(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  209 1/4  209 3/4  208 1/2  209 1/2  +2 3/4  2830  -39 
01 DEC  210 - 10 1/4  214 1/2  210  214 1/4  +2 3/4  234026  +211 
02 JAN  215  219  215  218 1/2  +2 3/4  546  +51 
02 MAR  221 3/4 - 22 1/4  226 1/2  221 3/4  226 1/4  +2 3/4  93082  +1229 
02 MAY  230  234  230  233 1/2  +2 1/2  31134  +626 
02 JUL  235 1/2  239 1/2  235 1/4  239 1/4  +2 3/4  28368  +157 
            409529  +2109 

 

大豆     --- やや安値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  448 1/4 - 49 1/2  453 1/2  448 1/4  452 1/4  +1 1/4  92750  +164 
02 JAN  457 - 57 1/2  460 1/4  457  459 1/4  +1/2  29209  +1399 
02 MAR  462 3/4 - 63  465 1/2  462 3/4  464 1/2  +1/4  25782  +719 
01 MAY  465 1/2 - 66  468 1/2  465 1/2  467 1/2  +0  23076  +386 
02 JUL  470 - 70 1/2  472 1/2  470  471 1/4  +0  15390  +83 
02 AUG  471  472  470  470  -1/2  533  +12 
            190361  +2963 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16450  +200  OCT  1512  -8  DEC  273 1/4  +1/2  120.06 - 123.34 
DEC  16380  +160  DEC  1529  -13  MAR  282 3/4  +1/4   
JAN  16300  +130  JAN  1550  -12  MAY  285 1/4  +1/2   
MAR  16060  +90  MAR  1579  -10  JUL  287 3/4 

-1 

 

 

 

本日の相場の動き

 

薄商いの中、ファンド買いが優勢。

思った以上の降雨が収穫作業を遅らせ、農家からのヘッジ売りが出なかった。薄商いの中、ちょっとしたファンド買いが優勢となり、本日の相場を押し上げた。 

寄り付き前にスパークスから発表された生産量予想は弱い材料であったが、すでに織り込まれた感があり思ったほどの反応はなかった。週末にテロに対する報復爆撃が始まるという噂や、最近の輸出商談の停滞などを反映して閑散な相場となった。 

大豆では相変わらず中国への輸入大豆の本船が検査待ちで10日間程滞船しており、搾油メーカーが嫌気をさして国産大豆に切り替えているというニュース、その中国が来週、遺伝子組替え大豆につき新たなアナウンスをするという噂、アルゼンチンの大豆生産量が新穀、旧穀ともに上方修正されたこと、噂ではブラジル大豆の生産量も上方修正されると言われたことなどが弱い材料とされた。しかし薄商いの中、農家からの売りがなく、コーン・オーツにつられたこともあり、ファンド買いから小幅上げての引けとなった。 

コーンはカナダの穀物生産量予想にて、飼料用穀物の生産量が下方修正され、US産コーンへの需要が高まるのではと見られたことがサポート材料となった。特にオーツの生産量が昨年比18%も減少していた事が本日のシカゴオーツ相場を契約新高値へ押し上げ、コーンもつられて上げた。チャート上のギャップであった12月限213-1/2を抜けた事もファンドの買いを促進した。 

本日のファンドは、コーンは4,000コントラクトの買い越し、大豆も1,500コントラクトの買い越しであったと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

予報は変わらず。本日までに西部ベルトを中心に50%の範囲で0.1-1.0インチ、所により1.5インチの降雨が見られた。この前線は本日オハイオ地域まで東進し、更に35%の範囲に0.1-1.0インチの降雨となる。週末は中西部一体に晴れ上がる。次の降雨は月曜日から。40%の範囲に0.25-1.25インチの降雨量を予報。 

気温は週末にぐっと下がる。北部ベルトでは霜の懸念があるが、コーンはすでに成熟しており問題にはならない。完熟間際の大豆も霜により乾燥が進み恵み。しかし成熟途上の大豆にはマイナーなダメージとなりそう。 

南米 

先月(9月)の南米の積算降雨量をみると、ブラジル・アルゼンチンの殆どのコーン・大豆産地が通常の150-200%もの降雨量となっている。数少ないドライ地域はアルゼンチンのブエノスアイレス州東部にて通常の25-75%の降雨量、ブラジルのミナスジェラス州南部・サンパウロ州北東部の通常の50-75%の降雨量となっている。従い現在の土壌水分は充分にて全く問題は見られない。作付進捗はやや遅れ気味であるが、まだ始まったばかりにて問題にはされていない。 

 

NWS6−10日予報(10月11〜15日) 

(引け後の発表) 

  気 温  降水量 
ベルト西部  N  A 
ベルト東部  A  A 
デルタ地域  N/A  A 

降水量が多いため、マーケットではやや強気に捉えられている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)スパークス生産量予想  (単位:10億ブッシェル)

 

  スパークス10月  スパークス9月  USDA9月 
コーン  9.350 (135.1)  9.204  9.238 
大豆  2.857 (38.5)  2.867  2.833 

単収はスパークスが使用したと言われているものにて、スパークス自体からは発表されていない。コーンは前月の予想よりも、9月のUSDAよりも多く弱い材料。大豆は前月予想よりは若干下方修正されているが、USDA9月よりも多くやはり弱い材料に取られた。 

 

2) コミットメントオブトレーダーズ報告(10月2日現在) 

ファンドネットポジション (単位 : 1,000 コントラクト) 

  10/2  9/25  9/18  9/11 

コーン 

 

7.2 

 

22.9 

 

33.9 

 

45.8 

 
大豆 

1.5 

 

2.0 

 

9.7 

 

10.2 

 
大豆粕 

14.4 

 

16.8 

 

22.1 

 

15.9 

 
大豆油 

0.5 

 

8.1 

 

6.7 

 

14.1 

 
小麦  -14.3  -14.4 

-11.1 

 

-1.6 

 

大豆はやや弱気、大豆粕はニュートラル、大豆油は弱気、コーンはニュートラルと考えられている。 

 

本日のトーメンの意見

 

一昨日からの雨は思った以上に中西部に降ったようだ。週末はドライ予報ではあるが、畑がぬかるんでしまい、収穫機は入っていけない。イリノイ中部の農家2件、ミズーリーの農家1件、ウイシコンシンの農家1件、ミネソタのサプライヤー1件、アイオアのサプライヤー2件、インディアナの農家1件、オハイオのサプライヤー1件に聴いての話だが、ちょっと収穫の進捗が滞りそうだ。そんなこともあって、本日のシカゴ相場ではヘッジと思われる売りが全く見られなかったという。やはり農家は現物を収穫して、はじめて売りをする傾向が今でも強い。今日のように薄商いの中、ヘッジ売りが見られなかった事が相場の上げを予想以上にしたと言える。今日の上げを相場の転換点と決めるのは早い。

誰もが上値は心配ない、と思っていたから実需家の買いの進捗はここにきて非常に遅くなっていた。従い買わねばならないポジションはまだまだ残っている。一方で歴史的に見れば安いこのコーン・大豆価格、それと歴史的に値を上げ始める10月という時期に神経質になっているのも事実であろう。そんな心理が交錯する中、コーン12月限210割れ、大豆11月限450割れがサポートされてしまった、と見てしまう心理が本当に相場をサポートしてしまう。今週述べてきたように、農家はローンで最低価格は保証されており、例年と同様のペースで売りは出てくる。ここで、はやる気持ちを皆で抑えることが、一段安へと相場を持っていく原動力となる。下げのチャンスはまだ残されている。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)