(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年8月3日

 

本日の相場

とうもろこし  -- まちまちの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  213 1/4 - 13 1/2  213 1/2  209 1/4  210 1/2  -3  117830  -2164 
01 NOV  220 1/2  220 1/2  216 3/4  218 1/4  -2 3/4  230   
01 DEC  224 1/2 - 25  225  220 3/4  222  -3  194212  +1456 
02 JAN  226  226  226  226  -2 3/4  382  +1 
02 MAR  234 1/2 - 35  235 1/4  231 3/4  233  -2 1/2  37111  +196 
02 MAY  239 1/2 - 39 3/4  239 3/4  237  238 1/4  -2  10733  +35 
            390034  -160 

 

大豆     --- まちまちの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 AUG  493 1/2 - 94  494  486  492  -1 1/4  5503  -2835 
01 SEP  492 1/2 - 93  493  485  492 1/4  -2 1/4  21281  -162 
01 NOV  490 1/2 - 91 3/4  491 3/4  480  485 1/2  -6 1/4  90404  -1409 
01 JAN  495 - 96  496  485  489 1/2  -7 1/4  13722  +1414 
02 MAR  498 1/2 - 99  499  489 1/2  493 1/4  -6 1/4  14244  +112 
02 MAY  496 1/2  496 1/2  486 1/2  489 1/2  -8 1/2  16256  -124 
            170215  -2668 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  17510  +50  AUG  1790  -34  SEP  264 3/4  -4 3/4  123.38 - 124.07 
SEP  16910  +40  SEP  1806  -31  DEC  280  -4 1/2   
OCT  16310  -50  OCT  1815  -30  MAR  293  -3 1/2   
DEC  16190  -100  DEC  1846  -41  MAY  296  -5 

 

 

本日の相場の動き

 

各発表が弱材料。雨も後押し。

コーンは、まちまちの寄り付き後、昨日からの下げムード継続とスパークスの弱い報告、そしてややウェットな天気予報から徐々に下値トライ。昨日セッション終了後のFCCの9,329百万Buに続き、スパークスも9,345百万Buと市場予想(9,200百万Buレベル)を上回る生産量予測に反応した。この他、アイオワ州立大からイールド141Bu/Acre、カンザス州立大から9,334百万Buといった発表もあり、弱材料にこと欠かなかった。それでも昨日同様、大豆比較価格を維持できたのは、来週にも日本向け10-12月積み成約が期待できるなど最近の好調な輸出需要によると思われる。 

大豆も、FCCの生産量予想(2,785百万Bu)を打ち消すスパークスの大きな数字(2,917百万Bu)と、今朝方のベルト西部への大雨を要因に下げ基調。テクニカルには昨日の安値からの調整が入るかと思われていたが、ドライ懸念のあったアイオワの2/3の地域へのまとまった雨が方向性を決めた。また、カンザス州立大から40.6Bu/Acreという驚くべきレポートが出たことも一因となった。しかし、来週半ばまで90度台(摂氏32-38度)の暑さとなると見られ、売りを膨らませたまま週末を越えるのは危険との考えから期近を中心に買い戻されての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン7,000コントラクトの売り越し、大豆10,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ドライ地域へのタイムリーな雨。

米国中西部 

昨日は昼に修正された予報どおりアイオワ東部、イリノイ中部を中心(全体の30%の範囲)に、0.25-1.5(所により3.25)インチの雨が降った。そして、この雨は今日までとなり、ミズーリとアイオワ南部(全体の10%の範囲)に0.25-1.0インチの雨量とされていたが、またも昼の予報で、アイオワを中心に明日まで降り続き範囲も15%になると上方修正された。今週末、来週初めはドライで最高気温は80度台半ば〜90度台と変わらずの予報。 

ドライ懸念のあったイリノイ中部・アイオワ南西部はこの雨でようやく改善見込み。イールド減少は今週の雨で小規模に留まり、コーンは雨の需要期をほぼ終え、大豆もピークを超えようとしている。来週後半予測される寒冷前線は高気温を抑えイールド保護となろう。6-10日予報でも平年並みの雨と気温を伴った高気圧が西から来る見込みとされている。現在ルイジアナ方面へ進行中の熱帯雨もコーンベルトにかかり雨をもたらす可能性あり。 

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(8/9-13) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  A/N (71)  N (0.50/1) 
デルタ地域  N (78)  A (0.54/1) 

気温が東部でやや上がり、降水量が西部で平年並みになるもニュートラル。 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  7月31日現在  事前予想     
とうもろこし  36,120 LONG  41,208 LONG 
大豆  33,338 LONG  43,520 LONG 
大豆粕  25,505 LONG  22,736 LONG 
大豆油  22,024 LONG  25,370 LONG 

コーン、大豆共に予想より少ない買い持ち数量でニュートラルもしくはややサポーティブ。 

 

2) スパークス発表2001-02クロップ予想 

 

  イールド  (Bu/Acre)      生産量  (百万Bu)   
  スパークス  FCC(8/2)  USDA(7/11)    スパークス  FCC(8/2)  USDA(7/11) 
コーン  134.9  134.6  137.0    9,345  9,329  9,495 
大豆  39.2  37.54  39.5    2,917  2,785  2,935 

コーン、大豆ともに弱材料。 

大豆のイールド39.2Bu/Acreは実現すれば過去2番目に大きな数字。前日セッション中の噂と全く同じ数字に、驚きの声は少なかったが弱い内容には変わりなし。 

 

3) サフラス発表ブラジル2001-02(10月-9月)大豆クロップ予想 

(単位:千ヘクタール、千トン) 

・作付面積、生産量予想 

  作付面積  生産量 
サフラス予想  14,792-15,692  40,434-42,895 
昨年実績  13,930  37,579 

・地域別昨年度比伸び率 

  作付面積  生産量 
ブラジル中西部  8.8%  9.3% 
ブラジル南部  10.2%  10.4% 
ブラジル南東部  8.6%  19.2% 

良好な天気と農業技術の進歩をベースにしての数字。特にブラジル南東部での生産量の伸びは干ばつが襲った昨年度と比べ大きく改善するとの予想になっている。引け間際の発表であったため本日のマーケットには加味されていないと思われる。 

 

本日のトーメンの意見

 

想定されていたレンジの下限近くまで来た。コーン12月限220、9月限210、大豆11月限484といった所はサポートライン。3日間続落で短期RSIは40近くまで下がってはいるが週末の天候次第ではもう少し下落の可能性はある。ただここからは積極的に買っていきたい。本日はスパークス以外にもコーン・大豆の生産量予想で大きな数字を予想するものが相次いだが、市場の同意が完全に取れているわけではない。来週月曜日の作柄状況、金曜日の需給報告などを見るまではなんともいえない。昨年も8月に作柄がコーン・大豆とも急速に悪化した事は記憶に新しい。

ファンドはこの3日間でコーン約15,000コントラクト、大豆約20,000コントラクトを売り抜いた。この間コーンは8セント、大豆は25セント下落した。コーンはまだ20,000コントラクトのロング、大豆は10,000コントラクトのロングがあるが、これ以上の下値は世界が変わり作柄が本当に改善しているという確信が取れなければ難しい。 

ブラジルの新穀大豆作付につき、サフラスは9.4%の増加、搾油グループのABIOVEも10%の作付増加予想を出した。これが実現すれば4,000万トンを超える生産量となり心理的には弱い材料となる。下げた時は弱い材料に目が行きがちであるが、強い材料もしっかりとある。中国の旱魃からの減産と引き続き旺盛な輸入需要、ヨーロッパ、フィリピン、国内を中心に旺盛な大豆粕需要、大豆旧穀の期末在庫減少予想、大豆ローンが5.26から4.92に引き下がられる可能性があり(コーンは今のところ据え置き予想)来年の大豆作付の減少可能性など、実需と心理的の両面からもサポート要因には事欠かない。ここからは買いでいいと思う。 

ちなみにベテラントレーダーからは、今週末は満月であり来週はまた相場の流れが変わり上昇するのではというコメントがあった。根拠はないが彼の経験から感じている事らしい。(N) 

 

 

トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)