(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年7月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 大幅高寄付き、大幅高引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 SEP 229 - 30 230 1/2 224 224 3/4 +8 1/2 133275 -2630
01 NOV 234 1/2 - 34 237 232 233 +9 263 +65
01 DEC 240 - 41 242 1/2 235 1/2 236 1/2 +8 190186 +2245
02 JAN 243 1/2 243 1/2 238 240 +9 1/2 369 +2
02 MAR 251 1/2 - 50 251 1/2 244 1/2 245 3/4 +7 1/2 34074 +630
02 MAY 253 - 52 253 247 1/4 249 1/2 +7 9568 +162
            396199 -160

 

大豆     --- 大幅高寄付き、大幅高引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 AUG 537 - 34 538 525 1/2 528 +17 37555 -826
01 SEP 536 - 35 538 523 525 +15 1/4 19881 +32
01 NOV 538 - 33 538 521 523 1/4 +14 1/2 90616 +588
01 JAN 541 - 38 541 521 523 1/4 +11 11111 -1303
02 MAR 540 - 38 540 521 523 +9 1/2 12041 -26
02 MAY 533 1/2 - 33 533 1/2 516 520 +8 13052 +1028
               
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 17490 +390 AUG 1869 +69 SEP 290 +8  
SEP 17240 +320 SEP 1890 +72 DEC 304 +7 1/2  
OCT 16950 +260 OCT 1906 +76 MAR 313 3/4 +7 1/4  
DEC 16990 +250 DEC 1946 +78 MAY 316 +8
               

 

 

本日の相場の動き

 

やや乾燥気味に変わった予報に、相場は昨日の方向性を逆に変えた。

大幅高寄り付き後、シカゴ地方のにわか雨の影響もあり次第にレベルを切り下げたが、依然大幅高を維持して引け。

コーン

天気予報変化に加え、昨日の事前予想を上回る低下を示した作柄報告が、まずEUREX市場をかき回し、そして本日の大幅高寄り付きを演出した。序盤は、売りものに極端に不足した。作柄低下のみならず、ミネソタ・アイオワなど主要産地の受粉時期が過去5年平均よりも遅れていることが注目され、今後のホット・ドライ懸念とあいまって大量の買い注文を作り出した。しかしながら、アイオワ大学のテイラー氏など一部では、「7月後半は雨量は標準に戻る。」との予報があること、ウィスコンシンに降っていた雨がセッション中にシカゴまでおよびにわか雨となったことなどもあり、過熱した雰囲気はやや冷まされ、少しずつ値が切り下げられ、本日の最安値圏での引けとなった。

大豆

20セントを超える大幅高寄り付き後、30セント高をもうかがったが達せず、その後はずるずると値を戻した。昨日よりも雨の量を減らした予報に相場が飛びつき大量買いとなったが、中盤からは買いが続かず、また、シカゴに一時雨が降ったこともあり値を戻した。昼の予報で、スキリング氏が「今週は所々で雨となる。」と言ったもののその範囲・量に言及しなかったことに市場は困惑、相場は最終的に「雨」という言葉に反応することを選んだ。パーム油が高騰していたことを受けて、大豆油が急伸し大豆相場を助けたが、欧州向け大量輸出成約が伝えられた大豆粕は序盤こそ急上昇したが、その後値を削るにも急であった。

本日のファンドの動きは、コーン6,500コントラクトの売り越し、大豆3,000コントラクトの売り越しと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は15%の範囲で降雨があったが、ほとんどの地域はドライ・高気温であった。今週の降雨は北部と東部中心に全体の40%に限られる。最高気温は、東部で80度台後半、西部では100度台前半になる。ドライ地域では、ストレスがはっきりしてきそうだ。最もコーンの生産性低下が懸念される地域はアイオワ州中央部であるが、その他にもミネソタ南部・アイオワ北部・イリノイ北部・オハイオ北西部でもストレスがかかるであろう。今現在全体の約3分の1のコーンが水分を要するシルキングステージとなっている。大豆は来月までさや付き段階に至らないため、生産性低下は限られる。

中国

昨日は局地的に雨。週末には乾燥が目立つ華北部に雨がある可能性があり、5日間に約40%の地域範囲となる。気温は90度台が続くので、ストレスの原因となる。現在4分の1のコーンと15%の大豆がストレスを受けている。

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

NWS 6-10日間予報(7/23-27)

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 A (74) N/A (0.60/1)
ベルト東部 A (76) N (0.57/1)
デルタ地域 A (82) B (0.58/2)

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン−

  7月10日 先週比 質流れ量合計 先週比 引き出し量合計 ローン合計
1999crop 0.3 unch 31.6 unch 1389.4 1,421.3
2000crop 697.0 -53.6 0.2 unch 696.4 1,393.6

- 大豆 -

  7月10日 先週比 質流れ量合計 先週比 引き出し量合計 ローン合計
1999crop 0.1 unch 11.5 unch 275.3 286.9
2000crop 92.9 -9.7 0.0 unch 220.1 313.0

コーンで大量のローン引出しが見られた。

 

本日のトーメンの意見

 

日々振幅が大きい。乱高下しながらも、その値位置が着実に上昇させられているのは、投機筋の感情だけでなく、トレンドイールドに達する可能性が低くなったコーン作柄、穀物全体の需給構造変化が起因すると見ることができる。さらに、今後は各アナリストの生産量予想が発表されるが、コーン作柄はすでに被害が現実となっているとの見方から、今後仮に水分補給があっても、トレンドイールドには達さないとの意見が支配的である。アナリストの生産量予想も、今後の相場レベル押し上げ要因に加わることになる。大豆はまだ天候に大きく左右される段階では無くとも、食用油需給逼迫傾向と欧州の大豆粕需要再増加が米国産大豆需給が、上値に過敏になる地合いを作り上げていることは確かで、今度もコーン・小麦相場に影響されながらも、ベクトルを上に向けて行くと見られる。

振幅の大きな相場展開は変わらず、当分値位置が上げられる。数セントの安値を狙わず、下に振れた相場を積極的に買っていく姿勢が勧められる。( f ) 

トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)