(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月25日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  201 1/2  202 1/2  201 1/2  202  +1/2  2298  -131 
01 DEC  205 3/4 - 06  207 1/2  205 1/2  206 1/2  +0  211059  +43 
02 JAN  210 1/2  212 1/4  210 1/2  211  +0  681  +1 
02 MAR  218 1/4 - 18 3/4  220 1/4  218 1/4  219  +0  113388  +1009 
02 MAY  226 1/4 - 26 3/4  227 3/4  226 1/4  226 3/4  +0  38924  +648 
02 JUL  232 - 32 1/4  233 1/2  232  232 3/4  +1/4  35893  +2336 
            429230  +4561 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  423 1/2 - 25  430  423 1/2  428 1/4  +3 3/4  70747  -4321 
02 JAN  431 1/2 - 32  437 1/2  431 1/2  435 3/4  +4  56349  +2425 
02 MAR  438? - 38 1/2  443 1/4  437 3/4  441 1/4  +3 1/2  30869  +1952 
01 MAY  443 1/2 - 44  447 1/2  443  446 3/4  +3 1/4  22193  +341 
02 JUL  448 1/2  452  448 1/4  450 1/2  +2 1/4  19979  +392 
02 AUG  450 1/2  451 1/2  449  450 1/2  +2 1/2  791  +28 
            207309  +956 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16130  +310  DEC  1513  -4  DEC  289  +5 1/4   
JAN  15860  +260  JAN  1534  -5  MAR  296  +4 1/4   
MAR  15550  +230  MAR  1562  -3  MAY  296 1/2  +3 1/4   
MAY  15340  +220  MAY  1588  -2  JUL  299 

+4 1/2 

 

 

 

本日の相場の動き

 

ファンド、コマーシャル共に買い気旺盛

昨日の流れを引き継ぐかのように本日もしっかりとした動きを展開した。 

大豆は寄付き前発表のセンサス9月搾油報告こそ中立だったものの、輸出成約高が予想の上限以上であったことが交換されたこと、中国が先週米国大豆を116,500トン買付け・船積みしていた事、台湾の買付け56,000トン、162,000トンの大豆粕が輸出成約されたとの報などの需要サイドよりの複数のニュース、又昨日から中西部で吹き荒れている強風が未収穫の作物への悪影響、という連想もあり、本日は終始高値圏での推移、ファンドコマーシャルともに積極的に買い手に回った。 

コーンは輸出成約は中立的数字ではあったが、小麦の数字が好感されたこと、又大豆サイドの動きに支えられるように終始やや高値圏での動きを形成した。又、大豆と同様にこの2日間吹き荒れる強風による影響も懸念材料となった。最終的には昨日とほぼ変わらずの引けとなった。 

又、フロアでは米国政府が近々発表すると見られる、今回のテロの影響を受けている国々への食糧援助への期待感(まだ特定の国、商品の発表はされていないが、大豆・コーンともに入るものと見られている)もあり、全体的に相場を支える要因として作用した。 

本日の動き、大豆はファンド800枚、コマーシャル1700枚の買い、大豆粕ファンド2500枚、コマーシャル1500枚の買い、コーンはファンド1700枚の買い、コマーシャル400枚の売り、と見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

本日以降は向こう2週間はドライ 

昨日までベルト中心部では雨勝ちで収穫も滞っていたが、ようやく本日あたりからドライな天候が戻ってくると言われている。この雨のない天候は11月頭まで継続のようで、収穫も最終段階に入ろうとしていた農家へは朗報だといえる。但し本日までは特にベルト北部地域においてはかなり強烈な強風となっており、一部のコーン畑においては収穫に支障をきたすのではないかと考えられている。  

昨日は東部イリノイ・西部ミシガン、中・北西部インディアナなどを中心に0.25−1.25インチ、50%の範囲で降雨を見た。しかし曇りはしているものの本日は殆どあがっている。 気温が低い。本日は吐く息も白く、一気に冷え込みを見せている。これから週末にかけてはこの冷え込みは続くと見られるが、来週からは又平年並みのレベルにまで回復する見通し。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンでは、ここ4-5日ドライな天候推移であったが、今後日曜にかけては強い前線の通過に伴い、特に産地の中部・北部では大きな影響を受けると見られる。週末までに1−3インチの雨(局地的には4-5インチ)までの降雨が予想されており、コーン・ヒマワリ・コットンの作付けには再び悪影響を及ぼすこととなる。又、次の前線は来週後半に予報では出ており、当分の間はこの雨のために作付けに対する不安は払拭されない。大豆への作付けシフトの動き、更に加速すると見られる。 

ブラジルについてはこれまでと変わらず、比較的良好な状況だといえる。来週はじめに弱い前線の通過に伴い、南部、中部産地中心に65%の範囲に0.5−2.0インチの雨が予想されるが、アルゼンチン産地の状況と比較すれば現時点では順調に作付け進捗、と考えてよい。 

 

NWS6−10日予報(10月 30〜11月3日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B/N 
ベルト東部  A  B 
デルタ地域  A  B 

気温高めの降水量低め、ということで最終段階の収穫作業促進材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(10/18の週) (単位:千トン)

【寄り付き前の発表】 

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  903.2  0.0  13133.3  14326.7  7074.4  0.0 
大豆  1064.5  0.0  11101.6  9787.7  8759.8  20.0 
小麦  703.4  0.0  13244.4  14008.8  4128.1  0.0 
大豆粕  186.6  0  2067.0  1152.6  1705.9  992.2 
大豆油  11.2  0.0  98.8  35.8  79.3  7.8 

大豆の予想は650-850だったので百万トンを超えた数字はやや支援材料となった。小麦も予想の350-500を越える70万トンで、強材料視。コーン・大豆粕・大豆油は予想の範囲内の発表数字となった。 

 

2)センサス大豆搾油報告 

(単位:ショートトン、 オイル=千ポンド) 

  9月  8月  9月(昨年) 
搾油量  3,849,667  4,003,660  3,865,827 
工場在庫  1,223,876  1,681,564  1,702,903 
粕生産量  2,869,111  2,980,579  2,865,416 
粕在庫  344,876  236,374  249,436 
皮生産量  210,103  222,495  223,150 
皮在庫  41,126  37,.649  43,446 
粕・皮在庫  386,002  274,023  292,882 
油生産量  1,453,564  1,506,521  1,466,674 
油在庫  1,199,623  1,250,858  993,849 

ブッシェル換算128.32百万ブッシェルの搾油量については、予想範囲内にてニュートラル。油と粕+皮在庫数量については予想より上だったことから数字自体はやや弱気に受け止めれた。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

ハーベストローは付けたか?

本日も引き続き需要サイドの材料が相場を堅調に推移させた。 

- この2日間の中西部での強風がフロアでは支援材料として上がっていたが実際のところ数字としてどのくらいの影響が出るかというと大したものではないであろう。しかし、約定安値に近づいたマーケットにおいてうずうずしていた市場参加者を買い手に走らせる材料としては幾分作用した感がある。 又現在の寒波。週末以降は又平年並みの気温に回復するとは言われているが、今はとにかく寒い。時を同じにして米国ではこの冬例年比較、より寒波のきつい冬になるとの観測も出てきており、このことが飼料需要をかき立てる材料として言われ始めていることのほうがむしろ材料としては重い気がする。 

- 本日も需要サイドのニュースが市場に好感され中心的な支持要因となった。特に中国が米国産大豆を千週買い付けしていたことは、(その具体的内容はわからずとも)正式に決着をみたものだ、という安堵感→今後への期待感という連想から支持されたものである。例年この時期の中国よりの買付けは盛んなだけに、今後実際に現地に貨物が到着し、そのデリバリーが問題なく進むよう整備されてゆけば先も見えてくることになる。昨日述べたばかりであるが、今後継続して需要サイドからの材料が入り込んでくるようになれば、次第に市場は需要の回復に自信を持ち始め、相場のレベルをゆっくりと押し上げる確固たる要因になってくる。 

- 本日のセンサス(9月の数字)、数字自体はニュートラルとなったが、今後1-2ヶ月先を占う意味で以下について触れておきたい。今年の大豆の収穫のベースは昨年比遅れている。ここにきて更に遅れ勝ちといっていい。そんなこともあり今クラッシングマージンは高値推移を続けている。一方相場の方はどうかというと安値推移で米国産大豆粕に価格競争力もついてきている状況。これら要因から、今後新穀の収穫が終了すればメーカーも搾油に今まで以上に精を出すようになると思われる。おまけに今年の冬は寒い、なんて言われているようで今後の需要サイドの動きにも益々興味が注がれる。 

この10月末、収穫が8割がた終了か、といった時期までにハーベストローをつけ、その後はポストハーベストラリーへ。。 こういった市場での一般的認識のある中、このタイミングで市場に入ってきている上記のような支援材料にフロアもより敏感に反応し始めている。 

『ハーベストローはつけた』 といい始めるものも複数出てきている。  

という私もその一人である。  (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)