(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年7月12日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 JUL 221 1/2 - 22 1/2 227 1/4 221 226 3/4 +9 3/4 4645 -442
01 SEP 229 - 29 1/2 235 1/2 228 234 1/4 +9 3/4 136248 +580
01 NOV 237 1/2 - 38 242 1/2 237 1/2 241 1/2 +9 1/4 182 -22
01 DEC 241 - 42 247 240 246 +9 1/2 181751 -458
02 MAR 251 256 3/4 250 255 3/4 +8 3/4 30544 +2797
02 MAY 254 - 55 1/2 260 1/2 253 1/2 259 3/4 +7 1/2 8127 +326
            389063 +5188

 

大豆     --- 大幅高値寄付き、大幅高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 JUL 521 - 22 526 519 525 +11 1/2 1207 -1284
01 AUG 521 - 26 528 519 527 +16 1/2 39895 +428
01 SEP 514 - 20 526 514 525 +21 18723 +95
01 NOV 514 - 21 525 1/2 514 524 1/2 +21 85376 +1366
02 JAN 521 1/2 - 22 528 519 527 +18 1/2 11251 +8
02 MAR 528 - 29 529 522 527 1/2 +15 11844 +442
            182644 +3820
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 18400 +350 JUL 1810 +120 JUL 281 +14 123.52 - 124.29
AUG 17980 +330 AUG 1819 +119 SEP 289 1/4 +16 1/2  
SEP 17720 +310 SEP 1837 +116 DEC 304 +15 3/4  
OCT 17460 +350 OCT 1850 +114 MAR 315 3/4 +14 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

高気圧、中西部への移動のサイン。

コーン

4ヶ月ぶりの高値。ドライ懸念が強まり、投機家を中心に買い。ファンドのネットポジションは3万コントラクト強の買い持ちとなったと見られる。来週の中西部の天気予報は、依然予報家によってまちまちであるものの、NOAAなど新たに数社がホット・ドライの予報に加わり、市場を震撼させた。中国華北でも100度を超える気温の予想となったこともおびえを増幅した。昨日とは違い、高値での農家売りがほとんど出ず、引けにかけても値を伸ばした。

大豆

来週米国中西部で気温が100度を超すとの予報が大勢を占めるようになり、相場はいきなり10セント以上高で寄り付き、その後大幅高値レベルで上下を繰り返した後、引け際にまた買い勢力を増した。また、突然需給逼迫感が強まったパーム油市場のリミットアップを受けて大豆油が盛んに買われ急騰したことも、大豆・大豆粕を押し上げた。コーン・小麦の急騰も相乗効果を演出した。

本日のファンドの動きは、コーン11,000コントラクトの買い越し、大豆3,000コントラクトの買い越しと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今朝の天気予報はアメリカ式モデルまでもが来週以降の気温の上昇を予報した。更に高気圧の張り出しが東部ベルトの一部にまで広がると予報された。その為来週の最高気温は西部ベルトでは93-101度、東部ベルトでも91-99度まで上昇すると予報されている。

現在ミズーリーを中心に西部ベルトで雨が見られるが今夜にはあがる見込み。トータルでは20%の範囲に0.3-1.5インチの予報。ベルト中部以東では雨は見られない。次の降雨は来週中盤。しかも北部ベルトに限られる。トータルでは35-40%の範囲に0.3-1.5インチの降雨量。ベルト東部と南部は今後10日間殆ど降雨は期待できない状況。

現在土壌水分が特に不足している地域は、アイオア西部、ネブラスカ東部、イリノイ北部等となっている。受粉期に入ったコーンは特に西部ベルト南部ベルトを中心にストレスから受粉がうまくいかない可能性が高い。また大豆も生育に影響を受ける。

中国

天気予報に変化は見られない。少なくとも今後1週間から10日間はホット&ドライ。コーン・大豆の状況は益々悪化する。

今後1週間にコーン・大豆地域に見込まれる降雨は25-30%の範囲に0.25インチと散発的なもの。一方気温は今週はまだやや高い程度だが、来週以降100度を越すところも見られる。

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

NWS 6-10日間予報(7/18-22)

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 A (74) N/A (0.62/1)
ベルト東部 N (76) N (0.64/2)
デルタ地域 A (82) B (0.62/2)

 

NWS 30日間予報

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 Z (73) Z (3.41/9)
ベルト東部 Z (75) Z (2.97/8)
デルタ地域 Z (81) Z (0.40/8)

30日間予報は全くわからず。相場にも反映しようがない。

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(7/5の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高 成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 845.6 -10.6 45,302.5 47,577.0 7,384.1 367.6
大豆 125.8 368.0 27,457.9 26,259.5 2,028.9 1,418.0
小麦 293.2 0.0 5,033.5 5,663.1 3,198.3 0.0
大豆粕 23.7 0.1 5,981.9 5,542.6 741.6 149.7
大豆油 3.1 0.0 312.1 333.3 7.3 0.0

コーン・大豆ともやや強気材料とされた。

2) 週間輸出高 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 993.9 786.1 37,918.4 40,757.2 46,990
大豆 147.3 395.4 25,429.0 24,062.7 27,080
小麦 394.9 293.9 1,835.2 2,430.6 27,220
大豆粕 51.2 76.5 5,240.3 4,777.0 6,620
大豆油 2.0 0.3 304.8 302.5 680

 

本日のトーメンの意見

 

天候相場。

ここまで一貫して上げ相場を主張し、下値も大きく期待できないことを述べてきたが、ここからは天候一任相場となる。来週一週間本当に高気圧が中西部を覆えば、コーンの受粉は失敗し、大豆の生育も少なからず影響は受ける。

昨日今日と弊社タック森がイリノイを中心にクロップサーベイを行っているが、その報告ではまだコーン・大豆ともストレスを受けてはいない。ただ土壌表層は乾いており、少し掘り下げなければ水分を含んだ土は見えてこないとの事であった。

今日の相場は来週の高気圧をある程度まで織り込んだ価格であり、あとは実際にどの程度の期間高気圧が居座り、どの程度まで最高気温が上がるかが焦点となる。とある農業コンサルタントによれば、90度を越える最高気温が受粉期に一週間続けばコーンの受粉は大きく失敗し、イールドが25-30%減少することもあるという。もちろん受粉時の土壌水分にもよるが、残念ながら今現在土壌水分が潤沢と言える地域は見られない。大豆はコーンより暑さには強いが、水分が絶対に必要。来月が鞘付きで一番大切ではあるが、この時期も開花という二番目に大切な時期である。この時期の大豆は水分が足りないと開花しない。従い鞘の数が減少しイールドにも影響する事になる。

来週の高気圧次第の相場となるが、歴史的に見れば夏場のホット$ドライの最中に、コーン2ドル50以下、大豆5ドル前半はまだ安いと言えるかもしれない。(N)

トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)