(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月26日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 NOV 201 3/4 201 3/4 200 1/4 200 3/4 -1 1/4 2216 -82
01 DEC 206 1/4 - 06 3/4 206 3/4 204 3/4 205 1/2 -1 211394 +335
02 JAN 211 1/4 211 1/4 209 1/2 209 3/4 -1 1/4 687 +6
02 MAR 218 3/4 - 19 219 1/4 217 1/2 218 -1 115318 +1930
02 MAY 226 1/2 - 27 227 225 1/4 225 3/4 -1 38954 +30
02 JUL 232 1/2 - 32 3/4 232 3/4 231 1/4 231 3/4 -1 35976 +83
            431675 +2445

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
01 NOV 427 - 27 1/2 430 425 3/4 426 1/2 -1 3/4 65667 -5080
02 JAN 435 - 35 1/2 438 434 434 1/4 -1 1/2 60246 +3897
02 MAR 441 1/4 - 41 1/2 442 3/4 438 1/2 438 3/4 -2 1/2 31638 +769
01 MAY 445 - 46 446 3/4 443 443 1/4 -3 1/2 22311 +118
02 JUL 450 450 1/2 447 447 1/4 -3 1/4 20345 +366
02 AUG 449 1/2 450 1/2 446 447 -3 1/2 874 +83
            207646 +337
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 16180 +50 DEC 1505 -8 DEC 295 +6 122.56 - 123.18
JAN 15910 +50 JAN 1526 -8 MAR 302 1/4 +6 1/4  
MAR 15590 +40 MAR 1555 -7 MAY 303 +6 1/2  
MAY 15240 -100 MAY 1578 -10 JUL 305 1/4

+6 1/4

 

 

 

本日の相場の動き

 

本日はスローな展開

本日は、特段新規材料もなく市場参加者も限られたことから狭いレンジでの動きに終始した。

これといった材料のない中、気温は低いが強風もおさまり、収穫作業も終盤戦のこの週末に十分畑作業が進みそうだ、との期待感が広がりやや下値推移を続けた。しかし下がったところではコマーシャルよりの買いが入りその幅も限られた。唯一活発だったのは小麦のピット。アルゼンチンでの天候不安や米国での作付けの遅れなどが材料となり本日もファンドの買いを呼んだ。テクニカルにも買いを煽り12月限は3ヶ月振りの高値をつけるに至った。小麦買い・コーン売りのスプレット取引も目立ち、一方でコーンの頭を抑えることも手伝った。スローな市場の中、唯一小麦の動きだけが目立った一日となった。

本日のファンドの動きは、大豆2500枚の売り越し、コーン1500枚の売り越し、大豆粕2000枚の買い越し、小麦は6500枚の買い越しと見られる。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

本日以降は向こう2週間はドライ

本日総じて産地各地はドライとなっているが、気温が極度に低い。この2-3日でノースダコタの一部の地方では12インチもの積雪がり、ニュースで報道されていたほど。昨日はミネソタ、ウイスコンシン、ミシガンの一部地域で(10%ほど)1インチほどの雪混じりの降雨をみている。このシカゴでも本日わずかながら小雪がちらつくのを確認できた。 

今後2週間はドライ、という予報は基本的に変わらず。来週は北西ベルトの30%の地域で0.1−0.5インチの降水量が見込まれているが微々たる物。 気温も週末中には回復に向かうと見られる。

ブラジル・アルゼンチン

ブラジル良好・アルゼンチン降雨過多、が継続

アルゼンチンでは昨日コーン産地の50%、大豆産地の25%の範囲で0.25−0.75インチの雨をみた。本日と明日で産地の約45%の範囲で0.25−1.5(局地的には3インチ)、日曜までで1-3インチ(局地的には4-5インチまで)の降水量が見込まれ、コーン・ヒマワリ・コットンの作付けへの影響は必至。日曜後半より来週水曜まではドライになるが、木・金と再び前線到来。このようにアルゼンチンでは今後も安定した天候は11月第一週までは望めず、今後益々作付けへの悪影響が懸念されている。

これに対してブラジルでは、週末にかけても良好な天候が継続。来週前半に、アルゼンチンを週末に通過する前線の影響を若干受けることで産地の65%の範囲に0.5−2.0インチまでの降雨が言われているが、程度としては心配するレベルではない。又、州後半にはサイドドライが戻ってくる。

 

NWS6−10日予報(11月1〜5日)

 

  気温 降水量
ベルト西部 A B/N
ベルト東部 A B
デルタ地域 A B

昨日の変わらない内容。ほぼニュートラル。

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト)

  10月23日現在 事前予想
大豆 12,573 SHORT 10,400  SHORT
大豆粕 11,011 LONG 11,100   LONG
大豆油 5,018  SHORT 4,300    SHORT
コーン 12,758  SHORT 8,600    SHORT
小麦 9,675   LONG 11,800  LONG

コーンは予想以上にてややサポーティブ。大豆産品はほぼニュートラル。

 

2)ブラジルサフラス社発表(10月)

 

2001/2002 2000/2001 1999/2000
年度(2月/3月) (02/03) (01/02) (00/01)
作付け面積 (1000ha) 15446 13996 13627
イールド   (kg/ha) 2734 2736 2514
【大豆】
期初在庫 (1000トン) 399 399 363
生産量 42285 38300 34150
輸入 400 700 794
(供給合計) 43084 39399 35307
搾油量 23200 21900 21578
輸出量 17500 15500 11780
種子・その他 1650 1600 1550
(需要合計) 42350 39000 34908
期末在庫 734 399 399

- 作付け面積  :  11% アップ
- 生産量     :  10% アップ
- 搾油量     :  6%  アップ
- 輸出量     :  13% アップ   【それぞれ昨年度比】

- この大きな生産量増加の中、輸出量は13%アップとなっている。新年度もアジアそしてヨーロッパよりの買付けを大きく見込んだもの。ブラジルではこの2001年に自国通貨レアルの価値が約30%も下がっており、それだけ輸出競争力を保つことが出来ている、ということが言える。この流れは今後も継続すると言われる。

- これらは大豆粕・油にも言えることで、粕・油の輸出もそれぞれ昨年比5%・7%と増加する数字が出されている。

- やはり広大な面積を誇るブラジルにおいて着々と進むいわゆる農作地の開拓が大きい。上記のように作付面積は11%のアップ。特に南部地域で10%、中央・西部地域で12%とそのエリアが広がりを見せているようである。

- それと、もうひとつ言えることは同国のイールドの高さである。この2001/2002クロップ(2734kgs/ha)、ブッシェル換算で表すと、約40.7bu/acre。 因みに米国の10月のイールドはというと、史上最高の生産量と言われているが 39.2bu/arce.。 そう、今や米国よりブラジルの方が高い反収をつけているのである。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

週末の間に何が起こるか解らない、したがい金曜日はポジションを余り取らないように、また手仕舞いしようとする動きが最近多かったにもかかわらず、今日はそうはならずにショートの積み増しとなった。まだ相場に本格反騰の兆しが見えない。アルゼンチンの水分過多でコーンの作付面積が減少しそうだとか、最近の小麦の高騰で小麦-コーンのスプレッドが広がっているにもかかわらずの低調であるから、まだ下値のチャンスはあると見ていい。

弊社関連のリバーエレベーターの話でも、コーンの収穫遅れと、農家のホールド姿勢の強さから、なかなか玉集めができないと言う話もあった。ただローンに保護されている農家は、値段にかかわらずある程度は年末までに必ず売ってくるものであり、ハーベストプレッシャーはまだ完全にはかかっていないといえるかもしれない。

一方、今まで我慢してきた商業筋が期近の玉につき安値場面ではプライシングを入れてきているのも事実。なかなか上下どちらにも大きくは動きづらい。結局は当用買いの継続を勧めることになるが、必要な玉については、横並びで12月限205割れを拾っていくことが無難なやり方となる。(N)

 

(大豆)

短期的に上がる相場ではないが、現在のレベルから下がっても下値は限られる。これまでの下げ一辺倒の相場から、やや上値に反応しやすくなってきている。 下がったら買い、のスタンス。 (A)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)