(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年8月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  221 3/4 - 22 1/4  222 1/2  221  221 3/4  -3  99093  -3634 
01 NOV  229 3/4  230  229 1/4  229 3/4  -3 1/4  204  -24 
01 DEC  234 - 34 1/2  234 3/4  233 1/4  234  -3  211074  +3632 
02 JAN  238 1/2  238 3/4  237 1/2  238  -3  385   
02 MAR  243 1/2 - 44  244 1/2  242 3/4  243 3/4  -2 3/4  40847  -82 
02 MAY  247 1/2  247 1/2  246 3/4  247 1/4  -2 3/4  11607  +219 
            394350  +198 

 

大豆     --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 AUG  520  520  514  516  -8 1/2  451  -190 
01 SEP  516 - 16 1/2  516 1/2  510  510 3/4  -11 1/2  18943  +15 
01 NOV  511 1/2 - 12 1/2  513  506 1/2  507 1/2  -10 1/2  89743  -951 
01 JAN  516 - 16 1/2  517  511  512 1/4  -10 1/4  14030  +125 
02 MAR  517 1/2 - 18  520  514 1/2  515  -9 1/2  14168  -140 
02 MAY  513 1/2 - 14 1/2  517  511  512 1/2  -6 1/2  17618  +440 
            166105  -253 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  17980  -40  AUG  1887  -36  SEP  268 3/4  -2 3/4  121.52 - 122.64 
SEP  17310  -280  SEP  1895  -35  DEC  284 1/4  -3 1/4   
OCT  16830  -220  OCT  1909  -41  MAR  297 3/4  -3   
DEC  16710  -260  DEC  1943  -40  MAY  303 1/4 

-1 3/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

6日間連続高騰後の調整によるファンド売り。雨予報が増加

雨予報の増加、昨日の作柄報告が一部の予想よりは良かったとする考え、この所の買われ過ぎからの調整が本日の焦点とされた。 

コーンではこの他に中国吉林省が今週輸出入札を行うというニュースが弱い材料と取られた。ただこの時期からの雨予報はコーンには左程恵みではない事、農家売りが全く見られなかった事、昨日からスタートしたプロファーマーツアーの報告で作柄の悪さが一部地域で再確認されたことがサポート要因となった。また本日は商業筋の買いが目立ち、下げた場面では常に商業筋の買いからサポートされた。 

大豆は今週の降雨はまだ恵みになるという考えが相場を下落させた。またこの6日間で40セントも一気に上げており、その調整からの売りも見られた。昨日と一転して本日は農家売りが全く見られず、また安値では商業筋の買い下がりと見られるオーダーが出されていたが、ファンドの売りがそれに優った。本日は8月限の切り落ち日であったが、特に混乱もなく静かに引けた。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの売り越し、大豆3,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

また本日IMFは、アメリカドルは膨大な貿易赤字を是正するために、あと20%は弱くなる可能性があるとコメントした。実際ドル-円をみても急速に円高が進んでいる。まだ穀物相場では大きくは取り上げられてはいないが、ヨーロッパ諸国などはドルーユーロの交換比率に敏感であり、今後輸出商談が更に活発になる可能性がある。穀物相場にはサポーティブ要因。 

 

プロファーマーツアー開始 

毎年8月恒例となったプロファーマーツアーが西部ベルト班と東部ベルト班に分かれて昨日より始まった。西部ベルト班はサウスダコタとネブラスカ西部、東部ベルト班はオハイオのサーベイを行っている。西部班からはサウスダコタのとうもろこしイールドは107.6(過去3年間の平均が108.3)、.ネブラスカのサーベイはまだ終了していないが昨年並みとのレポートになっている。両地域での大豆作柄については、イールドが20ブッシェル/エーカーに満たない畑が多いとのレポートも入っている。また東部班からはオハイオのとうもろこしイールド予想は129ブッシェル/エーカーと昨年の彼らの数字144を大きく下回るものとなった。大豆についても背丈が34インチを越しているものが見られず、生育の悪さが強調されている。 

本日の途中報告では、インディアナの畑でいい所と悪いところが極端であることが伝わっている。とうもろこしのイールドは100の所もあれば、160を越える所もあるという。インディアナは比較的雨に恵まれたといわれている地域だが、実際には雨のあった地域となかった地域の色分けがはっきりとしてしまったようだ。またネブラスカ南東部から東部にかけての畑はかなり悪いとのレポート。ネブラスカは感慨施設の多い州であるが、感慨されていないコーン畑では、カーリングはもちろん、背丈も低く、立ち枯れに近い畑が10%くらいは見受けられたとの事。大豆も膝丈程度の低さにて、鞘の数も少ないという。農家出身の参加者のコメントでは、おそらくコーン・大豆ともこの地域では例年比較10-20%はイールドが落ちるとのことであった。 

また弊社独自のサーベイもイリノイ、ミズーリー、アイオワと入って行っているが、100%問題なしといえるような畑はないとの報告が入っている。感覚的に60-80点という畑が多いという。特に生育の早いミズーリーではコーンの葉が下半分黄色く変色して枯れてきているものが多く目立つが、中には早熟で枯れてきているだけでなく、水分不足からくる立ち枯れも目立つとの報告であった。また大豆ではアイオワ中部に中国産アブラムシの発生が見られ、今後の作柄と品質が懸念される。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週末に再度降雨予報。 

明日西部ベルトをスタートする前線は金曜日までに東部ベルトにまで移動し、中西部全体の65%に0.25-1.0インチの雨をもたらす。その後週末にも北部と東部ベルトを中心に35%の範囲で0.1-0.75インチの降雨予報が出ている。気温は平年並み。今週の降雨はまだ大豆の鞘付きには恵みとなる。 

インド 

今月に入ってからモンスーンの戻りで充分な雨が降ってる。大豆の生育状態も改善される見通し。 

中国 

今週は降雨に恵まれる。木曜日から日曜日にかけてコーン・大豆地域の60-65%の範囲に0.3-2.0インチの降雨が見込まれる。気温は今後10日間程は平年並み。この雨はコーンにはあまり影響はないが、大豆はまだ鞘付きの時期であり恵みとなる。 

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(8/20-24) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  N/A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  N (71)  N/B (0.50/1) 
デルタ地域  B (78)  A (0.54/1).0 

降水量予報が昨日より増加。ニュートラル。 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  8月7日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1999crop  0.2  unch  31.6  unch  1,389.5  1,421.3 
2000crop  445.3  -26.5  0.6  0.2  948.1  1,394.0 

−大豆− 

  8月7日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1999crop  0.1  unch      11.5   unch    275.3   286.9 
2000crop  53.6  -4.8      0.1   0.1    259.3   313.0 

ニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  8月10日  前週  前年同期 
コーン  7,763  9,487  5,436 
大豆  1,379  1,221  2,120 
小麦  34,979  35,531  37,709 

- 大豆はニュートラル、コーンは先週より100万ブッシェル以上減少しておりややサポーティブ。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

昨日のコメントでは、作柄がほぼ決まってきた事、また収穫が近づいてきている事からこれから更なる大きな上げはないであろうと書いたが、かといって今日の下げをみて、またこれから再度大きな下げを期待することは禁物。今シーズンで一番悪い作柄指数になっていて、相場が大きく下がるはずはない。確かにファンドはロングとなっており、相場が動かなければじれて利食いをしてくる可能性はある。収穫に備えて農家が最後のコーン・大豆を売りに出す事も考えられる。ただここから天候が回復したにせよ、どれだけ作柄の改善が期待できることか。コーンはもうドウーステージからデントステージに入っている。大豆も鞘付きがほぼめどのつくところまで来ている。

雨は相場を動かす材料にはなるが、もう実際の作柄には左程影響を与えない事を再認識すべきだ。一旦作柄が決まってしまえば、あとは収穫時期までにはマイナス要因が主材料となる。大きな上げはないと予想するが、トレンドとしては上昇トレンドと認識している。下げたら買い。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)