(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月4日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  217 1/2 - 18  219  217  218 1/2  -1/2  14668  -2352 
01 NOV  226 1/4 - 26 1/2  226 3/4  226  226 1/2  -1 1/4  1275  +62 
01 DEC  231 - 31 1/4  232  229 3/4  231 1/4  -1  233620  +2079 
02 JAN  235  235  235  235  -1  449  +6 
02 MAR  242 1/4 - 42 3/4  243 1/2  241 1/2  243  -1/2  57762  +956 
02 MAY  247  248  245 3/4  247 1/2  -3/4  13966  +73 
            357192  +1467 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  476  479  475  478? 3/4  -3/4  4145  -1038 
01 NOV  483 - 84  486  480 1/2  484 1/4  -1 3/4  86965  -264 
02 JAN  491  492 1/2  487 1/2  490 3/4  -2  18724  +441 
01 MAR  496 1/2 - 97 1/2  498 1/2  493 3/4  496 1/2  -2 3/4  16913  +390 
02 MAY  497  499 1/2  494  496 3/4  -4 1/4  18884  +590 
02 JUL  499  500 1/2  495 1/2  498  -4  10485  +82 
            158598  +234 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  16930  +10  SEP  1660  -14  SEP  276 1/2  -1 1/2  118.76 - 119.53 
OCT  16840  +30  OCT  1667  -15  DEC  287 1/2  -1 1/2   
DEC  16860  +00  DEC  1693  -20  MAR  297 1/2  -1 1/4   
JAN  16780  -30  JAN  1713  -25  MAY  300  -3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

材料難の中、力なく安値引け

3連休中の産地のほぼ問題ない天候、予想レンジ以下であった輸出検証高、などから大豆・コーン共に力ない寄り付きとなる。先週末の引けの形が強含みであったのでその形をフォローするとも見られていたが、やはりこの3連休という間隔も影響したか、マーケットに力は見て取れなかった。 

日中の天候情報においても、向こう2週間近く(今後の焦点になるであろう)早霜についてはほとんど心配無用且つ比較的高温を維持し乾燥の傾向が継続されるようなアナウンスも流れ、本日の安値引けを手伝った。 

本日のファンドの動きとしては、コーンはほぼニュートラル、大豆は1100枚の売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末を挟んだベルトでの天候は局地的に大雨を見た場所などもあったが、0.5インチ以上の雨はベルトの10%にとどまる。気温も60度後半より、90度前半と問題なく、総じてマーケットにはネガティブに受け止められた。今週も週後半ににわか雨が一部言われているが、大きな問題なく推移しそう。 

月も変わり9月。そろそろ焦点となりそうなのが、「早霜」となるが、現時点では向こう2週間近くにかけてのその可能性は極めて低いと見られている。  

 

土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/10-14) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  N/A (0.50/1) 
デルタ地域  N/A (78)  N (0.54/1) 

ほぼニュートラル材料か。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(8月17-23日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  38,946  44-48 
大豆  6,208  8-11 
小麦  22,228  15-20 

コーン・大豆共に予想以下の数字にてややネガティブ 

 

2)9月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  1,349  8月27日 
大豆  511  8月24日 
大豆粕  25  7月24日 
大豆油  1,035  8月31日 
小麦  1,641  8月28日 

 

3)進捗率 

 

  9/2  先週  昨年  平均 
ドウステージ  91%  82%  94%  89% 
デントステージ  68%  51%  74%  61% 
成熟  20%  12%  25%  16% 
鞘付き  98%  94%  98%  96% 
落葉  11%  5%  16%  8% 

成長進捗はニュートラル。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  今週の指数  先週の指数  昨年 
コーン  5%  11%  31%  42%  11%  94.0%  94.1%  102.8% 
大豆  4%  12%  32%  42%  10%  95.5%  95.5%  95.8% 

先週の天候推移からして、本日の数字は少なくとも改善されるのでは、との見方に反し、大豆は先週比変わらず、コーンはgood/excellent1ポイントずつのダウンとなる。明日の寄り付きに対しては支援材料とされる。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

現物市場が定期市場に近づいたのか、定期市場が現物市場に近づいたのか。 

ハーベストプレッシャーを背景に、例年ならこの時期から年末にかけて現物市場が定期市場に比べより圧力を受ける時期が続く。が、今年はその動きはまだほとんど見られず、定期価格と現物価格の乖離がきわめて小さい。一見現物価格が高止まりしている状態である。農家を焦って売らせない理由としては、絶対価格の低さの他に、補助金制度や保管能力増加や新年度減税期待が挙げられる。そこから、理論的にはハーベストプレッシャーは小さいと見ることもできる。 

が、昨年と最も違いを見せているのが、CBOTによる新受渡しシステムの浸透である。同新システムの詳細については機会があれば後日に説明するが、要するに定期市場がより現物市場の動きを反映させるべく昨年採用された受渡制度である。昨年はまだ現物・定期の乖離が見られたが、今年は効果が見られ始めている。つまり、現物と定期の連動性がこれまで以上に高まっている。今年のハーベストプレッシャーは、上述の理由から平年比小さいことはほぼ確実であるが、これから中西部の収穫期に入ろうという時期に、連動性を増した定期相場は現物価格下落からの影響を避けては通れない。 

90億ブッシェルを下回る生産量予想が出始めた今、過度の安値期待は禁物。しかしながら、理論的には少なかろうハーベストプレッシャーの影響を実は軽視できない現実がある。USDAの生産量下方修正が予想平均に近い場合、12月限は緩いプレッシャーを受け続け、中期の間下落傾向をたどる。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

引け後の進捗情報がマーケットの改善予想を裏切り先週と全く変わらぬ数値となったことは少なくとも明日の寄付きには強材料視されることはほぼ間違いないであろう。が、まだ現段階では5ドル台相場へ安定するには材料に欠ける気がしてならない。今週の進捗データは確かにマーケットの期待を裏切ったが、8月以降これまで確実に悪化してきた流れを今週でストップさせている。指数で見ても8月上旬には昨年比較4ポイントも劣っていたものが、相対的に本日の数値は昨年とほぼ同じレベルにまで追いついている。今年の場合は(昨年悪かった)8月の天候が逆に良好推移となっているので、今週果たせなかった数値の改善は来週、より期待できるものと考えている。 さて、マーケットであるが、12日の農務省発表を前にしてまだこれらの作柄に対してはっきりとした方向性を見出せないでいるようである。本日のマーケットにもそのあたりを感じ取れた。今週は各予想家よりの12日を前にした発表が出てくる予定であるが、農務省の発表まではそれらの数値が当日のマーケットの動きを左右することになると思われる。 

中長期的なトレンドとしては上を向いているが、目先(作柄改善をその主要因とおいて)15-20¢下を予想しており、下値拾いもそのあたりをターゲットとおいてみたい。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)