(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月5日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV    198 1/2  198 1/2  198 1/2  +1/4  15  + 
01 DEC  201 1/2 - 01 3/4  203 1/4  201 1/2  202 3/4  +1/2  210477  -816 
02 JAN  206 1/4 - 06 1/2  207 1/2  206 1/4  207 1/2  +1/4  869  -2 
02 MAR  214 1/2 - 14 3/4  216  214 1/2  215 1/2  +1/4  135866  +2744 
02 MAY  222 1/4 - 22 1/2  223 3/4  222 1/4  223 1/2  +1/2  43690  +1275 
02 JUL  228 1/4 - 28 1/2  229 3/4  228 1/4  229 1/4  +0  39505  +1883 
            459598  +6212 

 

大豆     --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  432  436 3/4  432  435 1/2  +2  9220  -3208 
02 JAN  437 1/2 - 38 1/4  442 1/4  437 1/2  441 1/4  +2 1/4  80860  +124 
02 MAR  443 - 43 1/2  447  443  446 1/4  +2 1/4  33416  +376 
01 MAY  447 1/2 - 48  451  447 1/2  450 1/4  +1 3/4  25668  +1009 
02 JUL  451 1/2 - 52  455  451 1/2  454 1/2  +1 3/4  22327  +260 
02 AUG  452 1/2  455  452 1/2  453 3/4  +2 1/4  1162  +26 
            179186  -1075 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16300  -140  DEC  1613  +27  DEC  284 1/4  -1 1/4  121.60 - 122.00 
JAN  15870  -160  JAN  1631  +26  MAR  293 3/4  -1/2   
MAR  15460  -170  MAR  1653  +24  MAY  295 1/2  -1/4   
MAY  15080  -190  MAY  1677  +25  JUL  298 1/4 

+3/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

閑散。売りが続かず、下げ渋る。

早くもレポートを控えた様子見相場の様相。 

コーンは収穫が週末・今週と順調に進み農家売りが期待される事、週間輸出検証高が予想以下であったことから午前中は安値取引となり、12月限は先週に続き契約新安値を更新した。しかしながらここから更に売り込むには材料が不足していたこと、安値付近からは商業筋の買いが入った事、今週は台湾、韓国を中心に輸出商談が期待される事、アルゼンチンのコーン作付減少がいよいよ現実的になってきた事などからやや持ち直し、小高いレベルまで上げての引けとなった。 

大豆もブラジルの作付とアメリカ国内での収穫の順調な進捗を背景に安値で始まるも、週間輸出検証高が予想以上であった事が好感されて高値に転じた。また大豆油が強かったことにもつられた。大豆油はマレーシアのパーム油の高値に引っ張られていたが、パームはインドが輸入関税を下げて輸入数量を増やすのではという噂と、中国もパーム油の買いに入るのではとの噂から昨日46リンギットと大幅に上げていた。また今月10日に承認される予定の中国のWTO加盟により、中国がより穀物を買い易くなるという見方も心理的なサポートとされた。 

ダウジョーンズは大きく上げていたが、一方では原油価格が2年振りに20ドル割れという価格に喘いでおり、経済の先行き見通しにはまだ悲観的な見方も多く、ダウの上げに穀物相場がサポートされていたというコメントはあまり聞かれなかった。 

本日のファンドは、コーンで1,500コントラクトの買い越し、大豆でも1,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

向こう10日程は気温高め推移 

週末はミシガン南部、インディアナ南東部、イリノイ南部の一部地域に0.1−1.0インチの雨が15%の範囲で降ったに過ぎず、その他の地域は気温は高めで晴れに恵まれた。気温については今後10日ほどは基本的に平年以上のレベルで推移することが予想される。又今週の雨についても木曜あたりまではベルト全体の30%の範囲に0.1−0.5インチと限られたもの。良好な天候推移が今後も期待できる。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンは週末基本的に雨なし。ただ本日より明日にかけて0.3−1.0インチ、範囲は約70%といわれる。次の雨は再び今週末にかけて到来しそうで、パターンは変わらず。定期的に到来する前線の為、フィールドの状態は基本的に改善もなし、悪化もなし、といった現状維持の状態が継続する見込み。
ブラジルは週末ベルト北部のマットグロッソドスル、マットグロッソ、ゴイアスなどで1−3インチの雨を見た。一方ベルト南部、パラナ、リオグランデスル、サンタカタリナなどでは基本的に雨はなし。このドライは木曜あたりまで継続見込み。しかしベルト北部においては今後一週間で更に1−3インチの雨を約90%の範囲で見込んでいる。 

 

NWS6−10日予報(11月11-15日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  B 
ベルト東部  A  B 
デルタ地域  A  B 

この11月中旬まで総じて気温高め、降雨少な目、で推移。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA輸出検証高(11月1日の週)

(単位 : 千ブッシェル) 

  11月1日  10月25日  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  28,237  33,216  33,284  316,005  372,545 
大豆  45,966  47,259  32,329  196,357  211,844 
小麦  17,968  25,237  24,682  424,626  487,582 

大豆は予想の上限にてやや強気材料、コーン・小麦は予想以下にて弱い材料とされた。コーンの累計は昨年比較15%ダウン、大豆累計は7%ダウン。しかしながら大豆は一時期30%ほども遅れていたものが、最近の好調な輸出で盛り返してきている。コーンには大豆のような兆候が見られない。 

 

2)進捗率 

 

  11/4/01  10/28/01  2000同時期  過去5年間平均 
コーン収穫  81%  64%  92%  83% 
大豆収穫  90%  81%  95%  92% 
マイロ  92%  85%  94%  85% 

予想通り。  

 

3)コミットメントオブトレーダーズ 

(単位 : コントラクト) 

  オプション込み  オプション以外 
大豆  12,970 ショート  6,124 ショート 
大豆粕  12,751 ロング  17,537 ロング 
大豆油  18,978 ショート  3,306 ショート 
コーン  54,652 ショート  16,302 ショート 
小麦  14,282 ロング  17,283 ロング 

コーンは予想以上のショートにてやや強気材料。大豆3品にはニュートラル。 

 

4)ブラジル大豆作付進捗(サフラス発表) 

 

11/2/2001  10/26/2001  11/2/2000  5年間平均 
24%  10%  18%  16% 

昨年、5年間平均よりも進捗が早く、相場にはやや弱い材料とされた。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

先週テロに対する2度目の警告が発せられて、アメリカに住む身としては漠然とした不安を持っての日常生活であった。それが週末は10月とはうって変わった暖かさになり久しぶりに秋空を満喫でき、またアメリカンフットボールではシカゴベアーズが勝利を収め、ワールドシリーズでは劇的なサヨナラでダイヤモンドバックスが勝利を収めた。久しぶりにアメリカらしい話題の多かった週末ではなかったか。相場が閑散としていることもあり、本日のコミッションハウスとの話題も上記3つが大勢を占めていたようだ。 

アメリカ経済はまだ深い霧の中にいる。11月19日の週は感謝祭の週であり、アメリカではクリスマスについでショッピングが多い時期でもある。ここでどれくらい消費者が自信を取り戻しているかある程度見極めができる。政府もここで実績を作りたい思いから、感謝祭の翌日から1週間のバーゲンについては、消費税を特別に無税にするという案も出ているらしい。 

さてコーン相場については、まだ当用買いの継続。今週金曜日の需給報告までは、狭いレンジのトレードが続く。契約新安値を少しずつ拾っていく。恐らく来週で収穫はほぼ終了となり、ポストハーベストラリーらしきものが少しは出てくる。ただ年明けにはまた大きな農家売りが待っており、上値はしれている。経済もまだ不透明で見えない。不透明なうちは買えない。(N) 

 

(大豆) 

本日の輸出検証でも好調な大豆の輸出状況が確認できた。ここのところ大豆需要サイドの順調な数字が続いて発表されている。その進捗スピードも昨年を上回るペースに回復してきている。中でも中国との折衝に折り合いがつき、それらも数字として実際に現れ始めたことも米国にとって一番のお得意様の市場へのカムバックということで市場にも好感されている。 

さて、今週は農務省の発表を金曜に控える。一般的な見方としては反収・生産量と上方修正。供給サイドとしてはその数字を上げることになる、というもの。しかし、需要サイドについては、上述のような輸出市場の回復、更には現在の国内の高いクラッシングマージン推移。搾油メーカーはこのマージンを享受すべく今後2ヶ月ほどは積極的にオペレーションを継続することになる。従い、今後1-2ヶ月において搾油需要も確実に増加することとなり、需要サイドではこれら輸出・搾油の数字が上方に修正されると見込まれそのバランスとして期末在庫に大きな動きは見られない、もしくは若干の上方修正、という形におさまる。  多くがこの見方に傾いているため、多少の供給サイドの増加については弱材料にはならないと見られる。むしろ期待されている方向と逆の数字、即ち生産量が据え置き、くらいの結果となれば、相場は上に動きやすい、ということが言える。個人的にはそちらの方を支持する。 (A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)