(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月22日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  199 1/4  199 1/4  198 3/4  199  -1 1/4  2340  +48 
01 DEC  204 1/2 - 04 3/4  205  204  204 1/4  -1 1/4  213088  -2795 
02 JAN  208 1/2  209  208 1/4  208 1/4  -1 1/4  677   
02 MAR  216 3/4 - 17  217 3/4  216 1/2  217  -1  108895  +2667 
02 MAY  225 - 25 1/4  225 1/2  224 1/2  224 3/4  -1 1/4  37534  +826 
02 JUL  230 - 30 1/4  230 3/4  229 3/4  230 1/4  -1  32844  +538 
            421162  +1548 

 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  423 - 24  425 3/4  420 1/2  420 3/4  -4  79114  +497 
02 JAN  428 3/4 - 29  431  426 1/2  426 3/4  -2 3/4  49989  +3023 
02 MAR  233 1/2 - 34  436 1/4  432 1/4  432 1/2  -2 1/4  28254  -402 
01 MAY  437 1/2 - 38  441  437  437 1/4  -1 1/2  21826  -620 
02 JUL  443  445 1/2  441 1/2  441 3/4  -1 3/4  18786  -161 
02 AUG  443  445 1/2  442 1/4  442 1/4  -2 3/4  716  -7 
            204787  +2787 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  15620  -10  OCT  1478  -20  DEC  282  -5   
DEC  15470  -30  DEC  1497  -20  MAR  289  -4 3/4   
JAN  15170  -50  JAN  1528  -16  MAY  290 3/4  -2 1/2   
MAR  14990  00  MAR  1552  -14  JUL  292 3/4 

-1 3/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

寄付き前の輸出検証高は大豆にやや強材料視、コーンにやや弱材料視される数字となったが、市場は一様にやや安値での寄り付きとなった。

先週非常に弱い形で引けた大豆は本日もその流れを引き継ぐ。目立った支援材料のない中、週末は天候に問題なく急ピッチで収穫が進んだであろうという声、サフラス社がブラジルの大豆作付けが5%終了と発表したこと(昨年同期は1%)、対中国との貿易交渉もほぼ決着を見たようであるが、実際に中国が当地の輸出マーケットに顔を出すまでには今しばらく時間がかかるのではないかという憶測、など弱材料目立ち、結局は本日も力なく安値引けとなる。安値は11月限420-1/2。今年の5月につけて以来の安値。 

コーンも大豆・小麦につられる形で本日も安値相場を展開する。セッション中は進展する収穫作業、中国の9月コーン輸出量547,000トン(昨年比59%アップ)という数字の発表、など更に下値を誘う展開も期待されたが、ロシアのフロリダ産家畜・肉の一時的な輸入禁止措置を解除したこと、またセッション後半はオーツ市場が値を上げていたことなどもあり、その下げ幅は限られた。結局各限月1セントほど値を下げての引けとなる。 

本日のファンドの動きは、コーン300枚の売り、大豆500枚の売りと見られる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末はベルトほぼ全般にわたり収穫に適した天候となった。全体の20%の地域に0.25−1.25インチとわずかな降雨は見られたものの、全体として急ピッチで収穫作業は進んだ、といっていい。今週は水曜まで雨量そのものは少ないものの多少の雨が約75%の地域で予想されており、これはそれら作業に多少のブレーキとなりそう。週後半には再び天候は戻る見込み。しかし、今週末にかけては気温が急激に下がる予報が出ており、各地で霜観測が予想される。 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチン、週末は産地の約35%の地域に0.25-1.00インチの降雨を見た。今後4日間雨はないが、週末にかけて再び前線が到来、金曜から日曜にかけて70%の地域に1インチまでの降雨が予想されている。これまでの降雨蓄積から今しばらくはドライ継続が望まれているので、今週末に実際に予報どおりに雨が降れば多少の影響を及ぼすということになる。 

ブラジル、週末は焼く60%の産地にやはり1インチまでの降雨を見たが、今週は総じて良好な天候の予測。従い、コーン・大豆の作付け作業は順調に進むものと見られる。 

 

NWS6−10日予報(10月28〜11月1日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B 
ベルト東部  N  B 
デルタ地域  A  B 

気温は平年よりやや高め、降水量は少なめ。ほぼニュートラルに受け止められている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA輸出検証高(10月18日の週)

(単位 : 千ブッシェル) 

  10月18日  10月11日  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  27,524  30,469  34,708  225,931  266,033 
大豆  35,996  21,676  33,944  63,281  111,100 
小麦  18,773  24,420  19,371  361,539  422,403 

大豆は予想以上にてやや強材料、コーンは逆に弱材料視させた。 

 

2)進捗率 

 

  10/21/01  10/14/01  2000同時期  average 
コーン収穫  48%  37%  77%  59% 
大豆収穫  70%  57%  83%  78% 
冬小麦作付け  85%  80%  74%  81% 
冬小麦発芽  67%  55%  39%  58% 

コーンは期待数字よりやや遅い進捗。大豆はほぼ市場の予想通り。 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ 

(単位 : コントラクト) 

  オプション込み  オプション以外 
大豆  11,711 ショート  7,440 ショート 
大豆粕  9,919 ロング  12,300 ロング 
大豆油  18,897 ショート  6,123 ショート 
コーン  40,000 ショート  6,770 ショート 
小麦  4,806 ショート  1,199 ショート 

ほぼ、予想の範囲内。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

当用買いの継続。 

意見は変わらない。12月限は202-1/4の契約新安値をトライする。収穫が半分まですすみ、ハーベストプレッシャーはもう充分織り込まれ、今後は需要相場からマーケットが上げていくという考えもあるであろうが、今の需要の不透明さから上値もしれている。当用買いの継続を勧める。ちょっと気になるのはアイオワ、オハイオなどメジャーなコーン州での収穫の遅れ。アイオワでは29%、オハイオでも22%しか進捗していない。コーンの場合は多少収穫が遅れても、ダメージになる可能性は少ないが、収穫ロスになる可能性は出てくる。ただ収穫の進捗が予想より遅いことは、まだハーベストプレッシャーが続くとも考えられ、今の地合からいえば弱い材料か。(N) 

 

(大豆) 

しばらくは買えない相場。 

市場ではその歴史的経験からして、今年の場合は10月末までにハーベストローをつける、という見方もされている。収穫も3/4終了という段階にまでくれば市場はポストハーベストラリーへの期待へ傾く、という訳だ。しかし、今年の場合は例年と比較できないような状況が市場を囲っている。又チャートを見てもこの4ドル前半の相場、完全にギャップの下での動きを余儀なくされている。弱材料出尽くし感から値を上げる、といってもあまりに力なく、確固たる上げ材料すら見当たらないでいる。 中国との組替え問題もほぼ決着を見たようであるが、輸出サイドとしては大いに今後期待されている中国のマーケットへの復帰、まだまだ実際の動きを期待する段階には達していないようである。一方ブラジルでは順調に作付けがスタートした由。大豊作?に向けてどのような道のりを辿るか。とりあえず現段階ではこれも大きく頭を抑える材料となっている。 このような状況下、姿勢としては当用買い、ということになる。 

さて、先週はベルト西部ミネソタ・アイオワを走りまわってきた。複数の農家と話をすることができたが、共通していたことは、大きく3点。一つは、例年比ほぼ10日から2週間収穫が遅れている事。2つ目、この収穫遅れは成熟遅れからきた部分も大きく、現在の感触で言えば、反収はほぼ昨年並み〜やや低めというコメント。10月のUSDA発表の39.2という反収、アイオワは42→43へ改善、ミネソタは36→37へ改善されているが、この数字に対しては殆どの農家が『一体どのような計測をしたのか』と懐疑的な見方をしていた。因みに大豆生産量では米国で2位と4位に位置する大生産州である。 最後、3つ目としては、ラウンドアップレディーへの傾斜について。この2001年クロップ、全米での平均は68%とされている。生産高で上位5位の州別に見てみると、 

  2000年度  2001年度 
イリノイ  44 %  64 % 
アイオワ  59  73 
インディアナ  63  78 
ミネソタ  46  63 
オハイオ  48  64 

しかし、今回の各地訪問で強く感じたことは、来年度産へ向けて農家は益々ラウンドアップへ傾くであろう、ということ。今までも各方面よりのデータとして更なる増加は言われていたところではあるが、今回直に農家連中からそれらを聞き取り、現実味を増したということになる。各農家90%以上にまで増加しても何ら不思議ではない、との見方をしていることには正直驚いた。日本の大豆市場だけでなく、世界の大豆市場に投げかける課題も大きい、ということになる。  (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)