(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月18日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  216 - 16 1/2  216 1/2  214  214 1/4  -3  1413  +1 
01 DEC  220 1/2 - 22  222 3/4  218 1/4  218 1/2  -3 1/4  231673  -1322 
02 JAN  225  225  222  222  -3 3/4  483  +2 
02 MAR  232 1/2 - 33  234 1/2  230 1/4  230 1/2  -3  68558  +2796 
02 MAY  239 - 39 1/2  240 3/4  237 1/2  237 3/4  -2 1/4  17842  +687 
02 JUL  245 1/2  245 1/2  242 1/4  242 1/2  -2 1/2  22603  +709 
            360501  +1996 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  479 - 79 1/2  481 1/2  473 1/2  475  -5  90480  +252 
02 JAN  485  487  479 1/2  481  -4 3/4  20580  +317 
02 MAR  489 1/2 - 90  492  485  485 1/2  -5 1/2  19922  +444 
01 MAY  492  492  486  487 1/4  -4 1/4  20084  -15 
02 JUL  493 1/2 - 94  494  487 1/2  488 1/2  -4 3/4  13016  +138 
02 AUG  493 1/2  493 1/2  488  488  -4 1/2  259  +56 
            167061  +732 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16760  -260  OCT  1626  1  DEC  267 1/2  -7   
DEC  16650  -260  DEC  1653  -2  MAR  279 1/2  -6 3/4   
JAN  16550  -230  JAN  1674  -4  MAY  284 1/2  -6   
MAR  16350  -250  MAR  1704  -3  JUL  290 

-5 1/2 

 

 

 

本日の相場の動き

 

閑散な午前中、小麦に下げた午後

昨日引け後の作柄報告はコーン・大豆ともにネガティブに捉えられていた事もあり、寄り付きコールもやや安値が唱えられていた。コーン大豆ともに予想通り安値の寄り付きとなったが、午前中は取引量の限られた閑散なマーケットとなる。昨日売りまくったファンドの動きも今朝はうそのような静けさとなった。 

そんな中、コーン12月限は8月初旬に付けた220-1/4をテストすることとなるが、取引量の限られた中午前中はこのレベルを割ることはなかった。しかし午後になり小麦が一部限月で約定安値をつけるなどの大きな下げを見せたことが、コーンにも影響しその勢いが新たな売りを呼ぶことになり引けも7月初旬以来、ほぼ2ヶ月ぶりの安値引けとなる。 小麦の動きが大きかったが、エジプトが買い付けた360,000トンのうち米国の割り振りが1/3しかなかったこと、又米国冬小麦の順調な作付け進捗等が合わさり強く材料視された模様。 

大豆もコーンと同様昨日引け後の作柄報告改善を受け、安値での取引開始。しかし非常に限られた取引量の中、午後の小麦相場の勢いに多少押された感もある。値は下げたが所謂レンジ内の動きで本日も引けとなった。 

本日のファンドの動きはコーン7000コントラクト、大豆2000コントラクト、小麦7000コントラクトの売りと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末一部で霜の可能性を示唆(←大半は否定) 

今週はベルトの西から東へ前線が通過している事もあり、シカゴも湿っぽい気候となっているが大きな降雨になっているわけではない。昨日はウイスコンシン南部、イリノイ中北部、ネブラスカ中部、などを中心にベルト全体の20%の範囲に0.10-0.75inchの降雨を見た。今週はこれからベルト中部〜東部にこれらの影響が出てくると見られ若干コーンの収穫にはブレーキになる地域も出てこよう。しかしその程度は限られたものになりそう。この前線による週末までのベルトのカバー率は80%。 

来週半ば以降は気温も平年並みに戻り、ドライな天候が帰ってくる。 

又、各社のアナウンスでは今週末日曜から月曜にかけて、寒気団の影響でベルトの北部(ミネソタ・ウイスコンシン・アイオワ)では気温が30度半ばから後半まで下がる、という予報がでており、一部アメリカ式モデルではウイスコンシン北部での霜の可能性を示唆するものもある。しかしマーケットではこの可能性を否定している。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/24-28) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  N/B(0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  N/B(0..50/1) 
デルタ地域  N (78)  N (0.54/1) 

気温高め、降水量やや少なめ。⇒ やや弱材料。 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  9月11日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1999crop  0.1  unch  31.7  unch  1,389.5  1,421.3 
2000crop  211.8  -100.5  3.9  1.8  1,178.3  1,394.0 

−大豆− 

  8月21日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1999crop  0.1  unch      11.5   unch    275.3   286.9 
2000crop  23.2  -10.6      1.1   0.5    288.7   313.0 

ニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いはまだ後。もう少し。 

期近の現物価格にきわめて大きな圧力がかかっている。ドル安などによる需要の一時停滞の影響も大きかろうが、収穫にともなう供給増がその主因であることは言うまでもない。先日説明したように、今の現物受渡しシステム下では現物相場の動きが日を置かず定期相場に伝わる「健康的な」仕組みになっている。したがって、定期相場は当分重点的に強い圧力を受け続ける。下値期待は大きい。しかしながら、11月以降の現物相場がほとんど反応していない。収穫期にしか圧力がかかっていないのである。一般的に言われる「今年のハーベストプレッシャーは少ない。」というのは期間の長さの表現としては正しい。しかしながら、その圧力の強さは、例年並みどころか、それ以上にもなりえる。 

12月限の買いは待ち。210台前半からの買いで、最終ターゲットは210近辺。 ( F ) 

 

(大豆) 

ファンダメンタルズ重視で 

昨年のこの時期の大豆はどうだったかというと、8月のUSDA需給報告では生産量30億近く、新穀期末在庫は4.65百万ブッシェル(在庫率16.6%)、理想的な8月上旬までの天候を背景に記録的大豊作が期待されていた。ところが、8月に入ってから中西部特に西部地域では旱魃に会い、8月中旬以降毎週のように作柄報告は悪化、9月の需給報告では、生産量はほぼ1億ブッシェルの下方修正に期末在庫は365百万ブッシェル(在庫率13%)にまで落ち込んだ。時に相場は5ドル前後であった。 

今年の場合はと言うと、7月の特にコーン受粉期の天候が昨年と対照的に作物に影響を与えたことが大きく、7月にして5ドル相場を形成。8月の需給報告としても在庫300百万ブッシェル(在庫率10.6%)からすれば、当時の5ドル相場も居心地の悪い位置ではなかったはずである。しかし、昨年と対照的なところは、今年は8月以降の天候が大豆相場に提供した強材料は微々たるもの、という点である。マーケットが材料難の中注目していた先週の需給報告においては、数字としての改善はなくとも、8月以降の天候をマーケットの期待以上に反映していたものとなったことが更に心理的はプレッシャーとなっている。しかし、期末在庫は255百万ブッシェル(在庫率9%)である。 

結局、同じ一点に到達するまでの過程の中であっても、この夏場の天候の推移の仕方のように、昨年と対照的な動きをすれば、マーケットに蓄積されるムードというものが全く異なって現れ、到達する道筋やその時間をも大きく変えてしまう。 一概に比較して言える事ではないかもしれないが、要するに在庫率9%の相場としては現在の価格は安値である、ということ。ただ今年の場合、ここまで蓄積されてきたものがどうしても相場を現在の値位置から上へ上昇しにくくしており、短期的な底上げはまず期待できない。しかしこのようなレンジ内での動きを蓄積する事によって、相場は上昇するエネルギーを作り出してゆくものであり、秋以降、よりファンダメンタル重視の値位置(5ドル相場)を模索し始めることになる。(A) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)