(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年7月16日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、大幅安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 SEP 216 1/2 - 18 219 1/2 211 3/4 216 1/4 -8 135905 +497
01 NOV 226 1/2 - 27 227 220 1/2 224 -8 198 +2
01 DEC 229 1/2 - 30 232 224 228 1/2 -8 187941 +3661
02 JAN 232 231 229 230 1/2 -9 1/2 367 -2
02 MAR 239 1/4 - 40 241 1/2 233 3/4 238 1/4 -8 1/4 33444 -265
02 MAY 242 1/2 - 44 245 238 1/4 242 1/2 -7 1/2 9406 +1035
            396359 +4243

 

大豆     --- 安値寄付き、安値高値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 AUG 518 1/2 - 20 521 1/2 508 1/2 511 -15 1/2 38381 -456
01 SEP 515 1/2 - 16 519 1/2 505 509 3/4 -14 1/4 19849 +637
01 NOV 514 - 15 518 1/4 503 1/2 508 3/4 -14 90028 -258
01 JAN 517 - 18 522 508 1/2 512 1/4 -13 1/4 12414 +240
02 MAR 518 - 20 523 1/2 508 513 1/2 -12 12067 -199
02 MAY 517 521 3/4 508 512 -12 1/4 12024 +483
            191296 +19
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 17100 -590 AUG 1800 -32 SEP 282 -4 1/2 125.19 - 125.41
SEP 16920 -550 SEP 1818 -29 DEC 296 1/2 -3 1/2  
OCT 16690 -590 OCT 1830 -32 MAR 306 1/2 -4  
DEC 16740 -530 DEC 1868 -34 MAY 308 -6 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

熱波観測やや後退、売られる。

先週ヒート懸念で急上昇した相場も、高気圧が西へそれるとの予報で急冷却。

コーン

今週中西部の気温が100度以上になるとの予報が少数派となり、降雨がミネソタ・ウィスコンシン・アイオワ北部、サウスダコタの一部などで見られ始めたことや、中西部に張り出すと見られた高気圧が西側に後退したとの観測が、大量売りの原因となった。また、長らく輸出市場から遠のいていた中国が、吉林省の在庫処理のために225万トンのコーンを上限に輸出補助金を決定したとの報も、売りに拍車をかけた。輸出検証高は好調、商業筋の買い意欲も本日の安値レベルでは旺盛であった。引けにかけては、本日の作柄報告が下落するとの見方から買いを集め始め、最安値圏を脱して引けた。

大豆

主に、雨がち・マイルドな気温への中西部天気予報変化を背景に大量に売られた。ただ、安値では買い意欲が強く、大幅安値引けとはなったものの最安値圏引けは免れた。天気予報はいまだまちまちであるものの、西部ベルトに見られる雨と週末までの中西部での雨予報が増えたことが最後まで相場の中心となった。NOPAによる6月搾油量報告は、1.242億ブッシェルと先月(1.264)をやや下回ったが昨年(11.59)以上を示し、やや買われる材料となった。大豆粕が低い輸出検証高から、輸出不調と見られ大きく下げたことも大豆と相互に影響した。

本日のファンドの動きは、コーン5,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は西端の限られた地域のみで雨、他はほとんどドライ、気温は70度から80度台。今週前半には、北側4分の1で雨が始まり、そのうち週末までに東部4分の1に雨が広がる。雨の範囲は55%程度に達する。最高気温は、80度台から100度となる。乾燥地域ではコーン受粉にストレスがかかることになるが、シルキングステージを迎えているコーンは全体の焼く3分の1であり、週末までに気温上昇が収束すれば、生産性低下は限られるであろう。

 

中国

週末は局地的に雨があったが、今後2日間は再びドライになる。週末は東北地域で雨となるが、華北地域は雨の見込みがない。華北地域では90度台の気温が続いているだけに、コーン・大豆へのストレスが懸念される。このホット・ドライは、同国の約4分の1のコーン・約15%の大豆に影響をおよぼすと見られる。

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

NWS 6-10日間予報(7/24-30)

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 A (74) N (0.60/1)
ベルト東部 N/A (76) N/A (0.57/1)
デルタ地域 A (82) B (0.58/2)

 

本日の発表等
1)輸出検証高(7月6-7月12日:千ブッシェル)

 

  発表数字  
コーン 45,702  
大豆 8,017  
小麦 12,097  

 

2)進捗率 & 作柄

 

大豆 7/15 先週 昨年 平均
開花率 41% 22% 54% 38%
さや付き 9% NA 14% 8%

 

コーン 7/15 先週 昨年 平均
シルキング 31% 16% 46% 28%
ドウステージ 5% NA 6% 4%

 

作柄 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い 今週の指数 先週の指数 昨年
コーン 2% 7% 26% 50% 15% 99.8 101.9 107.8
大豆 2% 9% 32% 47% 10% 98.50 100.0 103.0

 

本日のトーメンの意見

 

天候相場が一度猛威をふるえばその他の分析は無意味に近い。今年の場合は、比較的いわゆる天候プレミアムが相場に織り込まれるのが遅かった上、コーン受粉期間内に作柄レーティングが下落を示し悪影響が現実になってきていることから、天候への過敏性が特に高じている。また、各穀物商品(大豆油・小麦・オーツを含む)で眼前の需給が緩い商品が皆無となったことで、穀物相場は各商品の相乗効果もありさらに感情的になりやすい地合いだ。半月後の相場レベルを「天候次第」と言えばそれまでであるが、穀物全体の需給に余裕が無くなり、作柄大幅改善が見込みにくい現在、大幅下落を望むのは危険であろう。感情的相場の乱高下を見越し、チャンスを取っていく買い方が短期的には勧められる。明日は作柄報告とやや価格支持材料の6-10日予報から高値寄り付きが予想されているが、高値を追わず、次の急落のチャンスを待ちたい。( f )

 

トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)