(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月14日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  213 1/2 - 14  215  212 3/4  214  -4  1415  -2542 
01 NOV  221 1/4 - 21 1/2  221 1/2  219  219 1/2  -5 1/2  1409  +9 
01 DEC  225 1/2 - 26  226 1/2  224  224 1/4  -5 1/4  226642  +924 
02 JAN  230 1/2  230 1/2  228  228  -5 1/2  444   
02 MAR  237 - 37 1/2  238  235 1/2  235 3/4  -5 1/4  64265  +1165 
02 MAY  243  243 1/4  241 3/4  241 3/4  -4 1/2  16796  +54 
            349572  +257 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  474  476 1/2  471  471 1/2  -8 1/2  764  -49 
01 NOV  477 1/2 - 78 1/2  482  473 1/4  474  -8  89829  +738 
02 JAN  488 - 88 1/2  487 1/2  480 1/4  480 3/4  -7 1/4  19797  +979 
01 MAR  489 1/2 - 90  492 1/2  486 1/4  487  -6  18789  +461 
02 MAY  492 1/2  492  487 1/2  488 1/4  -6 1/2  20006  +454 
02 JUL  490  493 1/2  488 1/2  488 3/4  -7 1/4  12581  +548 
            164470  +3214 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  17600  -30  SEP  1613  -23  SEP  267  -7 1/2  117.04 - 117.43 
OCT  16890  -310  OCT  1611  -27  DEC  272 1/4  -9 3/4   
DEC  16720  -280  DEC  1638  -23  MAR  284  -9   
JAN  16600  -280  JAN  1660  -25  MAY  288 1/4  -7 3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

需給報告が引き金、売られる。

コーン、大豆とも予想より多い生産量、期末在庫数量に相場は沈んだ。 

需給報告以外にも、週間輸出成約高が不振であったこと、収穫が順調に進捗していると伝えられた事が弱気材料となった。またコーンでは小麦の急落にも頭を抑えられた。小麦も弱い需給報告を背景に、テクニカルなサポートラインを切った事からファンドの大量売りが入った。ファンドは本日小麦だけで6,500コントラクトを売り越したと見られている。 

また昨日はテロによる国内輸送の混乱懸念から備蓄用にとのパニック買いが見られたが、本日は一転してテロによる世界景気の後退、需要の後退が焦点とされ買いの手が続かなかった。月曜日に再開される見込みの株式市場にて、大幅な下落が噂されたことも本日の穀物相場には弱気に働いた。 

ちなみに、日本で大きな問題となっている狂牛病については、今のところシカゴでは静観されている。 

本日のファンドはコーンで3,500コントラクトの売り越し、大豆も1,500コントラクトの売り越しと考えられている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間に霜の懸念はなし。 

昨日はベルト北西部中心に30%の範囲に0.1-0.5インチの降雨が見られた。今日と明日も同地域に同程度の降雨が予想される。週末はドライ。次の降雨は来週の火曜日から木曜日にかけて。中心は北西部と南部。全体の70%の範囲に0.25-1.0インチの降雨予報となっている。ベルト北西部はまだ収穫が始まっておらず、この雨は問題とはならない。南部地域では若干の収穫遅れとなる。気温は上昇する見込みにて、今後10日日間に霜の懸念はない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/20-24) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (68)  N/A (0.54/1) 
ベルト東部  B (71)  A (0.50/1) 
デルタ地域  N (78)  N (0.54/1) 

降水量が多い予報にて、収穫遅れ懸念からやや強い材料。 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  2000-2001   2001-2002  
  AUG10  SEP14  AUG10  SEP14 
作付面積(百万エーカー)  74.5  74.5  75.2  75.2 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  74.1  74.1 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.1  38.1  38.7  38.2 
         
初期在庫  290  290  250  240 
生産量  2,770  2,770  2,867  2,834 
輸入  3  3  4  4 
・供給合計  3,063  3,063  3,121  3,078 
搾油用  1,630  1,635  1,655  1,660 
輸出用  995  1,000  995  990 
種子・飼料用  91  91  93  91 
その他  97  97  79  82 
・需要合計  2,813  2,823  2,821  2,823 
期末在庫  250  240  300  255 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.55  4.55  4.35-5.35  4.40-5.40 

事前予想より、やや多い新穀の生産量と期末在庫数量。 

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  2000−2001   2001-2002  
  AUG10  SEP14  AUG10  SEP14 
作付面積(百万エーカー)  79.5  79.5  76.0  76.0 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  72.7  69.2  69.2 
単収(ブッシェル/エーカー)  137.1  137.1  133.9  133.5 
         
初期在庫  1,718  1,718  2,003  1,938 
生産量  9,968  9,968  9,266  9,238 
輸入  7  7  15  10 
・供給合計  11,693  11,693  11,284  11,186 
飼料用その他  5,850  5,850  5,775  5,800 
食用・種子用・工業用  1,965  1,965  2,050  2,050 
輸出用  1,875  1,940  2,000  1,975 
・需要合計  9,690  9,755  9,825  9,825 
期末在庫  2,003  1,938  1,459  1,361 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.85  1.85  1.90-2.30  1.95-2.35 

事前予想より多い新穀の生産量と期末在庫数量。大豆の発表内容より更に弱いと考えられた。 

 

B01/02クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  105.00 (105.00)  4.00 (1.00)   
アルゼンチン  16.00 (16.00)  11.00 (11.00)   
南アフリカ  9.00 (9.00)  1.50 (1.40)   

生産量予想は据え置き。しかしながら中国の輸出予想が大幅増加となっており、注目される。また世界粗粒穀物の期末在庫予想が550万トン減少しており、これは数少ない強気材料となった。 

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  26.00 (26.00)  7.50 (7.50) 
ブラジル  39.00 (39.00)  15.75 (15.75) 

生産量・輸出予想は先月と全く変わらず。中国の輸入予想数量が先月の1,450万トンから1,400万トンに50万トン下方修正されているのが特筆。これは最近の中国の買い付けの遅れを反映していると考えられる。 

 

2) 週間輸出成約高報告(9/7の週) (単位:千トン) 
  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  2,686.0  0.0  7,656.5  8,681.0  7,089.9  0.0 
大豆  1,162.0  0.0  5,677.9  5,194.2  5,611.1  20.0 
小麦  320.4  0.0  9,898.0  11,216.9  3,697.7  0.0 
大豆粕  28.4  102.3  6,800.5  6,338.5  588.0  682.1 
大豆油  0.0  2.0  320.2  352.4  3.5  4.4 

コーンの成約には8/31-9/6の405.2(千トン)と昨年度の成約で受渡がされていない2,280.8(千トン)が含まれる。今日の相場にはやや弱気材料。 

大豆の成約には8/31-9/6の637.6(千トン)と昨年度の成約で受渡がされていない524.4(千トン)が含まれれる。今日の相場にはニュートラル。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  9月11日現在  事前予想     
とうもろこし  45,795 LONG  35,400 LONG 
大豆  10,215 LONG  8,900 LONG 
大豆粕  15,930 LONG  13,400 LONG 
大豆油  14,073 LONG  16,200 LONG 

コーンは弱気、大豆3品はニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

しばらくは反騰の兆しなし。

予想より弱い需給報告となった。ただ冷静に考えてみれば、コーンで13.9%、大豆で9.0%という新穀の期末在庫でなぜこの価格か?という疑問は大きい。しかしながら景気の後退と今回のテロにより更なる景気へのボディーブローが心理的にも大きく立ちはだかっている。どんどん買い進んで行くという地合にはならない。来週のダウは下落が必死と見られている。テロに対する報復も来週までに行われると言う見通しも強い。冷静に穀物相場だけを見つめるようになれるまで、相場の反騰は難しいように思う。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)