(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年7月6日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまちの寄付き、高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 JUL 200 - 00 1/2 200 1/2 198 1/4 199 3/4 +1 3/4 8886 -2758
01 SEP 207 - 07 1/4 207 3/4 205 3/4 207 1/4 +1 1/2 132450 -2131
01 NOV 214 3/4 214 3/4 214 3/4 214 3/4 +3/4 205 +9
01 DEC 222 219 1/2 217 1/4 218 1/2 +1 1/4 178462 -3411
02 MAR 230 1/4 - 30 1/2 230 3/4 228 3/4 230 +1 1/2 27252 -209
02 MAY 236 3/4 - 37 237 1/4 235 1/2 236 1/2 +1 1/2 27606 -61
            378564 -8497

 

大豆     --- まちまちの寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 JUL 497 - 97 1/2 500 1/4 494 1/2 495 -1 6868 -1671
01 AUG 490 - 91 493 487 188 1/4 +1/4 37193 +916
01 SEP 484 486 1/2 478 1/2 480 1/2 -1 1/4 16746 +413
01 NOV 483 - 83 1/2 484 1/2 476 1/4 478 -3 1/4 78532 +2072
02 JAN 489 490 482 483 3/4 -3 1/2 8758 +82
02 MAR 495 - 96 496 488 489 1/4 -4 1/4 9898 +341
            466537 +3561
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 17590 -110 JUL 1600 +4 JUL 258 3/4 +1 3/4 125.68 - 126.06
AUG 17080 -210 AUG 1611 +0 SEP 268 1/2 +1 3/4  
SEP 16730 -240 SEP 1628 -1 DEC 285 +2 1/2  
OCT 16390 -300 OCT 1641 -1 MAR 298 1/4 +3 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

利食い売り VS 天候懸念 

天候に過敏な相場は予想以上の輸出成約量に支えられたが、数日買い続けた投機筋の利食い売りに対抗され、動きは鈍くなった。

コーン

予想を上回った週間輸出成約量が買いを集めた。来週の中西部の天気予報がまちまちであったことも手伝い、序盤は過去2日間同様投機買いが相場を支配する気配が感じられた。しかしながら、週末を控え天気変化の可能性を嫌気する投機筋が特に大豆の利食いに回り、取引量の少なかったコーンは影響される場面があった。後は終了まで上下を緩やかに繰り返す静かな展開。また、本日相場を支えた要因の一つとして、スパークスが新穀生産量を93.67億ブッシェル(イールド135.2)とUSDAの95.75億ブッシェル(同137.0)を下回る予想を発表したこともある。逆に売り要因には、来週月曜日の作柄報告改善予想もあった。

大豆

昨日引け値をはさんで上下したが、最後は弱い大豆粕に影響され利食い売りがまさった。週間輸出成約が好調、前年同期比5%増を維持したことで、序盤は特に期近が支えられた。また、アイオワやネブラスカの一部ドライ地域が来週も雨の見込みがないこと、オーストラリア・カナダのドライが継続していることが話題になり、ファンドも買い筋であった。逆に、後半は利食い売りが先行。輸出成約が少なかった大豆粕の弱さに追随し、引けにかけて下げ幅を増した。スパークスが来週のUSDA報告に先駆けて新穀生産量を29.40億ブッシェル(イールド39.6)との予想を発表したが、大きなインパクトを与えなかった。

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの買い越し、大豆2,000コントラクトの買い越しと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

雨は週末に東部ベルト、その後数日は北部半分のみで予想される。

つまり、今後10日間で豊富な降雨量があるとは言えないが、ほとんどの地域でコーン受粉と大豆生育に必要なだけの水分量は保たれる。現在ドライ気味になっているアイオワ中部と南東ネブラスカは当分雨とならず、やや懸念される。しかしながら、気温はそれほど上昇しないため、それら地域でもコーン生産性への影響は制限されるであろうし、大豆の場合も水分を必要とする時期は今月後半だけにまだ大きな問題にはならない。

中国

週末にかけて東北部(満州地方)で雨となり、その地域全域をカバーする。しかしながら、華北部の北西4分の1の地域では、ドライ傾向が改善される兆候は無く、生産性低下の原因となりそうだ。

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

NWS 6-10日間予報(7/12-16)

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 N (74) A (0.62/1)
ベルト東部 N (76) A/N (0.64/2)
デルタ地域 N (82) N (0.62/2)

ベルト両部での降水量増加は、弱材料。

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(6/29の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高 成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 870.5 79.2 44,457.2 47,003.2 7,532.5 378.1
大豆 513.7 62.7 27,332.2 26,038.9 2,050.4 1,049.9
小麦 616.4 0.0 4,740.3 5,025.4 3,300.0 0.0
大豆粕 20.8 13.9 5,958.2 5,475.7 769.1 149.6
大豆油 1.9 0.0 309.0 334.0 6.2 0.0

コーン・大豆ともに予想以上。序盤の強材料になった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週前半の上昇は買いにくい。ここまで空けた買いポジションは、少し様子を見る。

受粉期天候が悪くなる傾向・兆候・予報は実は今のところない。(全体に影響を与えるほどの悪天候という意味であるが。)ドライと言われる場所はごく限られており、ほとんどの地域で土壌水分は豊富である。本日の6-10日予報も多雨傾向を示しており、気温がそれほど高くないのも幸いしている。中西部はすでに受粉期に入っているわけで、受粉が概ね良好に進む確率は次第に高くなっていると言える。

現在の状況は昨年と似ている。豊富な旧穀期末在庫に農家の天候異変期待がかかっている。20億ブッシェルと言われる未売り在庫は受粉の行方を見てから市場に押し寄せる。昨年はコーン受粉の行方が見えた7月中旬、そして大豆クロップの行方が見えた8月中旬の現物売りが定期相場に圧力をかけた。今年の場合も、受粉が順調にいくもいかずとも、同時期に同様の動きが考えられる。ただし、受粉が良好に進むと仮定しても、昨年の12月限180セント後半のようなレベルは期待できない。受粉が順調でも01/02年度生産量・期末在庫が前年を上回れないのは確実だからである。受粉が順調し、農家売りが集中したとしても、安値はすでにつけた約定最安値(12月限203台)近辺までが限界である。

そうは言っても天候相場真っ只中。小さな天候問題に皆が敏感に反応するのは当然だ。それに加え、来週水曜日には需給報告がある。期末在庫の減少は確実視され、その幅のみが話題になっている。来週前半に大きな下落場面を迎えることは考えにくい。( F )

 

(大豆)

一息ついた大豆・大豆粕相場であるが、来週のUSDA報告を前に売り続けることは困難である。もちろん天候が最大要因にはなるであろうが、生産量減が前提となっているだけに、大幅下落は予想しづらい。一方、現物市場の弱気は続いている。ここ2日間の期近高相場は是正されるであろう。( f )

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)