(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年9月26日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  210 3/4  212 1/2  210 1/4  212 1/2  +1 3/4  3402  -260 
01 DEC  214 3/4 - 15  217 1/4  214 1/2  216 3/4  +1 1/4  235482  -292 
02 JAN  220  220 1/2  219 1/2  220 1/2  +1 1/4  484  +2 
02 MAR  226 3/4 - 27  229 1/4  226 1/2  228 3/4  +1 1/4  82049  +1901 
02 MAY  234 - 34 1/4  236 1/2  233 3/4  235 3/4  +1 1/4  24513  +503 
02 JUL  239 - 39 1/4  241  238 1/2  240 3/4  +1  25679  +326 
            390379  +2200 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  462 1/4 - 63 1/2  466  460 3/4  465  +1 1/2  88862  -1700 
02 JAN  470 - 71  474 1/2  468 3/4  473 3/4  +2  23992  +2563 
02 MAR  478 - 79  481  476 1/2  480 1/4  +1  21825  +951 
01 MAY  481  485  480  484 1/4  +1  21944  +177 
02 JUL  485 1/2 - 86 1/2  489 3/4  484  488 3/4  +2 1/2  13963  +325 
02 AUG  484 1/2  487  484 1/2  487  +0  435  +6 
            174023  +2433 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16300  +80  OCT  1629  -7  DEC  275 1/2  +4 3/4  117.80 - 117.88 
DEC  16160  +120  DEC  1662  -4  MAR  286 1/4  +2 1/2   
JAN  16070  +80  JAN  1682  -5  MAY  288  -3/4   
MAR  15960  +60  MAR  1710  -4  JUL  292 3/4 

-3/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーン 昨日よりのムードを引き継ぎほぼ変わらずから若干安値での寄付き。午前中は、今後の良好な天候推移⇒収穫の進捗という連想が引き続き崩れることなく、先週つけたサポートである12月限213-3/4をテストするかに思われたが、それが出来なかった事、大豆・大豆粕・オーツ市場の小反発、不調なCRB指数が若干戻していたことなどにコーンもつられ、結局はやや値を戻しての引けとなる。 

大 豆 コーンと同様、今後のスピードアップが期待される収穫見込みがマーケットの頭を抑え、やや安値でのオープン。 収穫が進む中で目先の輸出不振感が期近キャッシュを押し下げている事、中国国内における流通システムの問題で、輸入大豆のデリバリーが10日ほど滞ってきていることがコストアップに繋がる事から、国内搾油業者需要を国産大豆へ向かわせている事、なども頭を抑える要因となった。しかしテクニカルにも大豆・大豆粕が大きな抵抗線に近づいている事が、一部ファンド・コマーシャルの買いにもつながり、結局は前日比、やや値を回復する形での引けとなる。 

大豆コーン共に取引量は限られ、本日も閑散とした市場であったと言える。本日のファンドの買いはコーンイーブン、大豆2000枚売り、大豆粕2500枚売りと見られる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

気温は回復方向へ 

月・火とベルト北西部で気温低下、霜の観測を見たが、本日よりは回復方向にあり向こう10日間気温低下霜懸念はない見込み。又週末にかけてベルトは全般的に良好な天候、即ち降水量は極々限られ収穫進捗には理想的な天候推移となりそうである。 

昨日は、ミシガンの中央・南東部、オハイオ中・北部などで0.1−0.5インチの雨を見たが大豆・コーン産地の10%にも満たない限られた範囲に過ぎない。今後も週末にかけ、ミシガン、オハイオ北、インディアナ北部では若干の降雨が予想されているが、微々たる範囲のようで、目先収穫作業には最適な状況が継続しそうである。 

中国 

木曜の霜予報継続 

昨日と変わらず、黒龍江・吉林省北部産地においては気温20度半ば〜後半まで低下見込みにて先週金曜と同様の範囲とレベルの霜が見込まれる。作物への影響が危惧されるところ。一方降雨については向こう10日ほどは殆どないとみられ、収穫作業には適した天候推移となろう。 

インド 

Rapeseed作付けに不安 

インド北西部はラジャスタン州を中心に菜種の大産地でもあるが、この10月よりの作付けに際し、今年の場合はやや不安を抱えている。例年であればモンスーンの雨が9月一杯は残り、十分な土壌水分の蓄積のもと、10月より作付けを始めることになるのだが、今年はその頼りのモンスーンが例年比較一ヶ月近くも早く後退しており、北西部産地では作付けを前にしてドライな天候と水分の蓄積不足が言われている。 産地の約2/3は所謂「灌漑地域」にてこの秋口のモンスーンの動向が菜種生育に与える影響もより大きなものになる、という訳である。 目先の雨の見込みはなく、今後の動向が心配される。 

 

NWS6−10日予報(Oct2-6) 

 

  気 温  降水量 
ベルト西部  N/B  N 
ベルト東部  B  B 
デルタ地域  B  B 

ほぼニュートラル。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  9/16/01  9/18/01 
CORN  32  37 
BEANS  46  57 
OIL  40  38 
MEAL  59  70 
WHEAT  27  20 

数字としては先週よりの整理を反映していると見れるが、更なる進捗が予想される。 

2)四半期在庫レポートアナリスト予想 (9/1現在) 

 

  予想平均  レンジ  6/1/2001  9/1/2000  USDA9月 
大豆  0.229  0.218-0.241  0.708  0.290  0.240 
コーン  1.940  1.908-1.976  3.924  1.718  1.938 
小麦  2.135  2.064-2.295  0.873  2.353  なし 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

国内牛肉の価格が下げ続けている。ブロイヤーや豚肉価格はそうでもないが、外食で消費される比率の高い牛肉は今回のテロの影響をもろに受けている。短期RSIはすでに10を割り込んでいるし、中期RSIもかろうじて20台前半をキープしているという有り様。もっとも買い手が買いを手控え、売り手が今のうちに売ってしまおう思惑が先行していることが大きく、実際の需要をそのまま反映させての相場とは言えない。 

昨夜テロの後、初めてシカゴのダウンタウンへと出かけてみた。季節はずれの寒さも手伝い人波が多いとは決していえなかった。ステキーハウスへ入ったが、予約が必要というほどでもなかった。ウエートレスからの話では先週よりは随分客足が回復したが、例年に比べればまだまだという。テロに負けずに通常通りの生活をしようとするアメリカ人も多く見かけられるが、やはり消費の落ち込みは避けられそうにない。需要の減退と農家売りの少なさという狭間から、年内一杯シカゴコーン相場はこのまま低位安定というシナリオが考えられる。(N) 

 

(大豆) 

期近キャッシュへもプレッショー 

昨日のセッションより話題に出ていることであるが、中国では自国の搾油業者へ供給予定の輸入大豆が港での検疫に10日近くかかっているようで、輸入コストを押し上げる結果なり、搾油業者サイドは国産大豆をあさりだしている由。コーンでは自国産で韓国向け成約のコーンがその品質不良からキャンセル、又某外商に対しては米国産コーンの成約キャンセル、、といった噂も入ってくる。 目先の輸出需要に対する不振感をつのらせるような材料が中国より提供されているが、米国では良好な天候推移の中、まさに収穫が本格化しようとしているタイミングだけに、需給両サイドからのプレッシャーに大豆・大豆粕ともに期近キャッシュの下落を招いている。 

又、昨日も触れたが、ブラジルの大豆・大豆粕の輸出成約進捗度は注目に値する。 (全て、9月15日現在の数値)  

  2001-2crop  2000-1crop  進捗率昨年比較 
大豆 

15.5mil ton 

 

10.8mil ton 

 

+ 43.5 % 

 
大豆粕 

9.2mil ton 

 

7.6mil ton 

 

+ 21.0 % 

 

又、次期シーズンの成約進捗度については、 

  2002-3crop  昨年同時期 
大豆 

1.44mil ton 

 

0.43mil ton 

 
大豆粕 

828thd ton 

 

4 thd ton 

 

今年の進捗スピードの速さがわかる。 

これから、ブラジルは作付け時期がスタート。 需要は新穀が今後出てくる米国産にシフトしてゆく事になるが、実際始ったばかりのカレンダー年度において米国輸出のペースは昨年比遅れを取っている。今後、上記のような不安定なアジア需要、ブラジルの際立つ輸出成約の進捗度などは、米国の今後の輸出需要を占うに大変大きな意味をなしてくると思われる。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)