(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年7月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  219 1/2 - 20  220  215  217  -3 1/2  124932  -1121 
01 NOV  225 - 25 1/2  225 1/2  222  224 1/2  -3 3/4  262   
01 DEC  230 1/2 - 31  231  226  228  -3 3/4  193858  +1658 
02 JAN    231 1/2  231 1/2  231 1/2  -3 1/2  367   
02 MAR  240 - 40 1/2  240 3/4  236 1/2  238 1/2  -3  35961  +250 
02 MAY  244 1/2 - 44 3/4  244 3/4  242  243 1/4  -2 1/2  10538  -35 
            393974  +465 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 AUG  511 - 12  512 1/2  503  504  -11 1/2  15524  -12156 
01 SEP  509 1/2 - 10  511  503  504  -10 1/2  20044  +1391 
01 NOV  508 - 10  510 1/2  501 1/2  502 1/4  -11  91394  +2141 
01 JAN  511 1/2 - 13  513  506  506 3/4  -8 3/4  11152  +199 
02 MAR  514 - 15  515  506  508 1/2  -8  13536  +90 
02 MAY  511  511 1/2  506  508  -6 1/4  16129  +56 
            176036  -8297 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  17560  -310  AUG  1820  +5  SEP  277  -3 1/4  125.03 - 125.23 
SEP  17020  -390  SEP  1841  +6  DEC  291 1/2  -3   
OCT  16680  -330  OCT  1853  +3  MAR  302 3/4  -1 3/4   
DEC  16520  -460  DEC  1889  +6  MAY  305  -2 

 

 

本日の相場の動き

 

天気予報の変化に反応

「熱波を伴った高気圧の影響を受けるのは数日のみ」「懸念されていたほどの暑さにはならない」という予報に失望売り。 

コーンは、やや安値からスタート。天気に加えて作柄報告も1-2ポイント改善が予想されていたことも理由の一つとなった。中盤まではダウントレンドが続いたが、今週末の新たな熱波の可能性が伝えられると持ち直し、後半は狭いレンジの取引となった。週間輸出検証高が引き続き好調を示し累計で昨年同期まで5%に迫ったことも支持要因。 

大豆は、オープニングが最高値、クロージングが最安値圏。天気予報の変化によってさらに作柄改善が見込まれた。それでも輸出検証高がそこそこの数字であったこと(あと5週間平均720万ブッシェルで行けばUSDA予測に沿う)、中国と韓国が今週米国産大豆を買うとのニュースによって下支えされたものと見られる。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

今週のホット&ドライ予報トーンダウン

米国中西部 

週末、ベルト北部と南部で雨が見られた。雨量は0.25-1.5インチ、範囲は30%。雨は今晩と明日、北西部に戻ってくる見込み。この地域は水曜に、東部も木曜と金曜ににわか雨がありそう。50%の範囲に0.25-1.0インチの雨の予想。今週通じて最高気温は80から90度台。今週比較的ドライなエリアはやはりイリノイ北西部。同じくドライ懸念のあったアイオワ西部では明日夜に雨が降る模様。先週恐れられたほどの猛烈な暑さには至らず、ベルト全体でのイールドロスは限定的なものになりそう。 

他の代表的な意見はというと、ジョン・デービス氏(スミス・バーニー社)は来週からまた気温が上がり8月前半は良い天気にならないとし、トム・スキリング氏も今週後半に涼しくなった後ベルト中部で暑くなるとしている。 

ほとんどの地域では少なくとも一週間のドライには持ちこたえられる水分があるものと思われる。今週のホット&ドライはひとまず大事に至らない模様だが引き続き注意が必要。 

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(8/5-9) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (73)  N (0.57/2) 
ベルト東部  A (75)  N/B (0.50/1) 
デルタ地域  B/N (81)  N (0.54/1) 

ほとんど変わらずでニュートラルもしくはややサポーティブ。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(7月20-26日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  42,372  36-44 
大豆  8,019  6-10 
小麦  10,916  13-17 

コーンは予想の範囲ながらやや強材料。大豆はニュートラルで小麦は弱材料。 

 

2)進捗率 

 

  7/29  先週  昨年  平均 
シルキング  79%  55%  87%  75% 
ドウステージ゙  21%  11%  25%  16% 
大豆開花率  79%  63%  84%  74% 
鞘着き  38%  21%  48%  33% 

進捗率はニュートラルな内容。 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  今週の指数  先週の指数  昨年 
コーン  2%  8%  26%  49%  15%  99.5  97.7  107.3 
大豆  2%  8%  30%  48%  12%  100.0  97.5  102.5 

コーン、大豆ともに良い/非常に良いが5ポイント上昇しており明日の相場には弱材料。 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ 

 

コーン  16,438 LONG 
大豆  31,442 LONG 
大豆粕  22,709 LONG 
大豆油  10,556 LONG 
小麦  16,012 LONG 

予想よりLONGポジションが多く、やや弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

カギは、過去一ヶ月間に醸成され市場に付着した偏見をいかに相場判断から拭えるか。 

  7月末/8月初  9月末  最終単収 
97/98  66  64  126.7 
98/99  68  69  134.4 
99/00  63  60  133.8 
00/01  74  63  137.1 
01/02  64     

現在の時期と9月末時点の(良好・きわめて良好)とされた作柄、および最終イールドを比較したものである。7月末といえば受粉の良否の大勢が判明しかける頃。7月末の状態が例外的に良すぎた昨年度を除いては、この時期の作柄が収穫時期までほぼ変わっていないことがわかる。また、それらが(トレントイールドを加味した上での)最終単収にそのまま表れているとも言うことができる。 

「これまでのドライにより、全体の約25%のコーンはすでに被害に遭っている。」「本日の作柄改善は行き過ぎで、今後修正される。」「受粉期前半の少雨のためトレントイールドに達さないのはすでに確定的。」という声が今も大勢を占める。予想以上の改善となった本日の作柄報告は市場を驚かせ、それは懐疑の目を作り出した。本稿も、これまではトレンドイールドを下回ることを前提に相場繰り返してきた。しかし、コーンにおいては、受粉前の作柄報告はその時期の天気予報に感情的に左右されることが少なくなく、受粉後のそれに比べれば、言わば憶測に近い。「トレンドイールドを相当量下回るはず。」という市場の予想平均は、これまでの憶測に基づいた偏見による産物と認識すべき。したがって、本日の驚きを疑いの目にすり代えるのではなく、「64という数字をいかに早く現実として認識するか」が今後の相場判断の正確さを決定する。ずばり言うと、最終単収を少なくとも137と見て相場判断をすべきである。つまり、USDAは8月の需給報告においても単収を変えない。相場は今後どうなるか。中国の減産、他商品の堅調、輸出市場の改善を考慮すると、約定新安値は無理。9月限は再度200を目指す。12月限は210か。( F ) 

 

(大豆) 

今日のクロップコンディションレポートでまた世界が様変わりする可能性が出てきた。good/excellentで5ポイントもの改善は誰もが予期してなかった。特にアイオワ、ミネソタでの改善が著しい。すでに8月の需給報告レポートに向けて各地でサーベイが行われており、今日の発表はそれを先取りするものと考えられる。とあるアナリストによれば昨年同時期のgood/excellentの合計は66ポイントであり、期待イールドは40.7であった。これを今年に当てはめれば39.0-39.5に相当するという。決して潤沢な在庫ができる生産量水準ではないが、在庫数量を減少させるような生産量でもない。多少の在庫積み増しが期待できる生産量となる。 

ファンドのネットロングが史上最高レベルにあること、明日が月末である事を考えれば大きな下落の可能性がある。次のサポートラインは11月限でいえば484レベル。ただこの辺りからは買いを入れていっていいのではないか。ここから更に改善するかどうかは天候次第。7月のドライから開花数が少なく、大豆イールドの改善は限定的という意見もある。また旧穀への需要は相変わらず堅調。搾油、輸出数量とも上方修正される可能性が高い。しかもまだ8,000万ブッシェルがローンに入っており、8月は期近玉のタイト感から、8月9月限月を中心に底堅い展開が予想される。 

11月限月484を抜けて465まで目指すという意見もあるが、11月限5ドル割れは長い目で見れば大きな負けはないという見方を変えるまでには至っていない。世界を大きく変える可能性ががあるとすれば、一旦沈静化を見せていた欧州での口蹄疫の再発、拡大であろうか。(N) 

 

トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)