(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月12日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV    205  205  205  +1/2  7  -158 
01 DEC  205 1/4 - 05 1/2  207  205  206  +0  196856  -9113 
02 JAN  209 3/4 - 10 1/4  211 1/4  209 3/4  210 3/4  +0  870   
02 MAR  217 3/4 - 18  219 1/4  217  218 1/4  +0  152122  +3711 
02 MAY  225  226 1/2  224 1/2  225 1/4  -1/4  46088  +577 
02 JUL  230 3/4 - 31  232  230 1/4  231 1/2  +0  42209  +773 
            471300  -3249 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 NOV  442  446  440  445  +3 1/4  2616  -714 
02 JAN  444 1/2 - 45 1/2  449  442 3/4  447 1/4  +2 3/4  80095  -2112 
02 MAR  449 - 49 1/2  453  447  451 1/2  +2 3/4  36337  +280 
01 MAY  454  457 1/2  451 1/2  456  +2 1/4  27830  +345 
02 JUL  458 - 58 1/2  462 1/2  456  461  +3 1/4  22470  +452 
02 AUG  457 1/2  461 1/2  457 1/2  459 3/4  +3 1/4  1317  +4 
            178357  -1293 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16180  +250  DEC  1617  +23  DEC  283  -3  120.19 - 120.37 
JAN  15810  +180  JAN  1633  +20  MAR  291 3/4  -2 3/4   
MAR  15500  +170  MAR  1658  +21  MAY  293 3/4  -2   
MAY  15180  +60  MAY  1680  +21  JUL  296 1/2 

-2 1/4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

NYで再び飛行機が墜落。心理的な影響から再びスローな相場展開。

寄り付き1時間15分前の惨劇が、再びトレーダーの心理を冷たくしてしまった。 

そもそもの寄り付きは金曜日のフォロースルーから高値唱えであったが、この惨劇によりダウが200ドルも下げて始まったこともあり、一気に買い気配が消えてしまった。コーンはやや安値で寄り付いた後、方向感のない閑散とした相場に終始した。先週の金曜日の16,000コントラクトと言われるファンドの買いも、オープンインタレスト(取り組み残)が9,000コントラクトも減少していたことにより、かなりの部分がショートカバーと考えられ強い材料から消えてしまった。午後になってダウが持ち直して来た事が好感されて安値からは値を戻したが、結局は金曜日と変わらないレベルでの引けとなった。本日がベテランズデーで政府機関が休みの為、レポート発表がなかった事もマーケットが閑散となる一因となった。 

大豆はパーム油の上げ、中国のWTO加盟が正式に決まった事が好感されてやや上げた。パームは恒例の月例レポートにて、生産量、在庫数量が予想より少なかったことから上げていた。パーム油につられて大豆油が上げ、大豆油につられて大豆が上げるという構図であった。また週末にアルゼンチンを再び大雨が襲った事は、コーンばかりでなく今後は大豆の作付にも懸念が出てくると考えられた事、カーギルが今春から閉鎖していた大豆搾油工場の再稼動に入ったことも大豆への需要が増えると見られサポート要因となった。しかしながらセッション中では飛行機の墜落がテロによるものか、事故かははっきりとせず、トレーダー達も大きくポジションを取る事もできずにやや高値での取引終了となった。 

本日のファンドは、コーンで2,000コントラクトの買い越し、大豆で1,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は予想通りのドライな天候で収穫が進捗した。今週も予報は変わらずにドライで暖かい天気が続く。明日20%の範囲に0.1-0.5インチ程度の降雨が見られる程度。大豆は殆どの地域で先週末までに収穫が終っており、コーンも今週の末までに順調に収穫終了となる見込み。 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンでは週末にまた大雨に見舞われた。ベルト全体の80-85%で0.5-2.0インチの降雨が見られた。コーン・大豆の作付は今週前半はできない。今後1週間から10日間の天気パターンはドライ。今週中盤に30-35%の範囲に0.2-0.9インチの降雨が見られる程度。このドライ期間は恵みではあるが、今までの雨による影響を完全に拭い去る事にはならない。コーン作付予定の10%は、大豆などに作付変換を余儀なくされる。 

ブラジルの週末も雨。特に南部の降雨が激しく、1-3インチの降雨量となった。北部は0.2-1.2インチ程度。今週も雨パターンは継続。トータルでは、中部・北部は85-95%の範囲に1-3インチ、南部は50-60%の範囲に0.3-1.5インチを予報。しかし北部ではコーン・大豆の作付はほぼ終了しており、この激しい降雨も左程問題にはならない。南部では今週の作付は遅れるが、今までが順調であった為今のところ大きな懸念とはならない見込み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

本日はUS政府機関の祝日の為(ベテランズデー)、週間輸出検証高、収穫進捗高等のレポートは明日となります。

 

1)ブラジル大豆作付進捗(サフラス発表) 

 

11/9/2001  11/2/2001  11/9/2000  5年間平均 
32%  24%  35%  32% 

平均的な進捗状況。ニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

様子見。

今朝の墜落がテロなら尚更であるが、事故としても最悪のタイミングであった。当社のアメリカ人スタッフは朝からテレビに釘付けとなった。今日話した取引先も、事務所内でテレビやラジオを流しっぱなしで情報収集をしていたようだ。まだまだ2ヶ月前の大惨事がアメリカ人の脳裏に焼きついており、心理的にも大きな影響を与えている。テレビのインタビューに答えていた人の中には、もうサンクスギビング(感謝祭)もクリスマスも旅行にはでない、飛行機には乗らないと言っていた。先週の金曜日の段階で、ダウが9/11のレベルを回復していたり、アフガニスタンで北部同盟がやっと戦果を見せ始めていた矢先だけに非常に悪いタイミングの出来事となった。11月と12月は感謝際とクリスマスでアメリカ人が一番消費をするシーズンとなる。ここでどれだけ例年通りの生活を送れるかが、今後の経済の見通し、需要動向を占ううえで重要となる。それが見えてくるまでは様子見、当用買いの継続を勧める。残念な情報ではあるが、先日聞いた銀行家の話では、アメリカ人の貯蓄率はこの2ヶ月で大きく上昇しているという。1年前に比べて大きく受け取り金利が下がっているにもかかわらず、である。極端なことを言えば、明らかな天候異変でもない限り、向こう1年間くらいは当用買いの継続が自衛手段となる可能性も高いのではないだろうか。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)