(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月29日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  200  200  197 1/2  198 1/2  -2 1/4  1312  -897 
01 DEC  204 1/4 - 04 1/2  205  202  203 1/2  -2  209100  -2294 
02 JAN  209 - 09 1/4  209 1/4  207  208  -1 3/4  703  +16 
02 MAR  217 - 17 1/4  217 3/4  214 3/4  216 1/4  -1 3/4  116556  +1238 
02 MAY  225  225 1/4  222 3/4  224 1/4  -1 1/2  39102  +147 
02 JUL  230 3/4 - 31  231 1/4  228 3/4  230  -1 3/4  36099  +122 
            430094  -1576 

 

大豆     --- やや安値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  425 1/2 - 26  429 1/2  425 1/2  426 1/2  +0  54048  -11606 
02 JAN  433 - 34  437 1/4  433  434 1/4  +0?  64704  +4458 
02 MAR  438 1/2  442 1/4  438 1/2  439 1/4  +1/2  32903  +1315 
01 MAY  442 1/2 - 43  447  442 1/2  443 3/4  +1/2  22332  +21 
02 JUL  447? - 47 1/2  451 1/2  447  448  +3/4  20199  -146 
02 AUG  448  449 1/2  448  448  +1  901  +27 
            200883  -6700 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16070  -110  DEC  1522  +17  DEC  291 1/4  -3 3/4  121.97 - 122.13 
JAN  15820  -90  JAN  1544  +18  MAR  298  -4 1/4   
MAR  15480  -110  MAR  1571  +16  MAY  299 1/4  -3 3/4   
MAY  15160  -80  MAY  1596  +18  JUL  301 

-4 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

コーンに大量のファンド売り。契約新安値を更新。

今週のドライで暖かい天気予報が売りのきっかけとなった。 

コーンは収穫に適した天気予報から売りが先行した。その後10時の週間輸出検証高も弱い数字にとられたこと、冬小麦の発芽が順調と見られて小麦相場も下げていた事から更に売り込まれた。12月限202-1/4の契約新安値に近づくと、更にファンドが大量の売りを浴びせるも、このレベルからは商業筋が反対に大量の買いを入れサポートされた。ダウジョーンズが終日大きく下げていた事も頭を抑える原因となったようだ。 

大豆もコーン同様下げて始まるも、週間輸出検証高が予想以上にいい数字であったことから反発した。しかしブラジルでの大豆の作付けが順調である事、アルゼンチンの長雨で、コーンから大豆への作付転換がなされるとの見方から上げ幅は削られた。 

本日のファンドの動きは、コーンは12,000コントラクトもの売り越し、大豆は500コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末良好推移。収穫も進む。 

予報通り、週末はインディアナ北部、オハイオ北西部、ミシガン南部などに0.1−0.25インチ(10%以下の範囲)とごく限れらたものとなり、収穫の遅れていた農家にとっては恵みの天候ということになった。気温はやや低めであったが、本日より再び平年並みのレベルへ戻るといわれている。今週は、明日火曜に、オハイオ北部、ミシガン、ミネソタ、ウイスコンシンの一部に0.1−05インチの雨が35%の範囲で予想されているものの、それ以降は週末までクリアな天候に恵まれる。気温も平年並みから平年以上にまで回復見込み。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

週末アルゼンチンでは予想通りの強い雨 

予想通りに週末アルゼンチン産地では2-4インチ(局地的には5インチ)の強い雨に見舞われた。これによってコーン・ヒマワリ・コットン産地においては作付けに対する悲観的な見方が益々広がるということになった。ひいては大豆の作付けにも影響を及ぼしかねない。今後金曜までは概ねクリアな天候に戻ると言われるが、今週末にまたもや前線が通過見込み。程度は先週末ほどではないが、産地の55-65%の範囲に0.2−1.2インチの雨をもたらすといわれる。 

ブラジルは週末ドライ。全く問題なしといってよい。本日明日と、ベルト南部(リオグランデスル・サンタカタリナ・パラナ)で。、又水曜から金曜まではベルト北部(マットグロッソ・ゴイアスなど)で、合計85%までの範囲に0.5−2.0インチの降雨が言われているが、これは現在のブラジル産地作付けにとってはむしろ好意的に受け止められている。 

 

NWS6−10日予報(11月4〜8日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B 
ベルト東部  A  B 
デルタ地域  A  B 

収穫には理想的。やや弱い材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA輸出検証高(10月25日の週)

(単位 : 千ブッシェル) 

  10月25日  10月18日  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  33,216  27,524  34,652  287,768  339,261 
大豆  44,803  38,854  33,369  147,591  179,515 
小麦  24,893  19,799  17,993  406,314  462,900 

大豆の数字が強かった。 

 

2)進捗率 

 

  10/28/01  10/21/01  2000同時期  average 
コーン収穫  64%  48%  85%  73% 
大豆収穫  81%  70%  90%  87% 
マイロ  85%  78%  92%  78% 

大豆は予想よりやや早め、コーンは予想よりも遅めの進捗率。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

12月限が当面のターゲットであった契約新安値を更新した。先週のコーンの値幅は上下に4セントと小さなものであり、上値下値のどちらに行くべきかを模索していた感じであったが、下値に向かってしまった。コーンの収穫進捗がまだ64%と遅いこと、農家のホールド姿勢も強く、売りは今後に出ると考えられる事から、11月に10月の安値を更新する可能性が高い。アルゼンチンの降雨により、コーンの作付面積が10%以上大豆他に代わるというニュースが流れたが、本日の流れを止めるには至っていない。弱い材料に反応しやすいという典型的なダウントレンドの表情がまだ出ている。12月限は2ドルを割り込む。 

ファンドのショートは本日の大きな売りでもやっと22,000コントラクト程度に過ぎないと考えられている。歴史的には69,000コントラクトまで売り込まれた事がある。今の底値を形成する時期にそこまでのショートの積み重ねは考えられないが、まだファンドのショートには積み重ねていく余裕はある。 

ダウジョーンズの暴落を見てもわかるように、将来の経済に対する不安がまだまだ大きい。穀物需要もどこまで冷え込むか誰にも想像できない。今週ダウジョーンズがもっと下がるようなら、コーンの下落幅もつられて大きくなる可能性が高い。アフガンとの関連はわからないものの、世界中で物騒な事件が相次いでいる。フランス、フィリピン、インド、パキスタン等など。当地でアメリカ人と話をしていても、もしもう一度何か大きな報復への報復がアメリカ国内で起こったら、しばらく外出は避けたいという人達が結構いる。辛うじて留まっている消費者の心理が、あと一押しされてしまったら完全に冷え込む直前まで来てしまっているように感じられる。このままアフガンでの成果が表れなくても、失望感が大きくなってしまう。消費者の心理がもう一段冷え込む可能性はかなりの確率で高いように思われる。 

当用買いの継続。(N) 

 

(大豆) 

コーンは約定安値更新、という動きとなったが、大豆は需要サイドよりの数字がそれなりに材料視されたことで最終的にはほぼ変わらずのレベルまで売られはしたものの、セッション中はコーンの値動きと比し、頑張った動きをしていた。需要サイドの情報に対し、上値に反応しやすい環境にあり、下値は限られる。下がったら買い。 

さて、本日引け後の収穫進捗率。 大豆上位5州の数値は以下のとおり。 (単位 %) 

  今週  先週  昨年同週  平年 
イリノイ  82  71  94  90 
アイオワ  88  78  99  97 
ミネソタ  97  89  100  98 
インディアナ  69  60  91  88 
オハイオ  80  71  84  85 

全体としては、81%、この数字はマーケットには『進んだ』ほうとして受け止められるようであるが、昨年は既に90%終了していた。10月の全体的に悪かった天候の中、進捗ペースもダウンしてきたわけで、この10%の遅れが今後の農務省の数字にどのように影響を及ぼすか、非常に興味深い。個人的には11月の反収は下方修正、としていることもあり、注目しておきたい。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)