(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年6月25日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JUL | 185 3/4 - 86 | 186 1/4 | 184 | 184 1/2 | -2 3/4 | 98415 | -9165 |
| 01 SEP | 194 - 94 1/4 | 194 1/4 | 192 | 192 1/2 | -2 3/4 | 101441 | +691 |
| 01 NOV | 199 1/2 | 199 1/2 | 199 | 199 1/4 | -3 | 187 | |
| 01 DEC | 203 3/4 - 04 1/4 | 204 1/4 | 202 1/4 | 203 | -2 1/2 | 175065 | +6793 |
| 02 MAR | 216 | 216 | 214 | 214 1/2 | -2 1/2 | 24931 | +231 |
| 02 MAY | 222 1/4 - 22 1/2 | 222 1/2 | 221 | 221 1/4 | -2 1/2 | 6752 | +39 |
| 427573 | -1483 |
大豆 --- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JUL | 453 - 54 | 454 | 450 | 450 3/4 | -3 3/4 | 40014 | -5075 |
| 01 AUG | 446 1/2 - 47 | 447 | 443 1/4 | 443 3/4 | -3 1/2 | 19628 | +76 |
| 01 SEP | 436 - 37 | 437 | 432 3/4 | 433 | -3 1/4 | 14347 | +84 |
| 01 NOV | 433 - 34 | 434 | 429 | 431 1/4 | -2 3/4 | 59363 | +1873 |
| 02 JAN | 439 - 40 | 440 | 436 | 438 1/4 | -1 3/4 | 7928 | -13 |
| 02 MAR | 446 | 447 | 444 1/2 | 445 1/4 | -3 | 7484 | +403 |
| 152577 | -2171 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 16300 | -70 | JUL | 1475 | -19 | JUL | 245 3/4 | -5 1/4 | 123.81 - 123.99 |
| AUG | 15810 | -110 | AUG | 1490 | -19 | SEP | 256 1/2 | -6 | |
| SEP | 15410 | -130 | SEP | 1505 | -19 | DEC | 272 | -5 3/4 | |
| OCT | 15100 | -50 | OCT | 1519 | -19 | MAR | 285 1/2 | -5 |
| 本日の相場の動き |
中西部で良好な天候継続。
中国で引き続くドライ天候は依然懸念材料であったものの、決め手にはならず。
コーンは、約定安値更新で寄り付いた。そのまま安値を維持、上昇局面はほとんど見られなかった。背景は中西部の天候。先週末は、適度な土壌水分の畑がほど良く高い気温に恵まれるという、生育には理想的な環境となり、また、今後しばらくの予報も同様であったため、売り先行を許した。輸出検証高がやや好調であったこと、中国が依然ドライであることなどが、支持材料と認識されたが、効力は限られた。商業筋からも、いわゆる「買い下がり」が見られたが消極的に過ぎず、相場を引っ張り上げる力には不足した。
大豆は、6月の終値としては最安値。中西部の天候が良好であることに加え、これまで大豆相場を支えた柱の一つである中国の輸入需要の行方に対する不透明感が直接の原因。事前予想上限の輸出検証高が下げ止める役割を果たしたが、流れを変えるには至らなかった。昨金曜日に、機関投資家(投機筋)の比較的大きな大豆・大豆粕買い持ちポジションが確認されたことからも、USDAの在庫・作付意向報告を数日後に控え、相場が警戒感を示したと見られる。
本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末はドライ。今週も穀物には恵まれた天候が続く。次のまとまった降雨は水曜日から来週月曜日にかけて。ベルト全体の65%の範囲に0.3-1.4インチの降雨予報。降雨の中心は南部ベルト。気温は平年並。今後10-13日間の間、中西部に高気圧の張り出しは予報されておらず、コーンの受粉は南部ベルトから順調に始まる見込み。
中国
週末は20%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が見られた程度。今週も散発的な降雨が予報されるのみ。範囲はベルト全体の45%に0.25-1.5インチの降雨量となっている。気温は高い。今年に入ってから3つめの高気圧が張り出し、少なくとも7日間は停滞する。最高気温は90度台から100度台前半。コーンは受粉を控え、単収の低下が更に懸念される。
土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日間予報(7/1-5) |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| ベルト西部 | A (72) | N/B (0.70/2) |
| ベルト東部 | N (74) | N (0.65/2) |
| デルタ地域 | A/N (81) | B/N (0.60/2) |
西部でやや少なめの降雨予報。やや強気。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(6月15-21日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 39,385 | 26-33 |
| 大豆 | 10,425 | 6-10 |
| 小麦 | 15,655 | 16-21 |
コーン・大豆とも強気材料。
| 2)進捗率 |
| 作付け | 6/24現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| 大豆 | 96% | 92% | 97% | 94% |
| 発芽率 | 6/24現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| 大豆 | 91% | 83% | 95% | NA |
| シルキング | 6/24現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| コーン | 4% | NA | 4% | 3% |
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 今週の指数 | 先週の指数 | 昨年 |
| コーン | 1% | 5% | 25% | 54% | 15% | 101.3 | 99.5 | 106.8 |
| 大豆 | 2% | 8% | 30% | 50% | 10% | 99.5 | 98.8 | 102.5 |
コーンは予想以上の回復、大豆は予想の下限の回復。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
下落基調の継続。
USDA報告までに調整買いはあろうが、底値を決定づける動きにはならない。調整買いと言っても、現在の投機筋の売り越しポジション(約33,000コントラクトと見られる)は彼らをさほど神経質にさせる量では無く、また、作付面積も60万〜150万エーカーの減少がすでに予想されているだけに、報告内容も警戒心を大きく煽るには力不足。作柄については、順調に作付けされたコーンが途中気温不足で「もやし」のような状態になり「悪化」とされた時期があったが、この類の作柄は気温の上昇とともに急回復する。それが本日引け後の作柄報告に如実に表れた格好だ。先週までの作柄改善が小幅であっただけに、まだ上昇の余地は大きい。つまり、来週月曜日まで作柄改善予想はさらなる相場抑圧力になっていく。
加えて注目すべきは、「全体的に遅い」と言われていた生育進捗が、本日の4%シルキング報告に見られるように過去5年平均を上回ったことだ。「旱魃が来ない」とは口が裂けても言えない。しかしながら、受粉期にせよ何にせよ、天候状態にクロップが左右される理由の最大要因の一つは、「生育進捗の遅れ」がもたらすものである。その可能性は払拭された。さて、あとは「7月後半以降に雨が降るのかどうか」のみ。ま、この部分は天気予報家にまかせて、我々はそれ以前の下落相場をいかに利するかを考えるべき。( F )
(大豆)
天気次第だが、需要を考えれば長期的には上昇を予想。
大豆のコンディションは2ポイント改善した。思ったほど改善していなかったが、コーンが予想以上に改善していたこと、小麦の収穫も順調であることから目先強気にはなりずらい。ただ7月のジェットストリームは春先までのそれとは違って移り変わりが頻繁になるという。いつまでも順調な天候が続くという保証もない。7/4を境に天候パターンと相場ががらっと変わってしまうことがもしあるとすれば(今年はなさそうだが)、今の安い相場からすれば上昇か?ファンドはこの半年間のだらだらとした相場に嫌気がさしており、何かあれば一旦大きく相場を動かそうという力が働きそうだ。
長期的な展望を見た場合にはまだまだUS大豆に需要が出てきそうだ。
とある南米筋の情報によれば、南米の大豆作付面積は新穀ではそれ程増えないと見られている。大豆価格が安いこともしかり、また穀物全体が安いため、金のかかる新規土地開発もしばらく頓挫しそうだという。EUでのMBMの使用禁止は年内は続くと見られ、引き続きUS産大豆粕に需要が来る。世界的な食用油価格の停滞から菜種、ひまわりの生産は大きく減産すると見られていること、中国の旱魃で大豆の生産は少なくとも100万トンは減少するとも見られている。またUSDAが使用しているトレンドイールドはここ2,3年ちょっと高く予想され過ぎているきらいがある。今日現在のクロップコンディションを見ても昨年にはまだまだ及ばない。
とある著名なアナリストによれば、今のクロップコンディションが収穫時まで変わらないとすれば、38.8のイールドに、2.55億ブッシェルの期末在庫を予想している。これは在庫率としては8.7%にしか過ぎず、新穀の価格レンジも4.60-5.60と予想している。
大豊作とあり余る期末在庫予想を背景に停滞している相場ではあるが、先には需要は控えており、あてにならない天気予報頼みのみで大豊作をあてにするのはちょっと危険な匂いがする。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)