(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  212 1/2 - 13  213  209 1/4  211 1/4  -3  1414  +1 
01 DEC  218 - 18 1/2  218 1/2  213 3/4  216  -2 1/2  233675  +2019 
02 JAN  220 1/2  221  219  219 3/4  -2 1/4  483   
02 MAR  230 - 30 1/4  230 1/4  226  228 1/4  -2 1/4  69516  +958 
02 MAY  237 1/4  237 1/4  233 3/4  235 3/4  -2  19304  +1462 
02 JUL  242 - 42 1/4  242 1/4  238 3/4  240 1/2  -2  23437  +834 
            366262  +5778 

 

大豆     --- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  475 1/2 - 76 1/2  476 1/2  464 3/4  469 1/2  -5 1/2  89691  -789 
02 JAN  482  482  471 1/4  476  -5  20744  +164 
02 MAR  487 1/2 - 88  488  476 3/4  480 1/2  -5  19934  +12 
01 MAY  487 1/2 - 88  488  478 1/2  483  -4 1/4  20207  +123 
02 JUL  488 1/2 - 89  489 1/2  481  484 1/2  -4  13201  +185 
02 AUG  487  487  482 1/2  483 1/2  -4 1/2  340  +81 
            166852  -209 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16640  -120  OCT  1625  -1  DEC  262 3/4  -4 3/4  117.23 - 117.65 
DEC  16420  -230  DEC  1653  +0  MAR  275 3/4  -3 3/4   
JAN  16290  -260  JAN  1673  -1  MAY  281 3/4  -2 3/4   
MAR  16100  -250  MAR  1701  -3  JUL  287 

-3 

 

 

 

本日の相場の動き

 

NY株式市場の影響も大きく

コーンは寄り付きからファンドの売り浴びせが入りとう3日連続の続落、11週間ぶりの安値をつける。
10%を超えた収穫進捗度、大きな問題もなく推移する天候、などのプレッシャーも材料としてでてくるものの、本日も主役はやはりNYダウ。150ドル近く下げての引けに商品市場も力なく引ける。 

大豆もコーン同様ファンドの売りが中心。引き続き早霜懸念のない天候推移にマーケットを指示する材料は何一つ無く、安値引け。本日の11月限安値464-1/2は2ヶ月半ぶりの安値となる。 

本日のファンドの動き、コーンは実に14000コントラクトの売り、大豆3000コントラクトの売りとみられる。先週金曜のコーンのファンドロングポジション46000コントラクトから、今週3日間で25000枚程が調整されているのではないかと見られる。大変大きな動きといえる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週は前線通過で雨も多い 

前線通過で各地で雨が報告されている。昨日はベルトの南東部が中心で2/3の地域で雨を見た。明日から金曜までもベルト東部中心に降雨が予想されている。収穫にはブレーキがかかることになる。 

今週末から週明けにかけての気温の低下については昨日と見方は変わっておらず、霜の懸念はない、とされている。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(9/25-29) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (68)  B(0.54/1) 
ベルト東部  A/N (71)  B(0..50/1) 
デルタ地域  N (78)  B(0.54/1) 

来週ドライに推移という予報ゆえ、ややネガティブ。 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  9/18/01  9/11/01 
CORN  37  45 
BEANS  57  53 
OIL  38  35 
MEAL  70  65 
WHEAT  20  24 

大豆・大豆粕はやや強気な見方がされ、コーンはやや弱気な見方がされている。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

状況が落ち着くまでは静観。 

ウイスコンシン南部・西部、イリノイ北部、ミネソタ南部、アイオア北部・東部へ収穫の状況を見に行ってきた。まだちょっと早く、多くの収穫は見られなかったが、隣同士の畑でも明らかに見栄えの違う畑があり、実際に収穫が終了してみなければなんとも言えないというのが本当の所。農家から聞いた話では、思ったほど収量が上がっていないと言う声が多かった。 

さて、アメリカは未曾有の不況に陥る可能性を秘めている。NYは観光客が消え、レストラン、ホテルは閑古鳥が鳴いてる。余りにひどい稼働率に営業をしばらく停止したホテルもあるという。シカゴもしかり。ダウンタウンで外食やショッピングを楽しむ人の数が激減している。ニューオリンズの倉庫業者からの話でも、観光客がうそのように居なくなってしまったという。本日シカゴのオヘア空港まで行ってきたが、荷物預けのために並んでいる人は本当にまばらだった。観光やサービス業を始めとして需要の減退が急速に見えてきた。それを先取りするかのように、本日の食肉市場もリミットダウンをしている。飼料需要の減少がコーンの消費に打撃を与える日も遠くない。テロへの報復がいつどのような形で始まるのか、また報復への報復がアメリカ国内や世界経済にどのような影響が出てくるのか、株価は果たして安定するのか、これら外的要因がもう少し見えてきて状況が落ち着かなければ穀物相場にお金が流れて来て、価格が上がっていくというシナリオは描けない。 

ファンドは今週だけで25,000コントラクト程度ものロングの手仕舞いをしていると考えられている。その間に8-9セントの下落を見せた。まだ20,000コントラクト程度のネットロングを持っている。あと5-6セントの下落は可能といえる。9月限の限落ちが214であった。12月限も214がとりあえずのターゲットであったが、今日一度トライをして跳ね返されている。明日以降、214を再度トライして210が次のターゲットとなる。チャートをみても見事なまでに下げを予感させる。プライシングの早かった人はしばらく静観。遅かった人は210をターゲットに少量の買い。(N) 

 

(大豆) 

目先は「ダウ」か。 

大豆独自の材料としての強材料が目先見当たらない点はこれまでも述べてきているが、このテロ事件の衝撃が商品市場に与える影響も抱いていたもの以上に大きいようだ。本日のフロアも、NY株式市場の行方が先ず優先、聞こえてくるコメントは先ずダウの動き、である。 一般的には報復措置が本格化する形になれば有事のドル買いではないが、商品市況には強い材料となると言われている。が、今回のケースは世界経済の根幹ともいえるNYダウがここまでやられている訳で、当然であるが誰も強気になれる状態ではない。ダウの落ち込みは米国経済⇒世界経済のリセッション。商品市場も方向はそれに順ずると言わざるを得ない。 

早霜、というよりも、現段階では「産地で早霜」より、「NYダウの持ち直し」 の方がシカゴ市場としても大きな支持材料となりそうだ。しかしダウの再起を見るにはまだまだ不透明な部分が多すぎると言わざるを得ず、しばらくは様子見、マーケットの頭はかなり重い。 (A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)