(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月17日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  201  203  200  202 3/4  +1  2497  -91 
01 DEC  206 1/2 - 07  208 1/4  204 3/4  207 3/4  +1  215809  -3677 
02 JAN  211 1/4  211 3/4  210  211 3/4  +3/4  635  +10 
02 MAR  219 1/4  221  217 1/4  220  +3/4  102442  +495 
02 MAY  226 3/4  228 1/4  225 1/4  228  +1 1/4  35867  +233 
02 JUL  232  233 1/4  230 1/4  232 3/4  +3/4  31419  +150 
            413994  -2626 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  431 1/2 - 32  435 1/2  427 3/4  434  +3 1/2  82061  -1783 
02 JAN  435 3/4 - 36 1/2  439 1/4  431 1/2  438 1/4  +3 1/2  42521  +2054 
02 MAR  440 - 41  443 1/4  434 1/2  441 3/4  +3  27163  +947 
01 MAY  444 - 44 1/2  447  439  446 1/4  +3  22321  +547 
02 JUL  448 1/2 - 49  451  444  450 1/2  +3  18615  +584 
02 AUG  448  449  444 1/2  449  +1 3/4  583  +16 
            198588  +2399 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  15840  +60  OCT  1524  +33  DEC  284 3/4  +7  120.93 - 121.61 
DEC  15680  +40  DEC  1545  +36  MAR  291  +5 1/2   
JAN  15390  -30  JAN  1572  +35  MAY  290 1/2  +4 1/4   
MAR  15140  -60  MAR  1597  +34  JUL  290 

+3 

 

 

 

本日の相場の動き

 

今日の安値付近から商業筋の買い。小麦にもつられる。

ダウの下げや炭そ菌の広がりからコーン・大豆とも昨日の安値を更新するも、そこから商業筋の買いが入り上げた。 

コーンでは台湾向けUS産コーンの買いが確認されたこと、今週の雨で収穫遅れが懸念されること、農家売りが少なく現物価格が上がっている事などがサポート要因となった。更に終盤にかけて小麦にファンド買いが入り大きく値を上げると、それにつられて値を上げた。小麦は中国やエジプトが買い意向を見せていた事、中国のドライやアルゼンチンのウエットが供給に懸念をもたらした事が上げ材料となった。 

大豆も中国からのUS産大豆買い付けが噂になったこと、また大豆油においてトルコ向け成約が今年初めて確認されたことが大きく値を上げる要因となり、大豆もつられた。 

本日のファンドのポジションは、コーンで2,500コントラクトの売り越し、大豆は1,300コントラクトの買い越し、小麦は2,700コントラクトの買い越しと考えられている。一方商業筋はコーン・大豆夫々で2,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

予報はマチマチ。 

昨日は北東部ベルト中心に15%の範囲で降雨が見られたが、更に週末までに40%の範囲で降雨を予報している。またナショナルウエザーサービシズも6-10日間予報にて多目の降雨予報となっており、もしこれらの予報が現実となった場合、更に収穫が遅れることとなる。気温は平年並みからやや高め。 

一方、予報家ジョンデービス氏は今後10日間に纏まった降雨はないと予報している。せいぜい25-30%の範囲に0.3インチ程度の降雨が見られる程度にて、収穫の進捗を予想している。気温はやはり平年並みを予想。 

10月前半の降雨量を振り返った時に、東部ベルトでは平年の200%以上の降雨、イリノイ、インディアナ、オハイオ辺りでは300-500%もの降雨量となっていた。それに比べ西部ベルトでは平年並みの降雨量であり、ミネソタ南部などはドライで殆ど雨が降らなかった。この統計からもわかるように、東部ベルトで収穫が進捗する為には、気温の上昇とドライな天候がしばらく続く事が必要となる。 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンの前線は今日通過した。今後7日間はドライ予報。しかし散発的な降雨は見られる。今後7日間に35%の範囲に0.2-0.9インチの降雨を予報。作付の進捗を期待したいところだが、9月からのウエットパターンによりまだ土壌が乾いておらず、作付遅れは否めない状況となってきている。 

ブラジルもウエットパターンから今後7日間は平均的なパターンに戻る。この間にトータルでは35-40%の範囲に0.2-0.9インチの降雨を予報。降雨の中心は北部ベルトにてこの地域での作付遅れが段々懸念されてきている。 

南アフリカ 

先週まではドライ気味であったが、今週は降雨に恵まれている。トータルでは70%の範囲に0.1-1.0インチの降雨予報となっている。土壌水分はまだ不足気味であり、潤沢とはいえないが、いとまず無難なコーンの作付開始となりそう。 

NWS6−10日予報(10月22〜26日) 

(引け後の発表) 

  気 温  降水量 
ベルト西部  N  A 
ベルト東部  N/A  A 
デルタ地域  A  N/B 

降水量が多く、強い材料。  

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  10/16/01  10/9/01 
CORN  24  31 
BEANS  26  38 
OIL  14  21 
MEAL  61  68 
WHEAT  32  28 

大豆粕以外はやや売られ過ぎと見るトレーダーが多い。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

大豆の期近安値は1999年7月の401-1/2、その次の周期の安値は2001年4月の421-1/2。このふたつを結んで線を引くと今回426-427辺りがが11月限のサポートラインとなり、まさに本日一旦トライをして跳ね返された事になる。コーンは契約新安値の12限202-1/4がサポートライン。本日は205を割り込んだがその後跳ね返されている。一旦跳ね返されたくらいで相場の反転とはいえない。最近の売られ過ぎの調整はあって当然であり、再度安値トライはある。本日終了時点でのファンドのフューチャーのみのポジションはコーンで約15,000コントラクト、大豆で8,500コントラクトと考えられており、まだまだ売り増しに問題のある水準でもない。

アメリカ国内の過去の搾油需要を調べてみると、毎年10月から1月までの4ヶ月間が搾油量のピークとなっている。したがい通常であれば商業筋の買いにサポートされるはずであるが、今年の場合は需要が不透明で見えない。逆にもしこの時期にサポートラインを抜けて下がるようだと、それこそ4ドルが次のターゲットになってしまう。 

テロ発生の後、外食の自粛から牛肉の売上が落ち込んで肉牛農家の採算が悪化しているが、ここにきて養豚農家の採算もぎりぎりのところまで落ち込んできているという。金曜日にキャトルオンフィードが発表される。キャトルナンバーはその性格上、短期で急に落ち込む事は考えにくいが、そこで予想以上の落ち込みが見られれば2ドル割れのコーンもあながち冗談ではなくなる。いずれにせよサポートラインから一度跳ね返されたくらいで買いあせる必要はなく、必要なものを期近で買い付けしていく姿勢を変える必要はない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)