(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月22日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまちの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  188 1/4 - 88 3/4  190  187  187 1/4  -1  107580  -12405 
01 SEP  196 1/4 - 96 3/4  197 1/2  195  195 1/4  -3/4  100750  +1561 
01 NOV  202 1/2  203 1/2  202 1/4  202 1/4  -3/4  187  +4 
01 DEC  206 1/4 - 06 1/2  208  205 1/4  205 1/2  -3/4  168272  +7426 
02 MAR  217 3/4 - 18  219 1/2  217  217  -1/2  24700  +757 
02 MAY  224 3/4  226  223 1/2  223 3/4  -1/4  6713  +356 
            429056  -2002 

 

大豆     --- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  460 1/2 - 61  462 1/2  454  454 1/2  -5 3/4  45089  -4691 
01 AUG  454 1/2 - 55  456  447  447 1/4  -6 1/4  19152  -141 
01 SEP  443 3/4 - 44  446  436  436 1/4  -6 1/4  14263  -74 
01 NOV  441 - 41 1/2  443  433  434  -6 1/4  57490  +2823 
02 JAN  449  449  440  440  -7 3/4  7941  +19 
02 MAR  455  455  447 1/2  448 1/4  -6 1/2  7081  +58 
            154748  -1878 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16370  -120  JUL  1494  -8  JUL  251  -4 1/4   
AUG  15920  -160  AUG  1509  -8  SEP  262 1/2  -4   
SEP  15540  -110  SEP  1524  -9  DEC  277 3/4  -4   
OCT  15150  -200  OCT  1538  -10  MAR  290 1/2  -4 1/2 

 

 

本日の相場の動き

 

今日も天気予報に問題なし。

コーンは、まちまちの寄り付き後昨日の流れを受けてすぐに約定安値をトライ。数分で新約定安値更新成功も、週末を前にしたファンドのショートカバーが入り反転した。今週ずっと壁になっていた約定安値を越えたにもかかわらず下げの勢いが得られなかったことは意外だった。来週大きな発表を控えているためか。その後しばらく昨日より高値で推移したが、米中西部が引き続き良い天気とされたこと、来週の作柄進捗が3-4ポイント改善すると見られることから再び約定新安値を更新。日本が米国産以外を志向していた動きが10-12月は米国に回帰するとの噂もありサポート要因にはなったものの、ほぼ今日の底値で引けた。 

大豆は、始まりこそやや高値だったもののそれが今日の最高値。昨日確認された輸出のスローダウン、良好な天気、それにテクニカルなファンド売りが加わり終始弱気ムードがマーケットを占めた。短期的には月曜の作柄発表が2-3ポイント上昇と予想されること、中長期的には中国の遺伝子組み替え作物への輸入政策が不透明なこと、南米の通貨安などが今日も相場を安値に導いた。 

本日のファンドの動きは、コーン2000コントラクトの売り越し、大豆4000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国は変わらず問題なし。中国は週末ドライ、その後雨。

米国中西部 

昨日はベルトの東半分で雨。雨量は予想通りの0.25-1.25インチ、30%の範囲であった。今週末はほぼドライとなりそうで、次の雨は火曜の北西部の見込み。その雨量は0.25-1.0インチで40%の予報。雨は来週後半に南東部を中心に広がる。気温は平年並みでクロップの生育には適している。 

中国 

一昨日同様、昨日もコーンと大豆の25%の範囲に0.25-1.5インチの雨が降った。今日も同程度の雨が40%の範囲で降る予想。今週末から来週前半(5日間)はドライ&ウァーム。次の雨は来週木曜と金曜になりそうで、0.25-1.0インチながら65%の範囲がカバーされそう。来週前半の高気温がクロップにストレスとなるのは確か。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(6/28-7/2) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (72)  N (0.70/2) 
ベルト東部  A (74)  N (0.65/2) 
デルタ地域  N/B (81)  A (0.60/2) 

昨日からほぼ変わらず。 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  6月19日現在  事前予想     
とうもろこし  25,470 SHORT  23,200 SHORT 
大豆  6,963 LONG  7,700 LONG 
大豆粕  24,716 LONG  20,200 LONG 
大豆油  2,770 LONG  1,100 LONG 

ほぼ予想の範囲内でニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値基調継続。 

契約新安値となった日の割には、ずいぶん興の醒める動きであった。というのも、本日コーン相場は自走能力を持たず、大豆と小麦に背中を押されてようやっと最安値の線を踏み出した、かのような消極展開であったからだ。中国で天候がやや悪化したことがコーンにサポート要因になった他は大きな要因に恵まれなかったことがその原因。今後しばらく、天候以外の新規材料に欠けるコーン相場は同様の方向性を示す。つまり、天候をあえて中立的と仮定すると、今後1〜2週間のコーン相場は、在庫・作付意向報告への警戒感にサポートされながらも安値余地の大きい大豆相場に引っ張られ、少しずつ安値を更新していくシナリオである。(大豆の弱さは下記した。)その後、コーンがその消極性を脱するきっかけとなるのは、7月中旬に天候相場を諦めた農家の大型売り。 

当分はじり安傾向、その後一段安。相場の底はまだまだ見えない。 ( F ) 

 

(大豆) 

局面は変わった。 

一連の大豆・大豆粕の力強い上昇局面は転換した。これまで大豆相場を支えたのは、一時期の天候の他は需要の強さである。それも、主に大豆粕需要。米国内の飼料需要の堅調さに加え、輸出需要(特にEU向け)が米国産大豆粕をカタッパシから呑み込んでいたことがその最大要因である。南米からの豊富な大豆粕供給能力でもまかないきれず米国産へ向かった需要は、米国大豆搾油業者に急上昇マージンを謳歌させることになった。しかし、先週あたりから明らかに欧州の大豆粕需要が冷めてきている。南米産の通貨切り下げがきっかけの一つにはなった可能性もあるが、それまで逼迫の一途であった大豆粕現物需給が緩和方向がはっきりしてきた。それとともに、搾油マージンが急落、様相が明確に変わってきた。 

ここ最近の穀物相場の優等生、大豆を支えてきた両輪の一つは崩れた。この現物の動きは、定期市場に今まさに反映されようとしている。他穀物商品比にすると割高となっていた大豆・大豆粕相場はこれから大きく調整局面(大幅安)へと向かう。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)