(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年10月3日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 安値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 NOV | 204 | 206 1/2 | 203 3/4 | 206 | +1 1/2 | 2919 | -156 |
| 01 DEC | 208 1/4 - 08 3/4 | 211 | 208 1/4 | 210 3/4 | +1 1/2 | 235399 | -1808 |
| 02 JAN | 213 3/4 - 14 | 215 | 213 3/4 | 214 1/2 | +1 | 495 | -1 |
| 02 MAR | 220 3/4 - 21 | 223 | 220 3/4 | 222 3/4 | +1 1/2 | 91250 | +2076 |
| 02 MAY | 228 1/2 | 230 3/4 | 228 1/2 | 230 1/2 | +1 1/4 | 29741 | +1795 |
| 02 JUL | 233 1/2 - 33 3/4 | 236 | 233 1/2 | 235 3/4 | +1 1/2 | 27995 | +676 |
| 407446 | +3643 |
大豆 --- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 NOV | 450 - 51 | 455 | 450 | 452 | -1 | 92424 | -258 |
| 02 JAN | 459 - 59 1/2 | 462 3/4 | 458 1/2 | 459 3/4 | -1 1/2 | 27031 | +1014 |
| 02 MAR | 465 1/2 - 66 | 468 1/2 | 464 3/4 | 465 1/2 | -2 | 24306 | +350 |
| 01 MAY | 468 - 68 1/2 | 471 1/2 | 467 3/4 | 468 3/4 | -2 1/2 | 22338 | +329 |
| 02 JUL | 472 | 475 | 471 1/2 | 472 1/4 | -2 1/2 | 15148 | +56 |
| 02 AUG | 474 1/2 | 474 1/2 | 472 | 472 | -3 | 516 | |
| 184975 | +1464 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| OCT | 16230 | +50 | OCT | 1506 | -19 | DEC | 269 1/2 | +6 | 120.60 - 121.12 |
| DEC | 16220 | +60 | DEC | 1530 | -15 | MAR | 279 | +5 1/4 | |
| JAN | 16180 | +50 | JAN | 1551 | -16 | MAY | 281 3/4 | +4 3/4 | |
| MAR | 16040 | +20 | MAR | 1579 | -15 | JUL | 286 | +3 3/4 |
| 本日の相場の動き |
引き続く重苦しいムードと順調な収穫、から本日も安値での寄り付きとなった。
大 豆 テクニカルにも強くなれない中、本日も安値スタートで11月限サポートの450をテストするが、抜けることはなかった。セッション中は週末の気温低下と今週後半、来週中盤の降雨予報、日本が動物性蛋白の当面の輸入禁止を出した事が植物性蛋白⇒大豆粕への需要に繋がるのではといった期待感などが主な支持材料となったが、基本的に静かな取引の中、最後はやや安値での引けとなった。
コーン 寄り付きこそやや安値スタートとなったが、これまでの連続したファンドの大量売りから来るセットバック、コマーシャルタイプの買い、小麦の戻し、後は今週以降の天候予報(降雨と霜)等が、収穫進捗というプレッシャーの中で支持され、やや高値での引けとなった。
本日のファンドの動き、コーンは1500枚の買い、大豆は1500枚の売りと見られる。
新農業法案先送り??
本日セッション中に、ホワイトハウスより新農業法案導入について2002年度まで先送りする可能性を示唆するアナウンスがあったが、このことで現在相対的にコーンより農家にとって作付けが有利な大豆のローンレートが据え置かれる⇒来春も再び大豆作付けへ、といった連想から、コーンに強く、大豆に弱く作用する事となった。先送りの要因としては、政府負担金額が膨らむ事、テロ事件発生の為国も大きな負担を抱えており又、こちらの解決を優先すべきか、との見方もされているためのようである。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末の厳しい寒波、予報変わらず
ベルトは本日まではほぼ問題無い天候に恵まれた。ただ、今後は明日〜金曜と、来週火曜〜木曜と2つの前線が通過すると言われる。明日よりの前線がもたらすであろう降雨はベルト全体の50%に0.25−0.8インチ。来週の前線はベルトの75%の地域に0.3−1.8インチとなっており、これまで数週間続いたまさしく絶好の天候推移が、やや崩れる、ということは間違い無さそう。おまけに限られた地域ではあるが、今週末の厳しい霜では被害を被る地域も出てくる見込み。週末にかけての気温低下については、ベルトの北部2/3までが厳しい霜予報、南1/3についても20度後半から30度半ばまでの低下予報であり、それなりの霜は起こりそうである。
これまでの天候推移とはちょっと違った予報とムードを提供してきている(前線パターンと霜)ので、今後のマーケットにはややフレンドリーに映ると見られる。
インド
菜種産地、依然としてドライ続く
先日にもお知らせしたが、インド菜種の主産地ラジャスタン州では相変わらず降雨を見ることが出来ていない。現時点での予報では10月下旬まで目立った降雨の予報は出ておらず、特に非灌漑地域でのドライが懸念されている。これは例年であればモンスーンは9月一杯影響を及ぼすところであるが、今年の場合は約一ヶ月も頼みのモンスーンが後退してしまったことによる、土壌水分不足、ということになる。今後の同インド北西部地域の天候には引き続き注意を要する。
| NWS6−10日予報(10月9〜13日) |
(引け後の発表)
| 気 温 | 降水量 | |
| ベルト西部 | N | A |
| ベルト東部 | N | A |
| デルタ地域 | N | A |
降水量が総じて多いため、マーケットではフレンドリーに捉えられる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) ブリッシュコンセンサス |
| 10/03/01 | 9/26/01 | |
| CORN | 24 | 32 |
| BEANS | 41 | 46 |
| OIL | 23 | 40 |
| MEAL | 61 | 59 |
| WHEAT | 19 | 27 |
収穫の進捗を背景に、弱気意見が増えている。
| 2)FC STONE生産量予想 |
| FC STONE | USDA9月 | |||||
| 生産量 | 単収 | 生産量 | 単収 | |||
| コーン | 9.175 | 132.6 | 9.238 | 133.5 | ||
| 大豆 | 2.795 | 37.7 | 2.834 | 38.7 | ||
コーン、大豆とも明日の強い材料。
| 本日のトーメンの意見 |
世界中で株価の下げが止まらない。昨日のアメリカの金利引下げもどこまで影響があるか。今日のダウは上げに転じたが、本格的な株価の回復はまだ見えて来ない。消費者の買い控えや相次ぐ旅行、出張のキャンセルで牛肉、エビといった外食メニューの定番の値下げが続いている。牛肉価格の低下から、採算悪化に耐え切れず肥育を止めて早めに投売りをするという農家も出てきているらしい。肥育農家の投げ売りが更なる牛肉価格の下落につながり、更には飼料用需要の減退という悪循環を生みつつある。一旦と殺してしまえば新たに肥育牛を増加させるには数年かかってしまう。大量に飼料消化する肉牛に飼養頭数の減少懸念が出ている事はコーンには弱い材料となる。
南米に目を向けると、アルゼンチンで最近雨が多くなっている。コーンの作付はまだ始まったばかりであり、まだまだ時期的な余裕はあるが、作付け遅れの懸念は出ている。ただでさえ油糧種子の方が農家には身入りが多くなっており、それに作付遅れが加わればさらに大豆へと作付転換を考える農家が出て来るかもしれない。将来的なコーンのサポート要因にはなるかもしれないが、まだマーケットでは注目されていない。
今週のクロップコンディションの改善には巷で色々な意見が聞かれたが、出された数字は尊重しなくてはならない。9/30現在でのクロップが改善されていた事により、農務省が市場予想より高い生産高予想を10/12のレポートで発表するのではないかという声が相場の頭を抑えている。今週は急ピッチで収穫が進捗しているが、思ったより単収が上がっていると言う声や記事も多く目にする。なかなか買い材料は出てこない。
過去8年間の平均的月別の農家のコーン売りデータを調べてみた。9-12月に売却されているコーンのパーセンテージは多い年で全体の46.9%、少ない年で36.6%、8年間平均で39.64%となっている。(ちなみに大豆は同様に、51.5%、42.5%、46.28%)毎年マーケットでは、今年は農家売りが多いとか、少ないとかが話題になるが、総じて言えば農家は毎年同様のペースで売りをしていることを見て取れる。今年も12月限と3月限のスプレッドが大きく、また保管スペースにも余裕があることから、卓上で計算すれば年内の農家売りは出てこない。ただ実際には年末までに必要な資金を得る為に、上述したようにある程度の売りは必ず必要となっている。またシカゴ相場が下がっても、農家は農業法により最低価格は保証されており、その意味からも農家売りはある程度以上の量は問題なく出てきてしまうと言えるかもしれない。一方需要はそうとは言い切れない。下がると思えば最低限の買い付けで様子を見る実需家が当然出てくる。また景気の後退から需要の減少も考えられる。こう見ていったとき、今の価格もまだ底値とはいえない。12月限210を割った価格は確かに安い。またちょっと前までのターゲット価格でもあった。しかしこうしてみると、もう一段の下げがあっても不思議ではない。安全策をとるならば210からの買い下がり。もう少し辛抱できるならば205からの買い下がりとしたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)