(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月7日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  198 3/4  199  198 1/2  198 1/2  +1/4  10   
01 DEC  203 - 03 1/4  203 3/4  202 1/4  202 1/4  +0  209853  +436 
02 JAN  207  208  207  207  +1/4  866  -46 
02 MAR  215 1/4 - 15 1/2  216 1/4  214 3/4  215  +0  142858  +4706 
02 MAY  223  223 3/4  222  222 1/4  -1/2  44698  +611 
02 JUL  229 - 29 1/4  229 3/4  228 1/4  228 1/2  -1/2  40435  +1009 
            469007  +7386 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  433 1/2  441 1/2  433 1/2  439  +7  5768  -1383 
02 JAN  436 1/2 - 37  445  436 1/2  441 1/4  +5 1/4  82359  +510 
02 MAR  440 3/4 - 41  449  440 3/4  445  +4 1/4  34389  +151 
01 MAY  445 1/2  452 3/4  445  449  +4 3/4  26118  +122 
02 JUL  448 1/2 - 49  455 1/2  448 1/2  453 1/2  +5  21879  +263 
02 AUG  455  455  452 1/2  453  +5  1252  +56 
            178704  -67 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16190  -20  DEC  1592  +8  DEC  287  +1 1/2  120.89 - 121.33 
JAN  15810  -10  JAN  1607  +4  MAR  296 1/2  +1 3/4   
MAR  15420  +60  MAR  1628  +2  MAY  298 3/4  +2 1/2   
MAY  15060  +90  MAY  1649  +1  JUL  301 3/4 

+2 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

レポートを前に閑散。大豆は大豆油につられて上げる。

大豆油が今日の前半の主役となり、相場を引っ張った。 

マレーシアのパーム油がパキスタン、中国の買いのニュースから大きく上げていた事、大豆油の需要も上向くと考えられた事から大豆油に買いが入り大豆もつられた。各アナリストの生産量予想平均が、大豆ではUSDA10月と変わらなかったことも生産量増加に怯えていたトレーダーにはサポート要因となったようだ。その他には昨日午後のローンデータにて、コーン・大豆ともにエントリーが一気に増えていた事、ブリッシュコンセンサスもコーン・大豆ともにややサポートする内容であったこと、コーンと大豆粕の輸出商売が昨夜見られた事などがサポート要因と見られた。大豆は終日高値圏を維持したが、午後になり大豆油に利食いタイプの売りが入り値を削ると、つられて高値からは下げての引けとなった。 

コーンは終日動きがなかった。上述したようなサポート要因は散見されるも、金曜日の需給報告を見るまでは動けないという考えが支配していたようだ。アルゼンチンのコーン作付減少から、生産量が150万トン程度減って、1,400万程度になるというニュースも流れたが、マーケットは反応しなかった。 

本日のファンドは、コーンで1,000コントラクトの買い越し、大豆でも3,500コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週の雨はほぼ明日に限られる 

相変わらず気温は平年比高め推移が続いている。昨日もほぼ全域でドライ。今週の雨は今夜から明日にかけてのみ。20%の地域に0.1−0.5インチと限られたもの。ウイスコンシン・ミシガン・イリノイ北部・ミネソタ中・南部などが見込まれている。その他の地域も含め、今週末にかけてこれ以外の予報はない。この順調な天候推移の中、大豆の収穫は今週末までにはほぼ終了見込み。コーンについても順調に最終段階を迎えており、今後10日〜2週間で終了見込み。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

ブラジルでは昨日産地の30%の範囲に0.25−1.00インチ(所によっては2.00インチ)の雨を見た。今週末にかけてベルト南部の3/4の地域に0.25−1.5インチ(所によっては3インチまで)の雨の見込み。範囲としては70%となっている。 

アルゼンチンでは昨日北東ベルトで0.1−0.75インチの雨、10%の範囲。木曜までドライで金曜より産地の45%の範囲で 

 

NWS6−10日予報(11月13-17日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  N/B 
ベルト東部  A  B 
デルタ地域  A  N 

気温の高め推移は変わらず。雨も少なめ。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  11/6  10/30  10/23 
CORN  17  21  22 
SOYBEAN  24  26  19 
SOY OIL  23  21  14 
SOY MEAL  61  65  58 
WHEAT  39  47  38 

マーケットでは、コーン・大豆共にやや売られすぎと見られている。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンのファンドポジションはフューチャーズのみも、オプション込みもどちらもショート。オプションでのポジションが特にファンドの考えを表していると言われる。コーンの相場が上がるとしたら何が即効的であろうか?それは金曜日の需給報告で、10月の数字より下方修正されたときくらいではなかろうか。その可能性は非常に少なそうだ。それ以外の理由による上げは今の不透明な需要を考えると難しいし、あってもしれている。

大豆は4年振りという搾油マージンの改善がサポート要因になること(ブッシェル当り1ドルを超えている地域もある)、大豆油という比較的人の口に近い商品が、援助品として輸出される可能性もあることからコーンよりは需要がまだ見えている。したがいコーンよりはやや上げ余地があると言える。 

しかし経済の見通しは深い霧に中にある。1年前の高金利から10回にも及ぶ金利引き下げが行われた。このレベルからの引き下げはもう殆ど期待できないし、インパクトもより少なくなる。新聞では気持ち的に今の金利はほぼゼロに等しいという表現まで使われている。それだけにそんな低い金利でも経済の後退が止まらなければ、どこかで後退速度が加速されてしまうのではないかと懸念さえしてしまう。アルゼンチンの経済はもっと深刻にて、破綻寸前に追い込まれている。変動相場制を取って乗り切ろうという案が出ているが、通貨切り下げに等しく、アルゼンチン産穀物の輸出競争力をつけてしまうと思われる。 

いずれにせよ需要期待の相場上昇は望めない。収穫後は需要相場から価格が上がるという例年のパターンは今年には当てはまらない。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)