(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、変わらずの引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 NOV 199 3/4 - 00 201 3/4 199 3/4 200 1/4 -1/4 2292 -38
01 DEC 204 1/2 - 04 3/4 207 204 1/2 205 1/2 +1/4 215883 -820
02 JAN 209 1/2 219 1/2 209 1/2 209 1/2 +0 677 +20
02 MAR 217 1/4 - 17 1/2 219 1/2 217 1/4 218 +0 106228 +1278
02 MAY 225 / 25 1/4  227 225 226 +0 36708 +204
02 JUL 230 - 30 1/4 232 1/4 230 231 1/4 +1/4 32306 +454
            419614 +1242

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 NOV 429 1/2 - 30 431 1/4 424 424 3/4 -6 1/4 78617 -1219
02 JAN 432 - 32 1/2 434 3/4 429 429 1/2 -5 1/4 46966 +1937
02 MAR 437 - 37 1/4 439 434 1/4 434 3/4 -4 28656 +671
01 MAY 441 - 42 1/2 442 1/2 438 438 3/4 -4 3/4 22446 -78
02 JUL 445 447 443 443 1/2 -3 1/2 18947 +154
02 AUG   445 445 445 -2 723 +132
          202000 +1774
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 15630 -160 OCT 1498 -19 DEC 287 +4 120.93 - 121.21
DEC 15500 -130 DEC 1517 -21 MAR 293 3/4 +3 3/4  
JAN 15220 -90 JAN 1544 -20 MAY 293 1/4 +3 1/2  
MAR 14990 -30 MAR 1566 -23 JUL 294 1/2

+3 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

コーンは小麦につられて値を保つも、大豆にはファンド売り。

コーン自体には相場要因が殆ど見られず閑散とした取引となった。小麦が、アルゼンチンの降雨過多、中国のドライ、輸出商談により高値となるとコーンもサポートされた。またアルゼンチンの水分過多により、3.5-5.0百万ヘクタールもの畑が冠水してしまい、コーンから大豆への作付転換がなされるのでは?というニュースもコーンには強気、大豆には弱気になった。

大豆は昨日の大きな輸出成約高にもかかわらず上値を保てなかった事が本日もファンドの失望を呼んだ。今週後半の収穫の進捗に伴い、農家売りも少なからず出ていることも下げ要因となった。中国向けの追加成約の期待が話題にはなったが、9月以降実施されている輸入検査内容の変更が具体的に示されておらず、新穀が入港する11月の状況を見るまでは成約が一気に進むことはないであろうと見られたことも弱い材料と見られた。

本日のファンドは、コーンは1,000コントラクトの買い越し、大豆は1,500コントラクトの売り越しと見られている。

 

今後ロシアが穀物市場の焦点になるか?

ロシアのプーチン大統領が、ロシアは来年、何十年ぶりかに穀物の輸出国になるかもしれないとアナウンスした。ここ数年の経済改革が成功し、毎年高い経済成長を遂げており、農業もその一角を占めて充分に可能性があるというもの。自己アピールとの見方も多く、特に今日の相場では取引材料にはされていなかったが、もし輸入超大国ロシアが輸出国に転じれば、シカゴ相場には更に弱い材料となる。

またロシアはフロリダから家禽類の肉を輸入していたが、炭そ菌騒ぎの発端がフロリダであったとして、安全面からしばらく輸入禁止措置を発表した。数量自体は大きなものではないが、炭そ菌の影響拡大から弱い材料に見られている。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

予報はマチマチのまま変わらず。

クロップキャスト社の予報によると、今週末まではドライだが、来週中盤にベルト北西部を中心に全体の75%に0.25-1.0インチの纏まった降雨予報が出ている。またナショナルウエザーサービシズも同様に6-10日間予報で多目の降雨予報となっており、コーンの収穫遅れ、大豆の収穫遅れとダメージが懸念される。

一方、予報家ジョンデービス氏は今後10日間に纏まった降雨はないと予報している。せいぜい25-30%の範囲に0.3インチの降雨が見られる程度にて、収穫の進捗を予想している。

ブラジル・アルゼンチン

アルゼンチン。今日明日に35-40%の範囲で0.2-1.0インチの降雨予報が出ている。その後はドライだが、来週木曜日にまた次の前線が到来する。10月前半までのウエットな天候により、洪水を起こしている畑も見られ、今後纏まったドライ期間が必要。特にサンタフェ、北部ブエノスアイレスが水分過多となっている。コーンから大豆への作付変更の可能性も出ている。

ブラジルも予報は昨日と変わらず。ウエットパターンから今後7-10日間は平均的なパターンに戻る。この間にトータルでは35-40%の範囲に0.3-1.3インチの降雨を予報。平均的な作付の進捗が期待できそう。

 

NWS6−10日予報(10月23〜27日)

発表が遅れた。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト)

  10月16日現在 事前予想    
とうもろこし 6,770 SHORT 13,000 SHORT
大豆 7,440 SHORT 9,900   SHORT
大豆粕 12,300 LONG 5,700    LONG
大豆油 6,123 SHORT 6,100   SHORT

コーン、大豆粕にはやや弱気。大豆、大豆油にはニュートラル。

 

2) キャトル オン フィード 

 

  USDA 事前予想平均 事前予想幅

10月1日飼養頭数

101%

101.4%

99.5-103

9月導入頭数

79%

81.4%

73.5-86

 9月マーケティング

90%

91.9%

90-93

ほぼ予想通り。導入頭数とマーケティングの減少は将来的に弱い材料。

 

 

本日のトーメンの意見

 

当用買いの継続。

閑散とした相場であった。最近金曜日はいつも閑散としていることが多い。先の見えない状況に週末の2日間といえどもポジションを持ち越したくない、膨らませたくないという心情がうかがい知れる。これは穀物相場に限った事ではなく、株や貴金属、債券、為替などにも言えるようだ。相場担当の新聞記者から聞いた話では、お金の流れがよく見えないと言う。確かに9/11のテロの後、金相場は暴騰した。アメリカに関するものが買えないのであれば、有事の時の’金’という発想からの買いになった。しかしここに来て値を戻してしまっている。まだ9/11の相場よりも高値を維持してはいるが、一手に資金を集めているという相場でもない。穀物相場はいうに及ばず。CRBインデックスを見てもわかるように、取引量、価格とも下落を続けている。長期債券はややお金を集めている感はあるが、目立つほどでもない。為替もしかり。投資する対象すら見つからず、行方を彷徨っているお金が相当あるように感じられる。投資家の心理が回復するまでは、穀物相場を含めて本格的な回復は期待できない。それは相当先になるのでは。まだ長いトンネルの道半ばとしか思えない。

コーンも大豆も立ち直りのきっかけがまだつかめない。昨日のような大豆の大きな輸出成約高ですら、充分ではなかった。まだ安値に向いている。大豆11月限417-1/2、コーン12月限界202-1/4は一度はトライされる。(N)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)