(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月16日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 DEC  205 - 05 1/2  207 1/2  205  207 1/4  +1 1/4  177961  -5542 
02 JAN  210 1/4  211 1/2  210 1/4  211 1/2  +1 1/2  915  +19 
02 MAR  217 - 17 1/4  219  217  218 3/4  +1  170093  +3764 
02 MAY  224 1/4 - 24 1/2  226 1/4  224 1/4  226  +1  47451  +325 
02 JUL  230 1/2 - 30 3/4  232 1/2  230 1/2  232 1/4  +1  42896  -40 
02 SEP  236 3/4  237 3/4  236 1/2  237 1/2  +1/2  8072  +143 
            474690  -1051 

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  445 1/2 - 45 3/4  453  445 1/4  452 1/2  +5 3/4  77776  -396 
02 MAR  449 1/2 - 49 3/4  455 1/2  449  454 3/4  +4 1/4  35506  +20 
02 MAY  452 1/2 - 53  459 1/4  452 1/2  458 3/4  +4 1/2  27677  -204 
01 JUL  457 -57 1/2  463 3/4  457  463  +4 1/2  22414  +203 
02 AUG  456 - 57  462  456  461  +4  1273  -110 
02 SEP  456  460  456  460  +4  318   
            172622  -581 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16560  +00  DEC  1587  -5  DEC  289 1/4  +9  122.59 - 122.88 
JAN  16060  +80  JAN  1608  -4  MAR  297  +6 1/2   
MAR  15660  +130  MAR  1632  -6  MAY  297 1/2  +4 3/4   
MAY  15410  +190  MAY  1654  -6  JUL  299 1/4 

+4 

 

 

 

本日の相場の動き

 

大豆、小麦を中心にファント買い。

大豆はNOPAの搾油レポートで搾油量が好調にもかかわらず、大豆油在庫が減少していることから大豆油にまず買いが入りつられた。大豆の週間輸出成約高はやや弱い材料となったものの、10時過ぎにブラジルのパラナグア港で粉塵爆発があったというニュースが流れると、それをきっかけにファンドが買いを入れ一気に上げた。またこの3週間徐々にではあるが相場が上げて来ており、季節的ラリー期待からの買い易さも心理的なサポート要因とされた。一旦値を戻す場面も見られたが、終盤に小麦に大量のファンド買いが入った事にまたつられ、ほぼ本日の高値圏での引けとなった。 

コーンは材料が少なく閑散。上下2セント程度の相場となった。弱い材料が見られなかったことが一番の強い材料。週間輸出成約高は予想通りでニュートラル。買い材料としては、ブラジルのパラナグア港は今年のコーン輸出の中心港であったこと、小麦に大量のファンド買いが入った事、来週から一気に気温が下がり飼料需要増加を連想させた事などが挙げられる。小麦の上げは、中国の買いの噂で相場が上がり、そこからファンド買いでテクニカルな抵抗ラインを次々に破っていった事による。 

本日のファンドは、コーンで3,000コントラクトの買い越し、大豆は6,000コントラクトの買い越し、小麦は7,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。小麦の7,000コントラクトの買いは取引バリュームを考えれば、コーンでは20,000コントラクト程度に相当する。 

 

ブラジル輸出港で爆発事故 

ブラジルの穀物輸出港、パラナグア港にて本日現地時間12時過ぎに爆発事故があった。爆発事故があったのは穀物輸出商コインブラ社の穀物倉庫。隣接するカーギル社の倉庫も被害を受けている。コインブラ社倉庫は爆発の為、完全に崩壊している。原因は不明。倉庫の保管能力は約55,000トンにて、主にコーンが保管されていた模様。この倉庫は公共バースに隣接しており、もし共同使用のベルトコンベアーにまでダメージがあれば、一日10万トンと云われる輸出数量がしばらく消える事になる。ただベルトコンベアーへの影響はないのではないかとの見方が今のところ強い。ただコインブラ社に隣接している公共バースからの荷役は暫くできない見込み。ここの一日の荷役能力は約30,000トン。今後の復旧予定はまだ未定。ブラジルからの穀物輸出はこの時期からは減少する為、相場への影響はそれ程ないという見方が多い。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

日曜遅くから一部で雨 

昨日概ねドライ。気温も最高気温が60度半ばから70度後半まであり引き続き平年以上の温暖なレベルでの推移となっている。ドライは土曜までは継続見込みだが、日曜遅くより月曜にかけて、オハイオ北部・インディアナ北部・イリノイ北部・ミシガンなど約30%の範囲で0.1−0.5インチの降雨を見る予定。 又来週月曜よりは平年レベルの冷たい寒気が到来すると言われる。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

アルゼンチンでは北部ベルトの一部で0.1−0.75インチの雨があったが範囲は20%にとどまり後は概ねドライ。このドライは月曜まで継続見込み。南部では週末にかけて0.25−0.75インチ(ところによっては2インチ)の雨を75%と広い地域で予想している。が全体として月曜までドライという部分が、市場よりは作付け進捗の改善という見方につながっている。 

ブラジルは昨日ベルト北部において0.25-1.00インチ(ところによっては1.5インチ)という降雨が15%の範囲であった。週末のこの雨は継続見込みにて約30%の範囲に0.25−1.5インチまでの降水量が予想されている。 

 

NWS 6-10日予報 (11月22-26日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  N  N/A 
ベルト東部  N/B  N 
北部冬小麦地域  N  A 
南部冬小麦地域  N  A 

市場には中立。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(11/8の週) (単位:千トン)
  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  810.5  0.0  15,406.9  16,271.6  6,838.0  0.0 
大豆  741.8  0.0  14,254.0  11,969.9  8,385.7  20.0 
小麦  381.2  0.0  14,695.8  15,880.2  4,041.9  0.0 
大豆粕  161.9  0.0  2,539.2  1,437.9  1,804.9  88.8 
大豆油  -8.2  0.0  155.3  45.9  71.6  0.1 

コーンは予想通り、大豆はやや弱気、大豆粕はやや強気、大豆油は弱気と見られた。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,000.4  656.3  8,568.9  9,650.1  52,070 
大豆  961.9  1,411.2  5,868.3  6,243.4  26,670 
小麦  567.7  393.8  10,653.9  12,108.0  27,900 
大豆粕  103.5  100.8  734.3  612.8  6,940 
大豆油  7.0  32.6  83.7  10.4  1,110 

昨年比コーンの遅れが目立つ。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月13日現在  事前予想     
とうもろこし  1,425? SHORT  4,818 LONG 
大豆  11,035 SHORT  9,173 SHORT 
大豆粕  19,324 LONG  21,903 LONG 
大豆油  7,004?? LONG  6,951? LONG 

コーンはややサポーティブ、他は予想通りにてニュートラル。 

 

4) キャトル オン フィード  

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

11月1日飼養頭数 

 

100% 

 

99.2% 

 

98-100 

 

9月導入頭数 

 

96% 

 

91.5% 

 

87-98 

 

 9月マーケティング 

 

98% 

 

99.1% 

 

97-100 

 

導入頭数が予想以上にて、ややサポーティブ。 

 

5) NOPA月間搾油高 

 

  10月  9月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  146,535  124,624  145,726 
大豆粕生産量(トン)  3,472,187  2,983,805  3,481,294 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.39  47.88  47.78 
大豆粕輸出量(トン)  666,379  408,532  725,258 
大豆油生産量(千ポンド)  1,653,130  1,426,853  1,645,157 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.28  11.45  11.29 
大豆油在庫量(千ポンド)  2,179,969  2,289,953  1,741,775 

搾油量は予想通り。大豆油在庫量が減少しており、大豆油には強い材料とされた。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見は変わらずに様子見。 

過去1ヶ月のコーンの取引レンジをみてみると、上下8セントに収まっている。売りも買いも決め手に欠ける。動かない相場はファンドには苦痛ではあるが、売り買いどちらか一方には決めかねる。通常ファンドがポジションを取り始めたら、3日間程度は決め打ちをするものだが、最近は日替わりでショートしたりロングしたりと忙しい。この状況はしばらく変わらない。何もなければだらだらと上げる可能性もあるが、外部要因で「何か」があればその上げ分は一気に取り崩される。引き続き当用買いの継続。(N) 

(大豆) 

年末にかけ、相場はゆるやかな上昇基調 

大豆市場は10月第4週にハーベストローをつけて以降、じわりじわりではあるが徐々にそのレベルを上げてきており、その上げ幅は本日の上げを含めるとこの3週間で1月限25セントにまで達している。これまで外的要因を中心に需要不振が市場の頭を抑え、上がる見込みが全く感じられなかった相場も、振り返れば、総じて問題なく終了を迎えた収穫ではあったがその後のポストハーベストラリーへの意識とここにきて回復の兆しが見えてきたと受け止めらている需要サイドの回復などが重なり合い少しずつ材料として市場に吸収された結果、決して派手な動きとは言えないが、確実に相場のレベルを上げてきている。先日まで1月限の430台は、、とここで述べてきたが相場は本日450台をつけるとこまで上がってきている。 引き続き主な焦点としてはやはり需要サイドよりの情報ということになろう。この手の情報は相場を派手に動かず要因にはなりづらいが、これまでのように確実に積み重なっていくようであれば、今後も年末にかけて狭いレンジ内の取引を繰り返しながらも相場のレベルを上げていくものと予想される。南米については年明け以降の材料とと考えており、短期中期的に捉えるとするならば、下がった場面はこつこつと抑えていく姿勢を継続したい。(A) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)