(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年8月31日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  217 1/4 - 17 1/2  219 1/2  216  219  +2 1/2  17020  -12564 
01 NOV  226 3/4  228  226 1/4  227 3/4  +2 1/4  1213  +105 
01 DEC  230 1/2 - 31  232 3/4  229 1/2  232 1/4  +2 1/4  231541  +5779 
02 JAN  234 3/4  237  234 1/4  236  +2 1/4  443   
02 MAR  242 - 42 1/4  244 1/4  241  243 1/2  +2  56806  +1043 
02 MAY  246 3/4 - 47  248 1/2  245 1/4  248 1/4  +2  13893  +228 
            355725  -4723 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  474 - 74 1/2  480  473  479 1/2  +6  5183  -2207 
01 NOV  482 - 82 1/2  487  479 1/2  486  +5  87229  -910 
02 JAN  488 1/2 - 89  493 3/4  486 3/4  492 3/4  +4 1/2  18283  +625 
02 MAR  497 1/2 - 97  500  494  499 1/4  +5  16523  +374 
02 MAY  497 - 98  501  499 1/2  501  +6  18294  +68 
02 JUL  497  502 1/2  497  502  +5  10403  +323 
            158364  11680 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  16920  +540  SEP  1674  +10  SEP  278  +6 1/2  118.76 - 118.93 
OCT  16810  +490  OCT  1682  -60  DEC  289  +3 1/4   
DEC  16860  +480  DEC  1713  -120  MAR  298 3/4  +2 1/4   
JAN  16810  +430  JAN  1738  -90  MAY  300 3/4  +1 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

受渡初日に反騰、いつものパターン。

昨夜シカゴに4インチ以上の豪雨が短時間に降り、オヘア国際空港への高速道路がしばらく閉鎖されるという洪水状態が見られたが、穀物取引所は混乱もなく通常通りの取引となった。 

本日のコーンは、受渡の後は値が上がるというアイデア、今週下値がずっとサポートされたことからの買い易さ、小麦が受渡の数字が少なかったことから反騰しておりそれにつられたこと、CRBインデックス・ダウとも上げており心理的にも買い安心感があったこと、台湾・韓国の買い付けが報告された事などが好感されて、ほぼ終日高値を保ったまま、レンジの高値での引けとなった。 

大豆もコーン同様の要因の他に、9月前半は歴史的に価格が上昇するというアイデア(過去15年のうち13年上げている)がサポート要因になった。また大豆粕にもつられた。大豆粕の上げは、南米産大豆粕の供給がタイトになっていること、国内クラッシャーが搾油制限を打ち出したことによる。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い越し、大豆1,500コントラクトの買い越しと見られている。本日現在のフューチャーのみのポジションはコーン41,000コントラクトの買い越し、大豆14,000コントラクトの買い越しと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はイリノイ、インディアナを中心に30%の範囲に0.25-1.25インチの降雨量となった。週末は西部ベルトを中心に15%の範囲で0.10-0.75インチの降雨量が予報されている程度。気温は平年並み。今後2週間に霜の懸念はない。 

大豆・コーンとも雨が必要な時期は過ぎており、今後は霜がいつ来るかが焦点となる。 

8月の中西部の降雨量を振り返ってみると、前半2週間はドライで後半2週間が平年以上の降雨となった。地域別に見た場合、西部ベルトはトータルで平年の75%以下の降雨量、東部ベルトは平年並みか平年並み以上となった。しかしながら東部ベルトでもミシガンやオハイオ北部などドライのスポットも見られる。 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンの8月は平年以上の降雨量となった。潤沢な土壌水分から、これからのコーン・大豆の作付には今のところ問題は見られない。ブラジルでも今のところドライで作付し支障がでそうな地域なない。9月前半にはまとまった降雨予報で出ており、こちらもコーン・大豆の作付は順調に始まる見込み。 

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/6-10) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  N (0.50/1) 
デルタ地域  N (78)  N (0.54/1) 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  8月28日現在  事前予想     
とうもろこし  39,150 LONG  50,400 LONG 
大豆  11,727 LONG  8,800 LONG 
大豆粕  16,470 LONG  18,400 LONG 
大豆油  24,565 LONG  24,900 LONG 

コーンにはやや強気レポート。大豆3品にはほぼニュートラル。 

 

2)9月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  1,768  8月14日 
大豆  732  8月3日 
大豆粕  125  5月31日 
大豆油  2,088  8月30日 
小麦  241  4月26日 

大豆は予想よりやや多く弱気、コーンは予想よりやや少なく強気に見られた。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

あと2週間は弱気、その後徐々に上げ相場を予想。

コーンにしろ大豆にしろファンダメンタルは強いと個人的に考えているし、そう唱えるアナリストもまた多い。ではなぜ上がらないのか?アメリカの習慣としてこの8月後半に長期休暇を取る人が多いのも事実。トレーダーの中にも相場をかえりみずにバケイションに出かけている人間も確かに多い。ただ一番大きな理由は経済の減速ではないか。ダウをはじめ世界的に株価が低迷して経済の減速が鮮明になっており、穀物を積極的に買い進める環境にない。同様の理由からCRBインデックスも低迷しており、さながらデフレスパイラルの様相を呈している。 

この閉塞感、経済に対する不安が払拭できなければ、9月以降の本格的な上げも遅れるかもしれない。穀物のファンダメンタルだけを見れば買い、その買いのタイミングも今。ただ外的環境がもう少し好転しなければ、相場の上昇は今考えている9月中旬よりも遅れるかもしれない。 

あと非常に政治的な面になるが、経済の陰りのため今後の農業予算が充分に取れない可能性も出ている。その為政府としては価格の上昇を促したいところ。また農業議員が唱えているような大型農業予算はWTOの取り決めを越えることもあり、これら農業議員としても自分の顔を保つ為には市場価格が上がって、農家収入が自然増加となることを望んでいる。保守的といわれる農務省ではあるが、色んな圧力のもと、かなりきつい需給報告数字を出してくるかもしれない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)