(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年6月29日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付きマチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  192 1/2 - 93 1/2  193 1/2  188 1/4  188 3/4  -1/2  28218  -27555 
01 SEP  201 - 02  202 1/2  196 1/2  197 1/4  0  133985  +16031 
01 NOV  208 1/4  208  204 1/2  204 1/2  -1/4  219  +25 
01 DEC  213 - 12 1/2  213 1/4  207 1/4  208 1/4  0  180728  -1062 
02 MAR  224 3/4  224 3/4  219  220  0  27014  +915 
02 MAY  231 - 30 1/2  231  225 3/4  226 3/4  +1/2  7648  -75 
            400258  -11986 

 

大豆     --- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JUL  480 - 485  488  475 1/2  482 1/2  +20  17463  -5096 
01 AUG  481 - 478  481  469  474 1/4  +18 1/2  29336  +4135 
01 SEP  470 - 474  474  458 1/2  465 1/2  +21  15081  +406 
01 NOV  470 - 469  470  455 3/4  464  +23  62799  -199 
02 JAN  469 - 471  473  463 1/2  471  +22 1/2  7988  +405 
02 MAR  479  481  471  477  +21  8221  +397 
            145813  -40 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17520  +730  JUL  1514  +28  JUL  246 3/4  +4  124.25-124.77 
AUG  16990  +710  AUG  1531  +28  SEP  258?  +3 1/2   
SEP  16660  +800  SEP  1548  +28  DEC  273  +3   
OCT  16300  +820  OCT  1560  +24  MAR  286 3/4  +3 1/2 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆、大豆、大豆。大豆が主役の超強気レポート。

大豆の作付面積レポートと6/1現在の在庫レポートが市場予想の下限をも下回る超強気なレポートとなり、30セント近いギャップ高値での寄り付きとなった。このレベルではこれまで売りを控えていた農家売りも見られ、セットバックから10セント以上下げる場面も見られた。しかしこれまでの高値抵抗線であった11月限459を再び上に抜いたことがテクニカルに好感され、更にファンドの買いが入り今日の安値からはそれぞれ5-10セント程度上げ戻しての高値圏での引けとなった。取引量も通常の倍程度あったと考えられている。 

コーンも寄り付きは大豆、大豆粕につられてのギャップ高値寄付きとなった。しかし農家売りが出たこと、来週前半までは中西部に降雨が予報されること、中国にも充分ではないが降雨が見られること、月曜日のクロップコンディションで改善が予想されること等から買いは続かず売り戻された。コーン自体のレポートはニュートラルであったこともマーケットに冷静さを取り戻させ、結局変わらずでの引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの買い越し、大豆8,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

USDA作付面積・四半期在庫レポート 

コーンの作付面積レポート76.109(百万エーカー)は予想通りにてニュートラル。6/1現在の四半期在庫レポート3.924(10億ブッシェル)は予想よりやや少なく、USDAが国内飼料需要を過小評価していた結果といえる。従い7月の需給報告では、旧穀の飼料需要を上方修正して、期末在庫を下方修正すると見られている。 

大豆は作付面積レポート75.416(百万エーカー)、四半期在庫レポート0.708(10億ブッシェル)とも予想レンジの下限以下にて超強気レポートとなった。四半期在庫が少なかったのは、USDAが2000クロップの生産量を過大評価していたためで、7月の需給報告では旧穀のその他の項目を上方修正し、期末在庫を下方修正するものと見られている。作付面積も予想以上に農家が作付をgive-upして保険を選択した結果といえる。とあるアナリストによれば2001クロップの期末在庫はUSDA6月の4.4億ブッシェルから3億ブッシェルを割り込む水準まで落ち込むと予想されている。 

しかしながら今年は作付が遅れた為今回のレポートが最終ではなく、8月に再度作付面積の最終報告をするという噂が流れている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

予報は変わらず。来週前半まではまだ平年並の気温に散発的な降雨が見られる。降雨範囲はベルト全体の55-60%に降雨量は0.25-1.25インチを予想。 

しかしその後2,3週間のパターンをみるに、ドライで低めの気温が続く予報となっている。気温が低い為大きな問題にはならないが、今の穀物の状態は徐々にながら悪化する事が予想される。 

中国 

綿花地帯には恵みの降雨があり、また今後の降雨予報も出ているが、コーン・大豆地域ははずれている。昨日の降雨はコーン地域の40%、大豆地域の25%となったが、今後10日間程度に同地域で見込まれる降雨範囲は25%程度に過ぎない。気温は高め。引き続き生育状況の悪化が懸念される。 

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(7/5-9) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (72)  B (0.70/2) 
ベルト東部  B (74)  B (0.65/2) 
デルタ地域  B (81)  A (0.60/2) 

平年以下の降水量予報であり、強い材料。大豆には気温の低下が成長を遅らせることにもなり、これも強い材料。 

 

本日の発表等
1)USDA作付意向報告 (単位:百万エーカー)

 

  USDA報告  事前予想平均  事前予想幅  USDA3月  2000年実績 
コーン  76.109  76.173  75.2-76.82  76.693  79.545 
大豆  75.416  76.817  75.55-77.4  76.657  74.496 
小麦  59.604  NA  NA  60.299  62.529 

コーンはニュートラル、大豆は予想レンジの下限よりも少なく超強気、小麦もやや強気。 

2)USDA在庫報告(6月1日現在、単位:10億ブッシェル) 

 

  USDA報告  事前予想平均  事前予想幅  01年3月1日在庫  00年6月1日在庫 
コーン  3.924  3.950  3.880-4.000  6.037  3.586 
大豆  0.708  0.735  0.719-0.767  1.405  0.774 
小麦  0.873  0.861  0.850-0.874  1.340  0.950 

コーンはやや強気、大豆は予想の下限よりも少なく超強気、小麦はやや弱気。 

 

3)USDAホッグ&ピッグ報告 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

6月1日飼養頭数 

 

100% 

 

101.3% 

 

100.0-102.0  

 

導入頭数 

 

99% 

 

100.8% 

 

99.1-102.0 

 

 マーケティング 

 

100% 

 

101.4% 

 

100.0-102.1 

 

予想の下限にてコーン・大豆粕にはやや弱い材料。 

 

4) 本日の7月限受渡通知 

 

  数量(コントラクト)  契約最終日 
コーン  2,154  5/17/2001 
大豆  8  9/26/2000 
大豆粕  10   9/27/2000 
大豆油  6,684  6/28/2001 
小麦  2,286  6/27/2001 

小麦はやや強気、大豆油はやや弱気、その他は予想通りにてニュートラル。 

 

5)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  6月26日現在  事前予想 
とうもろこし  35,833 SHORT  31,000 SHORT  
大豆  3,489??? LONG  2,300?? SHORT 
大豆粕  23,102? LONG  21,400? SHORT 
大豆油  4,532? SHORT  870????? LONG 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

緩やかな上昇を予想。 

本日の四半期在庫レポートをみるに、USDAが国内飼料需要を過小評価していたことがわかる。新穀においても57億ブッシェルと旧穀の58.25億ブッシェルよりも下方予想となっているが、これの根拠が見つからない。畜産製品価格は依然として好調であり、また導入頭数も漸増してる。センサスの大豆粕在庫レポートをみてもわかるように飼料需要はまだまだ強い。恐らく旧穀、新穀ともに7月の需給報告では飼料用需要が上方修正され期末在庫数量が減少修正されることになる。(本日のホッグ&ピッグデータは予想の下限ではあったが) 

天候には目に見える弊害は見られないが、ここまで理想的な天候を織り込んでいるため、これ以上の改善はなかなか期待できない。大豆につられることも充分考えられる。12月限220-225レベルまでのレンジの上げを予想する。(N) 

(大豆) 

大豆11月限5ドル、大豆粕12月限170ドルを目指す展開。 

作付面積レポート調査は6月初旬のアンケートを基に出されており、8月の需給報告の際に生産量(イールド)調査とともに見直しが入る可能性があるが、とまれ今日で世界が変わってしまった。7月の需給報告では旧穀の期末在庫も減少修正されることはもちろん、新穀の期末在庫も3億の大台を割ることが予想される。2.5億ブッシェル程度までの下方修正が考えられる。そうした場合期末在庫率は8%台まで大幅に落ち込む。これを過去の価格に当てはめてみると5ドルを超える相場に相当してくる。 

クロップコンディションがよくてもこの程度まで在庫率に落ち込みが想定されるのだが、更に大豆にとって天候が重要な時期はあと2ヶ月は続く。期間が長いだけにリスクも大きい。テクニカルにもこれまでの高値11月限459をあっさりと更新して引けている。来週セットバックからの安値があればここからでも買っていくことを勧める。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)