチャーズのみ 
とうもろこし  41,629 SHORT  17,504 SHORT 
大豆  3,530 SHORT  7,228 LONG 
大豆粕  20,614 LONG  22,879 LONG 
大豆油  8,429 SHORT  2,257 LONG 

予想の範囲内でニュートラル。 

4) NOPA月間搾油高 
  01MAY  01APR  00MAY 
搾油量(千ブッシェル)  128,611  128,035  120,587 
大豆粕生産量(トン)  3,091,647  3,072,292  2,875,541 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  48.08  47.99  47.69 
大豆粕輸出量(トン)  453,837  504,000  352,763 
大豆油生産量(千ポンド)  1,457,163  1,458,022  1,381,569 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.33  11.39  11.46 
大豆油在庫量(千ポンド)  2,060,452  1,991,145  1,553,824 

搾油量が予想の上限にてやや強気材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

週末イリノイ中部から南部にかけてフィールドサーベイに出かけてきたが、問題は見られなかった。南部は雨が多かったと言われていた地域だけに大豆はまだ発芽したばかりという畑もあり、もう胸まで伸びていたコーンとは対照的であった。しかし話ができた農家(農家歴.35年、58歳)によると、今後の天候次第では例年並のイールドは充分期待できるということにて、そんなに心配はしていないという事であった。

クロップコンディションは予想通りの改善。今週も平年並みから所によっては平年以上の気温に、前線の通過も予報されている。クロップは2週続けての改善が期待される。 

外部要因はいくつか不確定なものがでてきた。アルゼンチンの通貨切り下げ。単純に考えれば輸出競争力が出るため、相場には弱い材料であるが、口蹄疫問題からインドネシアのようにアルゼンチンからの輸入を控えている国も多く、どのような影響がでるかはまだ見極められない。ただアルゼンチンペソにつられて、ブラジルのレアルもまた最安値を更新してしまっている。これは弱い材料。また中国の遺伝子組替え大豆への規制もどのような内容になるかわからず、マーケットでは図りかねている状況。 

余談になるが、ブラジルでは大豆はドル建、コーンはレアル建で取引されることが多い。従い為替のリスクヘッジを考え、新穀の作付は大豆が大幅に増加するという話がでている。ただこれはまだ先での相場要因。今は早い。 

6/29の在庫レポート、最終作付面積レポートまではまだまだ天気が主役。その意味では今日の天気予報も大部分の予報家が恵まれた天候を予報しており、もう一段の下げの可能性が強いと思う。ただ今日の小麦相場のように契約新安値からの反発をみるに、大豆も安全策から今日の安値レベルからの買い下がりを意見としたい。(N) 

*昨日の当ホームページより最新の畑の写真を掲載しています。今後もどんどんリニューアルしていきますので、ご参照いただければ幸いです。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)