(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月15日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 DEC  207 - 07 3/4  207 3/4  205 1/4  206  -1/2  183503  -3182 
02 JAN  211 1/4  211 1/4  210  210  -3/4  896  +9 
02 MAR  218 3/4 - 19 1/4  219 1/4  217 1/4  217 3/4  -1  166329  +6477 
02 MAY  226 3/4 - 27  227  224 1/2  225  -1 1/4  47126  +431 
02 JUL  233 - 33 1/2  233 1/2  230 1/2  231 1/4  -1 1/4  42936  +678 
02 SEP  238 1/2  238 1/2  237  237  -1 1/2  7929  +323 
            475741  +4960 

 

大豆     --- ほぼ変わらずの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  446 1/2 - 47 1/4  447 1/2  444 1/2  446 3/4  -1/2  78172  -429 
02 MAR  451 - 51 1/2  452  448  450 1/2  -1 3/4  35486  -190 
02 MAY  457  457  452 1/2  454 1/4  -2 1/2  27881  -393 
01 JUL  461 1/2 - 62  462  456 3/4  458 1/2  -3  22211  -17 
02 AUG  457  457 1/4  456 1/4  457  -3 1/4  1383  -6 
02 SEP    456  456  456  -3  318  +93 
            173203  -175 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16560  +150  DEC  1592  -17  DEC  280 1/4  -1/2  122.20 - 122.46 
JAN  15980  +100  JAN  1612  -15  MAR  290 1/2  +1/4   
MAR  15530  +20  MAR  1638  -13  MAY  292 3/4  +0   
MAY  15220  +20  MAY  1660  -10  JUL  295 1/4 

+0 

 

 

 

本日の相場の動き

 

ファンド、商業筋どちらも売り買いに登場、方向感のないトレード。

収穫はほぼ終了し、もう契約安値は付けたとの見方から下値はサポートされ、不透明な需要から纏まった買いは入らないという見方から上値も抑えられた。 

大豆油の下げが大豆相場を引っ張り、コーンもつられる形となった。大豆油はマレーシアのパーム油がこの所の上げの調整から大きく下げておりつられた。また雨が多いアルゼンチンではあるが、大豆の作付は記録的な速さで進捗しているというニュース(11/9現在で27%)、中国の国内大豆価格の下落から今後の輸入大豆への需要に疑問が出てきた事も大豆相場には弱い材料と見られた。 

コーンでは国内コーンの価格が上昇していた事がサポート要因となるも、相場全体の重たい雰囲気を打開するには至らなかった。またコーンではファンドのポジション乗り換えと見られる12月買い、3/5/7月売りというスプレッド取引が目立ったが相場に方向性を与えるものでなかった。 

また本日はCRBインデックスがエネルギー関連の大幅な下げを反映して大きく下げており、これも穀物相場の頭を抑えた。 

本日のファンドは、コーンで2,000コントラクトの売り越し、大豆も600コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

暖かいお日柄も今週末まで 

昨日は北部イリノイ、北部インディアナ、中部・東部ミシガン、北部オハイオあたりを中心に0.1−0.5インチの降雨。範囲は10%。それ以外はドライで気温も変わらず高めであった。木曜はミシガン南部、オハイオ北部などのごく一部に0.1インチ以下の小雨をみるくらいであとは概ねドライ。このドライは土曜まで継続見込みで、日曜から月曜にかけてベルトの北東部に前線がくるまでは現在の状況がつづく。又気温は来週の月曜にようやく平年並みに下がってくる見込み。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンでは2日前までの雨が上がり昨日はドライ。気温も高め推移。この産地ベルト地域でのドライ予報は来週水曜あたりまで継続しそう。木曜には北東部〜中央部にかけて前線が到来する見込みだが降雨量としては限られたものになると見られる。この今後のドライは、わずかながらコンディション改善に寄与すると言われている。 

ブラジルは過去24時間でマットグロッソ中心に0.5−1.5インチの雨があった。引き続きベルト北部については今後一週間このような雨勝ちな日が継続し来週半ばまでに1−3インチの雨をもたらす。北部ベルトの85−95%と広範囲にわたる。 対称的に産地南部においてはパラナで若干雨が残ったものの、来週にかけて総じてドライな天候が継続する見込み。 

このブラジルにおける天候推移は作物に作付け進捗にあたり、良好な受けとめられかたをされている状況に変わりはない。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

1) 輸出成約高等の発表 

月曜日がベテランズデーだったことで発表も一日遅れ明日の発表予定。 

 

2) アルゼンチン大豆作付け進捗 

アルゼンチン政府当局15日の発表によると、同国の2001/2002年産大豆の作付け進捗度は11月9日時点において、27% 終了。昨年同時期進捗が 12%。 今年の場合これまで産地では降雨過多となっておりコーンの作付けに悪影響が出ている最中だっただけにこの進捗数字は注目されている。確かにコーンの作付け中10%ほどは大豆にシフト、などという情報も流れてはいるが、まだ天候自体が改善されている状況ではないはずであり、その中でこのタイミングでこの進捗は早すぎるのでは、、というのがマーケットの見方となっている。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見は変わらずに様子見。 

収穫が終了直前となっても農家売りが出ない為、国内キャッシュが上昇している。これは買い遅れている一部実需家が仕方なしに買いに入った結果、高値で買わされているもの。場所によっては、この1週間で5-6セントの上げとなっているところもある。国内キャッシュのタイト感は確かにシカゴ相場のサポート要因にはなるが、今の状況から大きな需要がすぐに表れるわけでもなく、シカゴ相場の強い上げ要因とまではならない。ここから多少上がったにせよ決して農家の売りを誘うような魅力的な価格とは言えず、キャッシュ価格はしばらく高値止まりとなる。プレミアムがすぐに下落する可能性は少なく、プレムアム部分は抑えた方がいい。シカゴ相場は様子見。IMFの経済見通しをみても明るさは出て来ない。(N) 

(大豆) 

需要サイドは注視。 

先週のUSDAの需給報告では予想に反し反収はわずかながらの増加。しかしその数字に対する市場の反応と言えば心理的に期待以下であったのだろう、力はなかったが反発を見せた。11月の発表では更なる反収増加を唱える予想家が多いがとりあえず10月の発表数字として生産高は29億2300万ブッシェル。今後のファンダメンタルズを見るに大きな材料となるのはやはり需要サイド、特に輸出成約関係には注意を払いたい。この3週間ほど、大豆の輸出成約は確実に上昇してきており、既に成約ベースでは昨年比20%近く先をいっている。船積み進捗についても現時点では昨年比遅れをとっているようだが、この11月末には昨年のペーズを上回ると予想されている。この手の情報は連続性が大切であり、その蓄積が時間をかけて徐々にマーケットに認識され出す類のもの故、外的要因という大きな弱材料はどっぷりと市場を覆っているものの、ファンダメンタルズはしっかりと抑えておきたいところ。大豆のクラッシングマージンも依然としてハイレベル、大豆粕期近スプレットを更に逆ざやサイドの幅を広げている。搾油需要引き続き堅調見通し。長期的に見れば、年明け以降南米の具体的数字などが市場に出てくることなり、その方向までは予測はつかぬが、年内ベースで見れば現在言われている豊作数字、市場へは織り込まれている。しかも今後は需要サイドが今まで以上に市場の中心的材料になることは間違いないわけで、力ないマーケットの中においても、反応しやすい部分になることは疑いのないところ。 これら需要サイドのニュース、今後はより注意していくべき。(A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)