(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年11月27日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 変わらずの寄付き、変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 DEC  203 1/2 - 04  204 1/4  202 3/4  203 3/4  +0  108420  -36970 
02 JAN  208 1/4  208 1/4  207  207 3/4  +0  1088  +60 
02 MAR  215 1/4 - 15 1/2  216  214 12  215 3/4  +1/4  214605  +22612 
02 MAY  222 3/4 - 23  223 1/2  222 1/4  223 1/4  +0  50976  +1575 
02 JUL  229 1/4 - 29 1/2  230  228 1/2  229 3/4  +0  44542  +455 
02 SEP  235 1/2  235 1/2  234 3/4  235 1/4  +0  8909  +379 
            457904  -11074 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
02 JAN  442 1/2 - 43  444 1/2  ?438 1/4?  440  +2 3/4  72719  -3578 
02 MAR  44 3/4 - 45  445 1/2  440  445  +1 3/4  38319  +877 
02 MAY  448  449  443 1/4  448  +1 1/4  29678  +194 
01 JUL  453 1/2 - 54  454  448 1/4  453  +1 1/4  22892  +176 
02 AUG  451 1/2  451 1/2  448  451  -1/4  1360  +54 
02 SEP  450  450  450  450  -1  321  +4 
            173123  -2154 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15890  +70  DEC  1609  -20  DEC  279 1/2  +2 1/2?  123.79 - 124.05 
JAN  15430  +80  JAN  1626  -16  MAR  286 1/4  +1/2   
MAR  14980  +50  MAR  1648  -16  MAY  288 1/2  +1   
MAY  14790  +100  MAY  1672  -13  JUL  289 3/4 

+0 

 

 

 

本日の相場の動き

 

昨日から一転して閑散、動きなし。

昨日は行き過ぎであったという考え、火曜日は相場が回復する事が多いという経験則、ヨーロッパで大豆3品の輸出商談が散見されたこと、昨日のコミットメントオブトレーダーズにて大豆粕にはやや強気材料であったこと、とあるアナリストが世界の粗粒穀物の3年連続の期末在庫減少予想をアナウンスしとこと、今週以降の気温の低下が飼料需要を喚起するというアイデア、ブラジルのレアルが対米ドルで3ヶ月振りの高値を付けており、ブラジルの輸出競争力が少なくなるとみられた事、などからやや高値での寄り付きとなった。 

しかし買いが続かないとみるや、すぐにファンドが昨日に続いての売り出動となった。ダウジョーンズが100ドル近く下げていたこと、アルゼンチンで今週は作付の進捗が見込まれること、受渡が始まる前は相場が下がり易いという経験則、サフラスがブラジルコーンの輸出数量を情報修正したこと、中国が既契約の大豆輸入契約をいくつかキャンセルしたという噂、などが弱気に取られた。 

その後は閑散。しかし月末を控えポジション調整的な動きから、コーンに比べファンドのショートが大きい大豆にはカバーと見られる買いが入り若干だけながら値を上げての引けとなった。 

本日のファンドは、コーンではイーブン、大豆では3,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。終了間際だけをみれば、ファンドは大豆で1,000コントラクト程買い越したと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日よりベルトの60%の範囲にて0.25−1.00インチの雨を見た。最も雨の多かった地域はイリノイ南部、ミズーリ南東部、インディア何南部、オハイオ南西部それとデルタ地域、ということになる。小麦地域でいうと35%の範囲で0.5インチ以上、10%の範囲で1.0インチ以上の雨を見ている。気温はほぼ全域で平年以上のレベルを維持。 本日もベルト東部・デルタを中心ににわか雨継続。今夜から木曜にかけて更により多い降雨をもたらる見込み。 その後土曜にかけてドライが戻る。 この週末にかけての降雨はベルト全体の75%の地域に及び、降雨量としては0.25−1.25(所によっては2インチまで)インチが予想されてる。 

ほぼベルト全域での発芽を終えた小麦の生長を促すものとして一連の雨がちな天候推移は好意的に受け止められている。 

 

ブラジル・アルゼンチン 

ブラジルでは昨日南部ベルトにて35%の範囲に0.25−1.25インチの雨を見た。週後半にかけてこの雨は中央部から北部へと移動する。今後5日間で75%の範囲に0.25-1.25インチ(所によっては3インチ)の降雨予報となっている。南部ベルトは週後半に向けドライとなることもあり、作付け進捗は依然として良好という評価。
アルゼンチンでは昨日ドライ。今週はベルト20%の地域で0.10−0.50インチとわずかな降雨を見るのみでほぼドライとなる。このドライな状況は今後10日ほど続くといわれ、作付け進捗に対しては非常に好意的に受け止められている。それに伴い小麦の収穫も進むと見られるが、品質についてはこれまでの雨がちな天候がたたりやや低めの評価が出始めている。 

 

NWS 6-10日予報 (12月2-6日) 

 

  気温  降水量 
ベルト西部  A  N/B 
ベルト東部  A  A/N 
北部冬小麦地域  A  B/N 
南部冬小麦地域  A  B/N 
デルタ地域  A  A/N 

全体的に気温は平年以上のレベルを維持。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  11月20日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  33.3  -6.7  18.1  1.6  1,342.6  1,394.0 
2001crop  482.3  123.4  0.0  unch  13.0  495.3 

−大豆− 

  11月20日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
2000crop  3.5  -0.5      4.2   0.1    305.3   313.0 
2001crop  198.2  20.8      0.0   unch    10.2   208.4 

大豆はニュートラル。コーンのローンエントリーが一気に増加しているが、収穫が遅かった為であり一応予想の範囲内。やや強気に取る向きもある。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  11月23日  前週  前年同期 
コーン  15,444  15,637  10,501 
大豆  4,564  5,109  6,228 
小麦  27,915  29,082  39,099 

- ニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日のファンドの大量売りで、ファンドのポジションはネットロングからネットショートに変わったと見られている。では取組み残高がどう変わったかというと、昨日は実に11,000コントラクトもの取組み残高の減少となっている。また昨日のトレードにて、ファンドは17,000コントラクト程度売り越したと見られている。従いファンドが一昨日まで持っていたロングを手仕舞い、更に新しくショートポジシヨンを作ったと考えることができる。ファンドがこれほど劇的なポジションを変えてくるからには、花火は一回では終らないとみるほうが妥当。しばらく揉み合う可能性はあるが、もう一段下げの可能性が高い。(N) 

 

(大豆) 

アルゼンチンでは大豆の40%が作付け終了(昨年同時期は36%)、懸案のヒマワリは59%終了(昨年同時期は80%)、本日出た数字である。今年度は世界の(油分含有量の高い)菜種・ヒマワリの生産高減少によって大豆油の需要が増加するということから米国大豆に対する供給期待感があるのは事実。しかし、南米の今後の状況次第ではその地図は年度後半特に大きく変わってくると思われる。そうなれば農務省の輸出予想数字をクリアするのは難しくなるかもしれない。一方、中国では若干の大豆の増産が伝えられており、又最近の大豆の買い付けの内容としては来春積み玉10杯の内5杯までもブラジルから手当てしているとのこと。米国にとっての最大手の顧客である同国の今後の動向もトータルで見た需給バランスを考える時、必須の材料となることは間違いない。このように、南米の状況によって今後の方向付けが決まる部分が非常に大きいということである。 

米国市場。輸出成約高昨年以上、輸出検証も追いついた。10月の国内搾油量も前月以上の数字になることは確実、需要面としては取り敢えず順調な流れになってきていることは間違いないのだが、上記状況がどのようにシカゴ相場に影響するかという部分は非常に難しい。今回のファンドの動きの主因は目先の米国需要サイドの動きよりも上記南米サイドへの警戒的意味合いも含んでいるようにも映る。市場がそろってそのような警戒感を持ち出した場合には当然上値の幅は限られることになるだろう。見方は1月限430台を底に年内は470あたりを想定しており継続方針であるが、南米の今後の動向とそれに対する市場の反応をよく見極めながら先に進みたい。 (A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)