(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  217  219  217  217 1/4  -2 1/4  707  -708 
01 NOV  221 - 22  224 1/2  221  221 3/4  -2 1/2  1412  +3 
01 DEC  226 1/2  228  225 1/2  225 3/4  -2 1/4  232995  +6353 
02 JAN  233 1/2 - 34  236 1/4  233 1/4  233 1/2  -2 1/4  481  +37 
02 MAR  240  242 1/4  239 1/2  240  -1 3/4  65762  +1497 
02 MAY  244 1/2  247  244 1/4  245  -1 3/4  17155  +359 
            358505  +8933 

 

大豆     --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 SEP  470 1/2 - 71 1/2  483 1/2  469 1/2  480  +6  461  -303 
01 NOV  477 1/2  489 1/2  476 1/2  485 3/4  +5  90228  +39 
02 JAN  483 - 83 1/2  494 3/4  482 1/2  491  +4  20263  +466 
01 MAR  488  495  487 1/2  491 1/2  +3 1/4  19478  +689 
02 MAY  486  496 1/2  486  493 1/4  +4 1/2  20099  +93 
02 JUL  495  495  492 1/2  492 1/2  +3 1/2  12878  +297 
            166329  +1859 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  17020  +130  SEP  1625  +14  SEP  274 1/2  +2 1/4   
OCT  16910  +190  OCT  1655  +17  DEC  286 1/4  +2 1/4   
DEC  16780  +180  DEC  1678  +18  MAR  290 1/4  +2 1/4   
JAN  16600  +210  JAN  1707  +18  MAY  295 1/2  +1 

 

 

本日の相場の動き

 

2分間の黙祷、「God Bless America」の斉唱、ニューヨーク証券取引所の開始ベルはそうやって通常より数分遅れて鳴らされた。大恐慌当時以来最長の6日におよぶ取引休止後の再開は、自らを鼓舞するかのようなトレーダーたちの大拍手によって迎えられ、取引は様々な感情が渦巻く中始まった。しかしながら、産業界の悲痛な願望とFRBによる臨時金利下げの努力もむなしく、株式市場はその暴落の様相を明らかにするまでにはその後1分も要さなかった。

穀物相場は株式市場の動きを多いに意識し、安値開始となった。が、そのうち独自要因を勘案し始め、大豆・大豆粕は開始後間もなく前日比高値に顔を出すに至り、下げ気配のコーンにもサポート要因となった。 

コーンは、安値開始の後、一時大豆に支持され価格を持ち直す動きが見られたたが、前日比安値を維持。先週のUSDAによる予想以上の生産量見込みを引きずったこと、株式市場の大幅安などを背景に、ファンドの買い持ちポジション整理が進められた。先週、投機筋の買い持ちポジションが予想以上に多いことが確認されただけに、売りは集中的に進められた。中国のWTO加盟が正式に承認されたとの報も、コーン相場にはほとんど効力を見せなかった。9,000コントラクトにおよぶファンドの売り越しで2セント強の下げ幅に抑えられたのは、ひとえに大豆・大豆粕ピットからの影響。 

大豆は、株安の不安から安値寄りつきの後、急速に値を伸ばした。投機筋の買い意欲を集めたのは、ドル安、中国のWTO加盟正式承認、強い輸出需要(週間輸出報告)が原因の一部として挙げられる。が、大豆三品で上昇のけん引役となったのは、大豆粕である。NOPA報告による大豆粕発生減少傾向の確認と、日本での狂牛病をめぐる一連の動きが大豆粕需要を刺激すると見られていることが、本日も買い材料とされた。 

本日のファンドの動きは、コーン9,000コントラクトの売り越し、大豆4,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

依然として今後10日間霜の懸念はなし 

週末はベルト全体の半分の地域で0.25−1.50インチの雨。西部が中心。今週は木曜までに軽いシャワーがベルト西部から東部を通過する事となる。ベルトの80%に0.4−1.8インチの雨となる。先週に比べると今週は多少湿っぽい気候が予想されているが、来週になればドライが回復しそう。霜に関しては、今後10日ほどは依然としてその懸念はない、とされている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/23-27) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  N/A (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  A (0.50/1) 
デルタ地域  N/A (78)  A (0.54/1) 

気温降水量共に高め。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(9月7−13日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  46,211  38−44 
大豆   8,673  6−11 
小麦  17,285  17−21 

コーンの数字は支援材料。大豆はほぼ中立。 

 

2)進捗率 
(corn)  9/16  9/9  2000年  平均 
デントステージ  90%  81%  94%  88% 
成熟  46%  32%  64%  46% 
収穫  9%  5%  14%  9% 
(bean)   9/16  9/9  2000年  平均 
落葉     40%  22%  62%  41% 
収穫  3%  NA  7%  4% 

成長進捗はニュートラル。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  今週の指数  先週の指数  昨年 
コーン  4%  10%  30%  44%  12%  95.3%  94.4%  101.3% 
大豆  4%  11%  30%  44%  11%  96.8%  95.8%  94.5% 

マーケットには中立から、若干ネガティブ。 

3)NOPA月間搾油報告 

 

  8月  7月  2000年8月 
搾油量(千bu)  128,852  132,490  119,522 
大豆粕生産量(トン)  3,092,995  3,181,042  2,851,313 
大豆粕イールド  48.01  48.02  47.71 
大豆粕輸出量(トン)  619,498  520,499  393,634 
大豆油生産量(千ポンド)  1,471,239  1,506,194  1,373,154 
大豆油イールド  11.42  11.37  11.49 
大豆油在庫(千ポンド)  2,289,311  2,333,689  1,622,870 

ほぼ中立から若干サポーティブか。 

 

4)コミットメントオブトレーダーズ 

 

小麦  6581ショート 
大豆  44295ロング 
コーン  12715ロング 
大豆粕  18430ロング 
大豆油  13073ロング 

ほぼ中立材料か。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

下げる。しかし、底も見えている。 

収穫進捗にしたがって、期待以上の生産イールドが報告されることになる。受粉後の生育環境は良好であったにもかかわらず、受粉期の一部の悪天候に悲観的になりすぎた一般の見方は、現実以上に作柄判断を低下させた。今後12月限210前半への一段安が期待できる。しかし、時機は9月末頃までと見るべき。収穫が一段落すれば、様相が変わる。現在の農業法の「農作物売らないシステム」が作用する限り、今年のような市場環境では10月中頃には現物供給が干上がる。こうなったら、もう底値は拾えない。作柄悲観から相場悲観にマーケットは一変したが、下落相場は期待するほど長く続かない。買いは待ちだが、9月まで。 ( F ) 

(大豆) 

今は底値固めの最中。 

NYダウは700ドル近く下げて、あっという間に9000ドルを割ってしまう。その中で本日の大豆は11月限469を付けるもしっかり値を戻しての引け。11月限で470台は底値圏、といっていいのではないか。しかし、5ドル相場に向かうにはあまりにも力がなさ過ぎる。この9月中は底値固めをじっくりとおこなう時期と見ている。 

11月始めにも中国のWTO加盟の話が纏まり、米国には約20億ドル分の穀物輸出価値を見出すとの話。 この金額、今回のテロ事件復旧等にあてる米国の緊急措置の金額(推定)に値する。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)