(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月21日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  189 1/2 - 90  190 1/4  187 3/4  188 1/4  -2  119985  -6965 
01 SEP  197 1/2 - 97 3/4  198  195 1/2  196  -2  99189  +2114 
01 NOV  203  203 1/4  203  203  -2  183   
01 DEC  207 3/4 - 08 1/4  208 1/2  205 3/4  206 1/4  -2 1/2  160846  +2295 
02 MAR  210  219 1/2  217 1/4  217 1/2  -2 1/2  23843  +693 
02 MAY  218 3/4 - 19  226  224  224  -2 3/4  6357  +131 
            431058  -1642 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  463 1/2 - 64 1/2  466 1/2  459  460 1/4  -5 3/4  49780  -357 
01 AUG  456 - 56 1/2  458 1/4  452 1/4  453 1/2  -4 3/4  19293  +678 
01 SEP  443  446 1/2  441  442 1/2  -3 3/4  14337  -30 
01 NOV  439 - 40  442 1/2  438  440 1/4  -2 1/2  554667  +209 
02 JAN  446 1/2 - 47  450  445 3/4  447 3/4  -2 1/4  7922  +61 
02 MAR  454 1/2  457  454  454 3/4  -2 3/4  7023  +26 
            156626  +682 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16490  -170  JUL  1502  +0  JUL  255 1/4  -3/4  124.08 - 124.42 
AUG  16080  -160  AUG  1517  -2  SEP  266 1/2  +0   
SEP  15650  -140  SEP  1533  -2  DEC  281 3/4  -1   
OCT  15350  -130  OCT  1548  -1  MAR  295  -1/2 

 

 

本日の相場の動き

 

今日も新規材料難、好天気にジリ安。

コーンは、目新しいニュースのない中、昨日の終値よりわずかに安値から始まった。新穀旧穀たして100万トンを越えた週間輸出成約高は好感されたがマーケットを支える力はなかった。今日の天気予報も昨日とかわらず北部ドライ・南部雨を伝えたため終始弱いムードが漂い、約定最安値(7月限187.75、12月限205.75)付近まで値を下げた。政府がエタノール燃料車への優遇措置の草案をまとめたと伝えられたこと、アルゼンチンの00/01年度コーン生産量が15.4百万トンに留まる(USDA予測16百万トン)とのニュースが下値を支えた。 

大豆は、少ない週間輸出成約高に失望し安値寄り付き。発表の数字は今年度最低で、過去4週間平均を74%も下回るものだった。セッション開始直後は商業筋からの買いが若干サポートとなったものの、コーン同様特に問題の見られない中西部の天気の前にジリジリと下げていった。サポート要因は、EUと中国間でWTO加盟を方向付ける合意がなされたこと、ブラジルで金利が1.5%上がりレアルがひさびさに4%反発したこと。 

本日のファンドの動きは、コーン2000コントラクトの売り越し、大豆3000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

予報通りの動き。昨日は再びベルト南西部に25%の範囲で0.25-1.25インチの雨が降った。南部での雨は今日も続き、その後今週末にかけてはドライとなる。次の雨は来週火曜で、北西部に30%の範囲で0.25-1.0インチの予想。気温は平年並みでクロップの生育には良い環境と言える。 

中国 

今週は雨が降るが来週は暑くなる。昨日も満州地方を中心にコーンの25%、大豆の5%の範囲で0.25-1.5インチの雨が降った。この地方は後2日雨が見込まれ、コーンと大豆の50%をカバーする。全体の1/3が依然ドライ懸念が残っているものの少しずつ改善してきている。来週は暑くなることが予想されるので、大豆地域でのストレスを防ぐためにさらなる雨が期待されるところ。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/27-7/1) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (72)  N (0.70/2) 
ベルト東部  A (74)  N/A (0.65/2) 
デルタ地域  N (81)  A (0.60/2) 

高気温となり弱材料。 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(6/14の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  937.7  82.4  42,544.8  45,519.9  7,368.2  234.7 
大豆  54.0  88.3  26,639.8  25,427.9  2,019.9  803.4 
小麦  352.6  0.0  3,581.5  4,431.6  2,843.8  0.0 
大豆粕  82.2  26.2  5,887.3  5,364.1  920.7  128.6 
大豆油  1.0  0.0  307.0  330.4  5.3  0.0 

コーンは予想内ながらやや強気。大豆は弱気。小麦、大豆粕、大豆油はニュートラル。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  933.7  555.3  35,176.6  38,270.3  46,990 
大豆  182.5  85.4  24,619.9  23,286.4  27,080 
小麦  448.3  290.7  737.7  905.5  27,220 
大豆粕  90.4  45.7  4,966.6  4,586.3  6,620 
大豆油  1.0  1.9  301.7  298.5  680 

コーンは若干強気、大豆は弱気な内容。 

 

本日のトーメンの意見

 

依然として恵まれた天気と天気予報、それに輸出成約数量が失望的というなかでもレンジの下限を抜けきれなかった。ここを抜ければ再び契約新安値トライも可能性が出てくるのだが、現状では難しいとみている。弱い材料が出尽くしている感じが否めず、天候相場のリスクを織り込みながら、しばらくは上値リスクの方が大きい。

今日の穀物相場では話題にはなっていなかったが、アメリカ国籍を持つ中国系アメリカ人学生がスパイ容疑で2月から中国で抑留されているというニュースがウォールストリートジャーナル紙で比較的大きく取り上げられていた。台湾の為にスパイ行為をしたという容疑らしいが、外部との接触も許されない状況に、人権問題だと記事では噛み付いている。アメリカは人権問題には敏感であり、マスコミが大きく取り扱えばまたまた中国との関係にも影響が出るかもしれない。そうすれば報復処置でアメリカ大豆の買い付けがしばらくストップするというような事態を見る可能性もあるし、WTO加盟問題にも影響がないとは言い切れずコーン相場にも圧力がかかる。こういう突発要因が出てくれば、一段安の可能性も出てくるのだが。(N) 

 

*写真による週間定点観測ですが本日大豆畑を見つけましたので新たに更新しました。今後も本日の地点から定点観測していきます。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)