(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月19日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 DEC  209 - 09 1/2  209 3/4  207 3/4  209 1/4  +2  172592  -5360 
02 JAN  212 1/2 - 13 1/2  221 1/2  219 1/2  221  +2 1/4  963  +48 
02 MAR  220 3/4 - 21 1/4  228 1/2  226 3/4  228  +2  174842  +4739 
02 MAY  227 - 27 1/2  234 1/2  233  234 1/4  +2  47345  -106 
02 JUL  233 3/4  240  238 1/2  239 1/2  +2  42898   
02 SEP  238 1/2 - 39  248 1/4  246 1/2  248  +2  8125  +53 
            473962  -731 

 

大豆     --- やや高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  452 1/2 -53  454 3/4  451 1/4  452 1/4  -1/4  79132  +1356 
02 MAR  455 1/2 - 56  457 1/2  453 1/2  454 1/2  -1/4  36575  +1069 
02 MAY  459 - 59 1/2  461 1/2  458  458 3/4  +0  27607  -70 
01 JUL  464  466  462  462 1/2  -1/2  22206  -208 
02 AUG  464 1/2 - 65 1/2  465 1/2  461 1/2  461 1/2  +1/2  1272  -1 
02 SEP  463  463  461 1/2  461 1/2  +1 1/2  316  -2 
            174763  +2141 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16320  -240  DEC  1593  +6  DEC  289 1/4  +0  123.15 - 123.38 
JAN  15880  -180  JAN  1612  +4  MAR  297 1/4  +1/4   
MAR  15490  -170  MAR  1637  +5  MAY  299  +1 1/2   
MAY  15240  -170  MAY  1659  +5  JUL  300 1/4 

+1 

 

 

 

本日の相場の動き

 

ファンド買い。

先週の強い流れ、週末のアルゼンチンでの予想以上の雨にやや高値での寄り付きとなった。コーンでは、金曜日の午後発表されたコミットメントオブトレーダーズやキャトルオンフィードレポートも強気材料であったことからファンドの買いが入った。長らく頭を抑えていた上値抵抗線、12月限208や3月限220を抜くとファンドの買いに勢いがつくも、10時発表の週間輸出検証高が予想以上に少ない数字となり上げ幅を削った。しかしながらそれでも上値抵抗ラインを割らなかった事が好感され、ファンドは終日買い手にまわり高値を維持しての引けとなった。ダウやCRBインデックスが高値で推移していた事も心理的なサポート要因とされていた。 

大豆は上述した以外にも、USDAより行き先不明ながら186,000トンの成約報告がなされた事が好感されて高値でのスタートとなった。しかしながらコーン同様に輸出検証高が少なかった事、金曜日に爆発事故があったブラジルのパラナグア港での荷役が予想よりも早くほぼ正常に回復していたこと、中国のミッションがブラジルを訪問しており、来年度からは南米産大豆の輸入が増加するのではという心理的なものが弱い材料となり、結局高値を維持できずに、マチマチでの引けとなった。 

本日のファンドは、コーンで8,000コントラクトの買い越し、大豆も3,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

また今週は感謝祭の週となっており、水曜日と金曜日の相場は半日、木曜日は休場となります。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末ベルトはこの時期にして温暖な天候となった。雨はミズーリ・イリノイ中南部・インディアナ中北部・ミシガン・オハイオ北西部など、全体の45%の範囲に0.10−0.75インチ。月曜はその流れでベルト30%の範囲に0.10−0.50インチの雨が残るが火曜・水曜は概ねドライの予報。木・金は北西部の一部で若干のにわか雨を見る。気温はこの月から水曜までは平年並みまで下がるが、木金には再び平年以上のレベル(highs40度前半から60度近くまで、lowsは20度半ばより40度前半まで)にまで上昇する見込み。 

大豆・コーンの収穫は基本的に終了といっていい。現在の一部で見られる降雨については今後も適度に到来の予報が出ているが、冬小麦の作付け・生育には適した雨だと見られている。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

ブラジルは北部ベルト中心に週末65%の範囲に0.25−1.00インチ(所によって2インチ)の雨を見た。北部ベルトは今週同様の降雨の機会を見る。南部については週後半より雨の影響を受けると見られ、65%の範囲に0.25−1.00インチの予報。 

アルゼンチンは週末はベルトの15%の範囲に0.25−1.00インチとごく限られた地域の雨にとどまった。本日明日も同様の見込み。しかし週後半よりは75%の範囲に0.25−1.00インチの雨を見ると見られる。 先週までドライが継続したことでやや状況も回復したということがいえるが、10-15%のコーンは大豆作付けにシフトされると見られている。 

 

NWS 6-10日予報 (11月24-28日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  A 
ベルト東部  B/N  A 
北部冬小麦地域  B  A 
南部冬小麦地域  B  A 

雨は総じて好意的な評価。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA輸出検証高(11月15日の週)

(単位 : 千ブッシェル) 

  11月15日  11月8日  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  23,303  38,618  36,588  378,126  435,545 
大豆  34,868  35,287  34,663  268,715  278,925 
小麦  16,597  26,468  21,370  468,617  523,404 

コーン・大豆共に予想以下の数字にてやや弱材料視された。 

 

2)進捗率(11月18日の週) 

 

  11月18日  11月11日  2000同期  平年 
コーン収穫  97%  91%  97%  94% 
冬小麦発芽  90%  86%  81%  88% 

ほぼ、中立的な内容となっている。 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ 

                 (単位 : コントラクト) 

  オプション込み  オプション以外 
コーン  SHORT 49,412  SHORT? 1,425 
大豆  SHORT 20,996  SHORT 11,035 
大豆粕  LONG? 13,342  LONG?? 19,324 
大豆油  SHORT 10,647  LONG?? 7,004 
小麦  LONG?? 11,331  LONG? 14,181 

コーンはややショートポジション多いとしてサポーティブだが、後はほぼ中立。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見は変わらずに様子見。 

アフガニスタンでの戦果が出てきており、ビンラディン氏の拘束も近いというムードが将来に対する楽観的な心理的要因になっているようだ。また今週は感謝祭の週であり、大抵の人は水曜日の午後から週末まで旅行したり、外出したり、パーティーなどが予定されており、それでなくてもちょっと浮かれ気分になり易い。また歴史的にも、感謝祭前後には相場は上げる事が多い(クリスマス前後には下げる事が多いという事実もあるが)。そんな心理的な上げムードに、テクニカルな要因が加わっての上げ相場を作った。しかしこれはファンダメンタルに裏付けられたものではない。輸出数量は相変わらず悲惨であり、将来の経済環境を考えれば、回復するとはとても思えない。またファンドのポジションは今日の大幅な買い越しでフューチャーのみではネットロングに転じたと思われるが、オプションを含めればまだ大きなショートポジションとなっており、ファンドがまだトレンドに対する考えを変えていないことがわかる。またアメリカ政府が公言しているようにテロとの戦いは一年やそこらで終るものではない。浮かれた心理がまた沈ませられるような出来事が起こる可能性は充分高い。 

今週の上げ場面は余裕で見送りたい。基本は当用買いで変わらず。必要な玉の手当てとしては、3月限の買いは215台から。(N) 

 

(大豆) 

中国側がミッションを組、過去数日あの大豆生産大国ブラジルを訪問中とのこと。来年のブラジル産Non-GMO大豆の買い付けに興味を示している由。 本日のサフラス情報でもブラジルの作付けは53%終了し、ペーストしては昨年と同等、全く問題なく進んでいるといっていい。そんな最中の中国視察団の訪問のようであるが、対中国ビジネスを企むブラジルサイドとしては、勿論いいニュースであり、とりあえず市場では「十分な供給余力を示す上では効果的な材料」とされている。 

順調に進捗を見る南米については、具体的な材料としては来年になってから。向こう一ヶ月は収穫後のいわゆるポストハーベストラリー的な展開を予想。動きの幅は限られるも、年内は上昇方向を予想。(A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)