(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年8月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 SEP 217 - 16 1/2 219 216 216 1/2 -1 1/2 29584 -14394
01 NOV 224 1/2 - 24 3/4 226 1/4 224 225 1/2 -3/4 1108 +55
01 DEC 230 1/4 - 30 232 1/4 229 230 -1 1/4 225762 -1406
02 JAN   233 3/4 233 3/4 233 3/4 -1 1/4 443 +5
02 MAR 241 1/4 - 41 1/2 243 3/4 240 1/2 241 1/2 -1 55763 +2897
02 MAY 246 1/4 248 245 246 1/4 -1 13665 +961
            360448 -11286

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 SEP 475 1/2 - 76 479 471 473 1/2 -7 7390 -2696
01 NOV 481 1/2 - 82 486 1/4 477 1/2 481 -4 3/4 88139 +789
02 JAN 488 1/2 - 89 493 484 1/2 488 1/4 -3 1/2 17658 +21
02 MAR 494 - 95 499 1/2 491 494 1/4 -4 16149 +332
02 MAY 495 499 1/2 492 1/2 495 -4 18226 +129
02 JUL 495 1/2 - 97 501 1/2 494 1/2 497 -3 10080 +184
          160044 -1223
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 16380 -120 SEP 1673 -45 SEP 271 1/2 -3 1/2 119.35 - 119.98
OCT 16320 -60 OCT 1688 -43 DEC 285 3/4 -2 1/4  
DEC 16380 -20 DEC 1725 -34 MAR 296 1/2 -2 1/2  
JAN 16380 +00 JAN 1747 -32 MAY 299 -4

 

 

本日の相場の動き

 

引き続きファンド売り。

コーンは週間輸出成約が期待されたほどではなかったこと、受渡を明日に控え期近限から弱かったこと、ヨーロッパの利下げがドル高→輸出低調の発想につながったこと、月末、週末の3連休を控えファンドのロングの手仕舞いが優先されたこと、霜予報が遠ざかったこと、ダウが大きく下げていたことも心理的に弱い材料となったなど弱い材料に事欠かなかった。一方強い材料は国際穀物協議会から来年の粗粒穀物の期末在庫が下方修正されたことぐらいであった。ほぼ安値圏での取り引きが続く中、大豆につられてやや高値に転じる場面も見られたが、長くは続かず結局安値での終了となった。ただ弱い材料が多かった割には思ったほど値が落ちなかったという感想がトレーダー達からは聞かれた。

大豆はコーン同様の材料に加え、引き続きの中西部の降雨、センサスから発表された7月の大豆油在庫が大幅に上方修正されたこと、最近の搾油マージンの悪化から各搾油業者が搾油をおさえるという噂も弱い材料となった。今週何度も見られた動き同様、11月限480を割った所からは買いが入り一旦値を上げるも、買いが続かないと見るやすぐに転じて、結局は安値での引けとなった。

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,500コントラクトの売り越しと見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は西部ベルト、特にミネソタを中心に25%の範囲に0.25-1.0インチの降雨量。このシステムは今後2日間で東部へ移動する。イリノイ、インディアナ、オハイオを中心に降雨が見込める。今週トータルでは55%の範囲に降雨がある見込み。気温は平年並みからやや高め。9月前半まで霜の懸念は出ていない。

今週の雨も一部生育の遅い大豆には恵みと考えられるが、雨が必要な時期、地域は徐々に少なくなっている。南部ベルトではコーンの収穫が始まっており、今後の雨は収穫遅れとなる。今のところ問題は見られない。

インド

モンスーンの勢力が後退し始めている。通常は9月中旬までは影響があるが、すでに北部、北西部ではドライが支配し始めている。この影響でこの地域のコーン、大豆、その他の油糧種子の単収が削られる懸念が出ている。

中国

今後10日間はドライで涼しい天候が続く。霜の心配は今のところない。

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

NWS 6-10日間予報(9/5-9)

 

  気温(平年) 降水量(平年)
ベルト西部 A (68) N (0.54/1)
ベルト東部 A (71) B (0.50/1)
デルタ地域 N/A (78) N/A (0.54/1)

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(8/23の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高 成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 169.4 681.3 49,865.6 50,690.0 3,730.5 4,292.8
大豆 76.4 205.6 28,188.0 27,566.8 988.3 3,741.1
小麦 474.9 0.0 8,940.0 10,171.2 4,103.4 0.0
大豆粕 39.6 98.2 6,663.8 6,294.0 722.4 421.7
大豆油 0.0 0.0 320.1 351.0 6.0 1.0

コーンはレンジの下限、大豆は予想以下。

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン)

 

  輸出量 輸出量累計 USDA予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,186.6 1,321.6 46,135.1 47,318.1 47,630
大豆 293.9 319.5 27,199.7 26,564.5 27,080
小麦 397.9 632.5 4,836.6 6,047.8 28,580
大豆粕 76.4 110.9 5,941.4 5,487.8 7,030
大豆油 2.5 0.0 314.1 328.3 680

 

本日のトーメンの意見

 

あと2週間は弱気、その後徐々に上げ相場を予想。

7月に高値をつけた後、買い上がろうにも上がらない相場にファンドが嫌気を出して買いを諦めてしまった。クロップコンディションは平年以下、6,7月よりも悪化しているという現実も今は目を向けられていない。収穫本番が目の前に迫っていること、ここまで旧穀を我慢してしまった農家の投売りが出てくるであろう事、大豆では今まで賑やかだった中国の買いが沈静化していることなど弱気材料ばかりに目が向けられている。

ただファンダメンタルは変わっていない。需要は相変わらず大きい。新穀の期末在庫では大豆2億ブッシェル、コーン10億ブッシェルを切るのでは?というアナリストもいるほどだ。

コーンではイリノイの中南部ですでに一部収穫が始まっている。残念ながら聞こえてくるイールドは低い。一見いいと見られた畑でも160前後のイールドしかなかったとという。農家は200近くを予想していた。ドライで見た目の悪い畑ではイールドが50程度にしかならなかったともいう。もちろんこれは一部からの話であるが、収穫がもっと進みこの手の話があちらこちらから聞こえてくれば、ファンドの買い出動がまた始まるということにもなる。今の価格はファンダメンタルを考えた場合には下限と思っている。あとはいつ買いのきっかけが出てくるか。それは収穫が本番となる9月中旬頃と見ている。収穫にめどがたてば逆にハーベストプレッシャーは過去の話題となり、需要の大きさに再び目が向き上げ相場になる、そう考えている。(N)

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)