(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年10月30日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  198 1/2  201  198 1/2  201  +2 1/2  1010  -302 
01 DEC  203 1/2 - 03 3/4  206 1/2  203  206  +2 1/2  213868  +4768 
02 JAN  208 1/4  211  208 1/4  210 3/4  +2 3/4  712  +9 
02 MAR  216 1/4 - 16 1/2  219 1/4  215 1/2  218 3/4  +2 1/2  120935  +4379 
02 MAY  224 1/2 - 25  226 3/4  223 3/4  226 1/4  +2  40711  +1609 
02 JUL  230  232 3/4  229 1/4  232 1/2  +2 1/2  36577  +478 
            441536  +11442 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  427 - 28  433  427  431 3/4  +5 1/4  37693  -16355 
02 JAN  435 1/2 - 36  441 1/2  435 1/4  440 1/4  +6  70939  +6235 
02 MAR  443 1/2 - 44  447 1/2  440 3/4  446  +6 3/4  33661  +758 
01 MAY  446 - 46 1/2  452 1/4  445 1/2  450 3/4  +7  22827  +495 
02 JUL  450 1/2  456 3/4  449 1/2  454 3/4  +6 3/4  20746  +547 
02 AUG  450 1/2 - 51  456  450 1/2  455  +7  949  +48 
            192647  -8236 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16220  +150  DEC  1569  +47  DEC  295 1/2  +4 1/4  121.62 - 122.09 
JAN  15910  +90  JAN  1589  +45  MAR  301 3/4  +3 3/4   
MAR  15610  +130  MAR  1614  +43  MAY  302 1/4  +3   
MAY  15310  +150  MAY  1637  +41  JUL  303 1/2 

+2 1/2 

 

 

 

本日の相場の動き

 

ファンド買い旺盛、特に大豆・大豆油

昨日引け後の収穫進捗、数字的にはほぼ中立的な受け止められ方といってよい。天候も変わらず、向こう10日収穫の最終段階をほぼ理想的な形で終わることができそうな予報。 

大豆 本日火をつけたのは大豆油といっていい。要因は各国からの需要に関する情報。インド、エジプトの買付けの可能性、米国産大豆油についてのパキスタン向け援助160,000トンという噂など。昨日の輸出検証での高い数字を記録した大豆と共に、これらニュースが各国からの需要回帰を連想させ、ファンドの買いに拍車をかけることとなった。大豆油は9月末以来の高値、大豆も大豆油と共に大きくファンドの買いを受けることとなり、2週間ぶりの高値引けとなった。
コーン 昨日約定安値をつけたコーンだが、売りが続く気配・材料がなかったこと、又本日の大豆関連の上げ、オーツ市場の更なる約定高値更新などが、コーンの価格を支える形となった。コーン自身の材料は殆どなかったといってよいが、これら材料がコーンの価格をも押し上げることとなった。 

又、両商品共に昨日の収穫進捗数字を確認したことがポストハーベストラリーへの意識を高めることにもつながり、このこともファンドの買いを支えていたと言うことが出来る。 

本日のファンドの買い越しは大豆6000枚、大豆油5500枚、コーン2500枚と見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

向こう10日、クリアな天候継続 

昨日はミネソタ南部、ウィスコンシン西部、アイオワ南部などで0.1−0.5インチ、10%以下の範囲でにわか雨が見られた程度でその他は良好な天候。又気温も平年並みから平年以上のレベルで推移している。ここシカゴでも先週の冷え込みとは対照的に今週はセーターひとつあればまだ外を歩ける。こちらの表現を借りれば『暖かい』日和のようである。 

さて、今週は良好推移の見込みにて降雨の地域も限られたものになるが、ウィスコンシン、ミシガンなど一部で0.1−0.5インチの雨が25%の範囲で見込まれる。ごく限られたものにて収穫は最後の追い込みということになる。大豆は向こう10日、コーンも2週間で終了ということになろう。(現在の天候予報が継続すれば)  

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンの次の前線、より強いものに 

先週末までの激しい雨も現在はあがっており、この晴れ模様は土曜まで継続の見込み。但し、次の前線の予報は昨日より強いものになってきている。この前線は日曜から来週の火曜にかけて産地の65-75%に0.5−2.0インチの雨を落とすと見られる。この予報は昨日のものより強い内容に変更されてきているので注意。このように繰り返し到来する前線の影響で11月上旬まで雨の影響を受けつづけることになる。産地への影響が心配されるところ。 

ブラジルはアルゼンチン北部よりの前線の影響で、南部において昨晩雨を見ている。今後3-4日でこの前線は産地北部へと移動し、週末にかけて75-85%の範囲に0.5−2.0インチの雨をもたらす。そこそこの範囲と量であるが、これあmでの天候推移からすれば作付けに支障をきたすとは考えられていない。週末から来週にかけては再び晴れ間が戻ってくる。 

 

NWS6−10日予報(11月5〜9日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B 
ベルト東部  A  B 
デルタ地域  A  B 

昨日と変わらず。収穫には理想的。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  10月23日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  82.8  -11.5  13.6  1.2  1,297.6  1,394.0 
2001crop  100.5  31.7  0.0  unch  2.7  103.2 

−大豆− 

  10月23日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  8.8  -1.6      3.2   0.4    301.0   313.0 
2001crop  75.7  34.2      0.0   unch    1.8   77.5 

ニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月26日  前週  前年同期 
コーン  11,847  10,130  11,722 
大豆  4,958  4,249  5,439 
小麦  32,823  32,737  40,149 

- ニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

当用買いの継続。 

収穫終了が目の前に迫った大豆の上げ方を見ていると、ハーベストプレッシャーも終わりをつげ、コーンも続けてそろそろ反騰してもいい頃かと思う。ただそれは穀物相場の要因に限った場合。本日もダウは大きく下落している。不透明な需要動向に変わりはない。産業界は需要を喚起しようと、あらゆる値引き合戦に入りつつあり、それが今の状況をよく表している。残念ながら今後を占う上での明るい材料は見えてこない。デフレスパイラルに陥らなければいいのだが、とひたすら願うばかりである。テロに対する2度目の警告が出ているアメリカで、消費者・投資家のサイフは緩んではこない。コーン相場の上値はしれている。必要なものをその都度買う、当用買いの継続をまだ勧める。(N) 

 

(大豆) 

『ハーベストローはつけた。』 

先週、『大豆はハーベストローはつけた』と明言したものとしては昨日引け後の進捗数字に対する市場の反応が最も気になっていたことろであるが、大豆油への需要期待、というところから大豆の価格へも波及した形となった。本日の動きはとても印象深いものだということが出来る。というのも、本日の相場の上げは、需要内容そのものへの価格というものではなく、市場がこれら需要サイドの情報に敏感に反応しだした象徴であるということ。例えばこのような材料が半月前に出ていても市場は本日のような反応は見せなかったであろう。 これらが市場のムードであり、そのムードにファンドの買いが入ってきた、ということになる。時にこれらムードはファンダメンタルズより、より大きな存在となるのである。勿論この段階に至るまでにはまさに様々な入り組んだ材料が市場へは提供されており、これらの蓄積がこのようなエネルギーを徐々に作り出してきているのだということを感じている。以前から需要サイドへのマーケットの反応が敏感になってきている点、指摘してきたが、これら情報、今後も引き続き市場へ強い材料を提供することになりそうだ。中国が更なる買付けに入るとの噂もある。輸出ばかりではない。国内需要を見ても12月クラッシングマージンが現在歴史的な高値で推移している。このことは収穫に大方けりのついた今、搾油業者のマインドを今後更に掻き立てるものとなろう。ハーベストローは既に先週つけたと見ており、1月限の430台は大事に拾う姿勢。(A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)